下みちの旅 北海道〜30 げっ!クーラント液漏れ発生

下みちの旅 北海道〜30 げっ!クーラント液漏れ発生

出発してから1ヶ月。

予定ではそろそろ家に帰り着くはずだったのですが、ようやく半分。
約1500km走りました。いつまで続くのかこの旅。

快晴の朝。

寝袋日干し中。

昨日は着いたのが夕方で時間がなかったので、宗谷岬を改めて観光します。

日本最北端モニュメント。

でもここが本当の最北端。

モニュメントの後ろ側。ここから一歩先は海。

樺太まではたったの43km。
でも今日は、樺太は見えませんでした。

■てっぺんドーム

宗谷岬すぐ横の宗谷港にある屋根付防波堤。
時化の日でも風雨を避けて港内作業ができるように作ったそうです。
長さ265m。ドーム内と屋上を歩く事ができます。

ドーム壁面のこのパイプ。雨どいかな?と思っていたら、、、

屋上でこうなっている。

時化が激しくなると、打ち寄せる波がここから噴き出して、危険を知らせるそうです。そうなったら作業中止のサインだそうです。でもそんな時化の時に、ここまでやって来るのは危なくないのだろうか?

■白い道

ここ宗谷岬からスタートするトレイルコースがありました。
名前は「白い道」と言うそうです。
長さは11キロと短いですが、ゴール手前の3kmの地面が白いそうです。
早速ゴール地点へ向かいました。

デイビーをゴール地点の路肩に駐めて少し歩く事にしました。
早くも道が白いです。

なぜ白いかと言うと、それはホタテの貝殻を敷き詰めてあるから。

先日見た貝殻の山を思い出します。
処理方法に苦労されているのでしょう。
これは観光資源にもなっていい処理方法ですね。

なかなか景色のいいロマンチックなトレイルです。

道は緩やかな起伏が何処までも続いているので、どこで折り返そうか悩みます。
丘を一つ越えると、その先にもう一つ現れるので、
「あそこまで行ったら折り返そう」と言うのの繰り返しです。

時間があったら全ルート歩きたいのですが、今回はここまで。

稚内・ノシャップ岬へ向かいます。

途中の道からは、利尻島と礼文島が見えました。

こんなに近くに見えるとは驚きました。
特に利尻島は手に取るような近さ。堂々とした山容の利尻富士はすでに雪を被っています。

こんな近くに島が見えたら行ってみたくなりますね。

稚内に着いたら、まず今夜の車泊場所の確認。
先日 “車泊難民” になった痛い経験から、明るい内に車泊可能かどうかを確認しました。

稚内市内を見下ろす稚内公園の駐車場で今夜はキマリ!

■ノシャップ岬

宗谷岬よりは南ですが、やはり北へ突き出た稚内の岬です。

のっぽの灯台が、バベルの塔のようです。

利尻島に近づいたので、さらに大きく見えるようになりました。

振り返ると丘の上には自衛隊のレーダーサイト。
国境によくある風景です。

岬の住宅街にはシカの群れが住んでいるようです。
野良猫よりも数多そう。

■稚内港北防波堤ドーム

宗谷港の「てっぺんドーム」よりも古くからあり長さも倍。
こちらが本家です。

柱はギリシャ風。

こりゃ長い。
ちなみにこちらには屋上はありません。

■稚内国際フェリーターミナル

ここから樺太への定期カーフェリーが数年前まで運航されていました。
日韓露のカーフェリーが無い今、車での世界旅をもくろむぴーぱーにとっては、この航路が復活してくれないか期待しているのです。
(※後日加筆:この投稿は、2021年11月に書きました。その後まさかロシアが戦争を起こすとは、、、)

これがサハリン航路。これでサハリンに車で渡れれば、サハリン→ロシア本土間には、ロシアのカーフェリーが運航しているので、そのまま世界へドライブできるのに。

ターミナル周辺の案内標識は、ロシア語併記。

今は船が出ないので、ターミナルは閉まっていました。

このカーフェリーは、日本のハートランドフェリーが運航する、礼文・利尻島行き。
この会社がかつて樺太行きを運航していました。せめて夏期だけでも再開して欲しいのですが、、、。
こんなにロシアは近いのに、日本から一隻も国際カーフェリーが運航されていない現状もいかがなものか。

■JR稚内駅

言わずと知れた日本最北の鉄道駅。

今は真新しい駅舎。前回16年前に来たときは、たしか古い趣ある建物だったような。

ホームの端には「日本最北端の駅」の表示。

旧駅舎の線路は現在よりも数十メートル北まで伸びていて、ここで終わっていたそうです。

でも戦前までは、樺太への連絡船を国鉄が運航していたから、列車を船に横付けできるように桟橋まで線路があったそうです。
その線路跡が、石で色分けして描かれています。
いろいろな歴史が刻まれている駅なのですね。

駅前の商店街は、みごとなシャッター商店街。
ここまでほぼ全部店を閉じている通りも珍しいと思います。
今はどの地方都市もそうですが、駅前よりは郊外の大型ショッピングセンターのあるエリアの方が栄えています。

旅も折り返しなので、デイビーをカンタンに目視点検。
オイルよし! バッテリーよし! ベルトOK!、、、

ところが下を見てみると、、、んん???
アスファルトに小さなしみができている。触ってみると、

げっ!クーラントが漏れてる!!

下をのぞき込んだら、漏れている場所はすぐ解りました。
少し前にリヤヒーターホースを異径パイプでつないだカ所からクーラントが滲んでいます。

急遽地面にタオル敷いて車体下に潜り込んで詳しく見たら、
二本のヒーターホースの片方から滲んでいて、たまにポッタンと。
あの時、スプリングベルトの代わりに間違ってねじ締め式ベルトを付けてしまった方です。(もう片方は、スプリングベルトが着いているお陰か漏れ無し)

ドライバーでベルトを増し締め。
たしかに少し緩くなっていました。

ホースを掃除してきれいにします。

それにしても交換してから二千キロも走っていないのに早すぎないか?
こんなのでは世界を走るどころかロシアすら走りきれません。
スプリングベルトにしなかったぴーも悪いですが、もしかして寒さでホースが硬化したか。
でもコレって、調子が悪くない車を素人がイジって調子悪くしてしまったパターンですね。
反省、、、しばらく様子見します。

旅先で車の調子が悪くなると何とも不安な気持ちになります。
水温計から目が離せませんし、駐車する度に地面がぬれていないか目が行きます。

売店、道の駅、スーパー銭湯のBGMがクリスマスソングになりました。

今日の移動距離。44km。

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