北海道キャンプ旅行 襟裳岬&大樹町

北海道キャンプ旅行 襟裳岬&大樹町

今日は襟裳岬にやってきました。これまで北海道には車で二度来たことがあるぴーぱーですが、襟裳岬には来たことはありませんでした。
それは何故かと言えば、森進一が ♫えりもの春は何もない春です〜 と唄っていたからかもしれません。何も無いなら行かなくてもいいかな?なんてことになって、これまで行かなかったのだと思います。

でも北海道も三度目になると、そろそろ「あそこも行った、ここも行った」となり、行っていないところが少なくなり、いよいよ満を持して今回、襟裳岬に来たわけです。

襟裳岬が近づくと町並みが途絶え、木々も無くなり背の低い草の丘しか無くなります。これまで国内のいくつかの岬や半島の突端とか、最東西南北端とか行ったことがありますが、どこもこのようにはしっこ感とか、国境感とかが感じられるものです。

岬の駐車場に着きました。車を駐めて徒歩で岬の突端へ向かいます。

ここが襟裳岬。森進一が唄っていたとおり、何も無いと言えば何も無いです。
観光客はそれなりにいますが、何も無い風景は心を穏やかにしてくれます。

やっぱりありました。森進一の「襟裳岬」の歌碑。

襟裳岬を後にして、向かうは大樹町。今年(2019年)、日本の民間企業が開発した小型ロケットMOMO3号が初めて宇宙に達したことがニュースで話題になっていましたが、そのロケットが打ち上げられた町です。
じつは宇宙とか天文が大好きなぴーとしては、今回北海道に行くにあたって外せない場所だったのです。

大樹町は十勝平野にあるのですが、大樹町に近づくと、道がひたすら一直線になってきたり、

景色が広々としてきました。

昨日泊まった日高も、それなりに景色が広くて北海道に来た感があったのですが、十勝平野はさらに広くて平らです。ケタが一つ違う感じです。

そんな真っ平らな場所にJAXAの施設がありました。大樹町は町として宇宙開発を応援しているそうです。

その横にある展示施設につきました。

入場無料の館内には、大樹町で打ち上げられたロケットの模型や、

ここで行われてきた様々な宇宙開発の研究の展示がされていました。
ぴーとしてはいつまでも見ていられるのですが、ぱーはすぐに飽きてしまったようです。

で、今回ぴーが大樹町に来たかった最大の目的は、MOMO3号機の打ち上げ射点(発射場)に来てみたかったのです。

一度は見てみたい宇宙ロケットの打ち上げですが、今回は射点を見るだけでガマン。
射点は、JAXAの施設から未舗装路を2,3km走った先にありました。海がすぐ近くの場所で、襟裳岬より何もありません。襟裳岬には展示館とか土産物屋はありましたが、ここには本当になにもありません。
ここならロケットが事故っても大丈夫そうです。こんな場所は日本ではなかなか見つからないでしょうね。
左側の構造物が発射施設。その上に広がる空が広く高く感じられます。ここから宇宙へつながっているんですね。

これが射点。

今はようやく高度100kmに達したばかりのロケットですが、これからもっと頑張って、人工衛星を打ち上げられるようになり、さらにはもっと遠くの宇宙を目指して欲しいものです。少なくとも北○鮮のインチキミサイルよりは、高く打ち上げられるように早くなってほしいものです。

ロケットを打ち上げられるのも、周囲になにも無いおかげです。襟裳岬も大樹町も何も無いことが逆に心を穏やかにしてくれたり、宇宙に最も近い町になったり、何も無いことも悪くない。いや何も無いことは素晴らしいことなのですね。

大樹町を後にして、今日の宿泊地、晩成温泉キャンプ場へ到着。


晩成温泉の入浴券(一人500円)を買えば、キャンプができてお風呂も入れて、お風呂の営業時間中は、ウォシュレット付きのトイレも借りられるキャンプ場です。ありがたい。今夜は安心して眠れます。
唯一不満だったのは、キャンプ場内に向けたスピーカーから、朝の6時から夜の8時頃まで、ラジオがずっと鳴っていることです。何も無いことの良さがわかっていないようですね。
(キャンプ場の詳しいレポートは、ぱーのブログへ)

今日の走行ルート。

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