オートマオイルパン清掃〜1切腹編

オートマオイルパン清掃〜1切腹編

デイビーはこれまでオートマフルード(以下ATF)を、およそ四年毎にディーラーで交換してきました。
なので車齢18年27万キロ走行車ですが、ATFはそれほど汚れていないと思います。

でもディーラーでは、おそらくオイルチェンジャーで交換していると思うので、
ATFが溜まるオイルパンは18年間一度も清掃していないハズ。
そうなるとオイルパンには積年の汚れが溜まり、鉄粉を吸着する磁石にもさぞかし、、、

そこで世界旅に出る前に、オイルパンを外して清掃することにしました。

で、ATFオイルパンはコレ。

車体下。エンジンよりやや後ろにあります。エンジンオイルパンより平たくて大きいです。

オイルパンを外す前に、パンとオートマミッションの間に挟むガスケットを購入。
外した後で手配しようとして“取扱終了” だったら修理不能になるので、こういうのは必ず先に手配します。
さらに発注したからと言って安心できません。数日後に “やっぱりありませんでした” って、amazonやモノタロウに言われることもあるので、ちゃんと手元に届いてから作業します。コレ旧車のお約束。

届いたガスケットは紙ガスケットでした。

部品番号3139790X00。
もう一つ3139790X0Aと言うのがあるのですが、そっちだと金属ガスケットだったかも。金属の方が良かったなあ。

届いたガスケットを、パンに押し当てて形状確認。

ピッタリはまりました。これで安心してパンを外せます。

まずはATF抜き取り。

ATFの抜き取りは、パン底面のドレンボルトをゆるめて下抜きします。

この六角ボルトがドレンプラグ(写真ブレ ゴメン!)。
事前に周囲を見渡して注入用のフィラープラグが存在しないことも確認済み。
フィラーが無いので作業後のATF充填は、オイルレベルゲージからだな。

ドレンプラグ下にバケツを置いて、、、

ジャッキアップしなくてもバケツがちょうど入る車高。毎度の事ながら良い設計です日産サファリ・笑。

ドレンボルトを19mmメガネで外すと、、、

音も無くATFが出てくる。このへんはエンジンオイル抜きと同じです。

ドレンボルトには銅パッキンがはまってました。

新しいパッキン。
エンジンオイルドレンボルトと同じパッキンです。別なの買わなくて済む良い設計。ほめて使わす。

そうこうしている間にATFの出が弱くなったので、、、

ツツーッが止まらない。

一旦ドレンを軽く閉める。

この先の作業で垂れてるとやりにくいので。

出したATF。意外に汚れています。
じつは今回は4年3万キロしか走っていないのに。少々オドロキ。こんなに汚れるもんですかねぇ?

ペットボトルに入れると黒ずみ方が解ります。ほとんど日光を通しません。

それではオイルパンを外します。

パン周囲のボルトを外します。

外したボルトの先端には、茶色いネジロック剤の跡が付いている。組み立て時には、ネジロックしようっと。

外したボルトは、こうやって位置が解るようにします。もし場所によって長さが違うと、後で解らなくなるから。

全部で22本。外すのもタイヘンです。結果的には全部同じ長さでした・笑。
写真は、あとは四隅のボルトを残すのみの状態。

そしたらパンの下に受け皿置いて万全の体制しいて、、、

四隅のボルト外して、そ〜っとパンを降ろすと、、、

固着無しで外れました。

ATミッション現る!

緻密でウニョウニョしてる。これまで整備で見てきた風景とかなり違う。
切腹で腹かっさばいて臓物が出てしまったカンジ。少々痛々しい。気持ちワルイ。

中央のこの部分はストレーナーと言うらしい。

普通はボルト3、4本で止まっているらしいのですが、何故か十数本も使ってる。
ここも外して掃除したいのですが、十数本外したら壊しそうなのでやめました。
金属メッシュのフィルターも、汚れていないので問題無いと思います。

パンを掃除している間にホコリが入らないように、サランラップでフタしました。

念のため言っとくと、この作業は屋外でやるなら無風の日にすること。風のある日にやると、あっという間にホコリが入って、ATミッションを壊すかもしれません。

次回はオイルパン清掃です。つづく

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