上がったバッテリーの直し方
このところデイビーの修理やメンテ続きで、こんな状態だったので、、、
1ヶ月以上エンジンをかけなかったら、、、
バッテリーを上げてしまいました・泣。
世界旅のために2年前に買って、その後出発が延びたので使わずに温存して、たまに補充電して大切にして、
それでもとうとう昨年秋の「下みちの旅 北海道」へ行くにあたり使い始めたほぼ新品のバッテリーです。
まだ1万キロしか走っていません。絶好調です。
だから油断して1ヶ月エンジンをかけなかったのです。
でも冬の寒さには勝てなかったらしく、先日バッテリーの丸いインジケーターを覗いてみたら、、、
要充電でした。
これは「バッテリー液量は充分だけど、液の比重が低い。要充電」のサインです。
(バッテリーインジケーターの仕組みと見方については、例えばコチラ(←にゃまんシステム研究所)のページが解りやすいです。にゃまんさんありがとうございます)
チッ!やっちまった。
1ヶ月放置した、愚かな自分に腹が立ちます。
でもまだ軽傷かもしれません。補充電すれば直るかも、、、
そこで充電器をつないで充電開始。通常のCCA充電を行いました。
でもダメでした。
満充電になってもインジケーターの色が戻りません。白のままです。
どうしたものか、、、諦めきれずバッテリーを室内に持ち込んで、本格的に取り組む事にします。
満充電にしても比重が戻らないのは、どう言う状態なのか?何が原因なのか?
いろいろ調べた結果、バッテリーの電極にサルフェーションが発生しているのではと見当を付けました。
サルフェーションとは簡単に言えば、バッテリー電極の表面が、電気を通しにくい膜で覆われてしまった状態です。
長時間上がった状態で放置すると発生するそうです。(詳しくは、“サルフェーション” で検索して調べて下さい)
サルフェーションを取り除く方法は?
たしか使っている充電器には、それを取り除くモードがあったような、、、
充電器の取説を改めて読み直すと、この「レインフォースド アクティベーション」モードは、
○電極に強い電圧をかけてサルフェーションを除去するモードである。
○でも通常充電を受け付けないバッテリーにのみ使う事。
○そうでないバッテリーに使うと電極を痛める場合がある。
○1回30分で自動ストップする。
と書いてあります。
このバッテリーの場合、そこまで重傷ではないと思うのですが、
このままじゃダメだし、他に方法もないし、やってみたかったし(笑)、、、痛めるの半分覚悟でやってみました。
1回目、、、効果無し。
2回目、、、効果無し。
やっぱりダメか、、、、、でもふと気付いたのです。
満充電状態で除去モードをかけても、
電流が流れないから効果が出ないのでは?
満充電では、いくら高電圧かけてもそれ以上電流が流れないから、
電極表面の反応が進まないので、サルフェーションも溶けないのではないでしょうか?
そこで、バッテリーを放電する事にしました。
放電方法は、バッテリーにDC/ACコンバータをつないで、パソコンを充電することで放電しました。
でも放電しすぎるとバッテリーをさらに傷めるので、テスターでバッテリー電圧をウォッチしながら、
一気に放電しないように切ったりつないだりして、優しく放電させます。
バッテリー電圧が、12.2Vになったところで止めました。(12.2Vには特に根拠はありません)
この状態で放置するとさらに痛めるので、
すぐに3回目を試みます。
除去モードが終了するまで30分待ちます。
その結果、
直った!青に戻った!
まさか本当に直るとは。
最初は自分の目を疑ったほどです。
もちろん100%回復はしていないと思いますが、日常使いには不安無いでしょう。
【今回の教訓】
バッテリー修復モードは、
バッテリーを放電してから試すべし!
満充電で使っても効果無し。
これは他の充電器の修復モードでも同じではないでしょうか?
もしかしたら間違っているかもしれませんが、ぴーの経験談でした。ご参考までに。
ちなみに今回使った充電器は、旧型なので今はもう売っていませんが、
現行商品は(↓)。OMEGA PRO バッテリー充電器 OP-BC02。
ぴー的には、オメガを見直しました。
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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