シャーシのさび止め塗装 アゲイン

以前、デイビーの下回りにシャーシブラックを刷毛塗りしましたが(↓)、
あれから2年が経ちました。
お陰で大きなサビは発生していませんが、
黒い塗膜はすっかり輝きを失って、つや消し黒になってしまいました。

塗膜の持ちは悪くないと思います。でも二年もすればこうなるのも仕方ないでしょう。
そこで車検も近づいた今年3月、塗り直しをすることにしました。
前回は塗り終わった後に見直したら、塗り忘れカ所を多数発見して、決して満足とは言えない結果になったので(自分的には80点)、今回は気合いを入れて、塗り残し無しの満点を目指したいと思います。
まずは下準備。
奥の方の細かい所も塗れるように、ジャマな物を外します。
フロントグリル外して、、、

ついでに掃除して、、、

前輪外して、タイヤハウス内のカバーを外すと、、、

塗れる範囲が広がります。

反対側も同様です。

さらにハウス内の小さなカバー部品も外す。


すると。さらにいろいろ現れます。

もちろんアンダーカバーも外すと、、、

北海道の融雪剤の塩が付いたフレームが現れる。

雑巾で拭き取る。

最後にバンパーを養生して準備完了。

使う塗料
今回は、念入りに塗った結果、一缶では足りなくなりもう一缶購入することになりました。
その際、試しに違う種類のシャーシブラックを買って、較べてみることが出来ました。

ハケは、25mm幅の平ハケのみ。

前回は、こんな形のハケも使いましたが、、、

車の下回りは、細かいところだらけで、この幅がジャマして塗りにくいのです。

この差は結構大きくて、平ハケなら、こんな所も毛先が奥まで届いて塗りやすいです。




小さいハケですが、面積のある場所も別に問題ありません。

ハケは使っている内に、根元が固まって塗りにくくなるので何本か必要です。
ぴーは今回全部で8本使いました。
それでは作業開始!
まずはフロントバンパー内側のウインチ取付部から。

車体側の日産のサビ止め方法と違うので、サビに弱いようです。
二年でボルト頭がうっすらサビ。
ウインチメーカーのウォーンさん、もう少し強いサビ止めしてくれないと、、、。
なのでキッチリ塗る。

続いてボンネットフードのラッチ。
前回は塗らなかったのですが、ボルト頭が軽くサビ始めているので塗りました。

こう言う所も同様に。

コイルスプリングは塗りにくいです。特に内側が。
いろいろな角度から何度も見て、塗り残しが無いようにします。

フレームパイプの中も、ハケの柄が届く範囲でキッチリ塗ります。

この周辺塗るだけで90分。


デフ玉や、、、

燃料タンクカバーのように、平らな面はサビにくいですが、、、

溶接のつなぎ目とか、、、

細かい部品が取り付けてあるカ所は、、、

すき間に水が染みこんで蒸発しにくいのでサビ易いと思います。何度もハケを往復させて塗料を塗り込みます。
結局3日かけて塗り終わりました。
で、ドライブジョイとイチネンのシャーシブラックの違いですが、
イチネンの方が若干粘度が低くて塗りやすい印象。
まあ気温にも依るし、ハケの毛の硬さ、個人の好みもあるので、一概には言えませんが、
ドライブジョイはほんの少しとろみがあって、イチネンはそれが無い(でもシャバシャバではないです)。
ごくわずかの差ですが、ハケで細かいところを塗るには、イチネンの方が少し塗りやすい印象を持ちました。
それなら逆にドライブジョイの方が厚塗りしやすいか?と言うとそこまでの差はないと思います。
でもドライブジョイが決して悪いと言うわけではありません。普通に使えます。
ただしスプレーガンで吹くのならハナシは別かもしれません。
それから塗り方のコツですが、
時間や日を変えて再確認すると、塗り残しを発見しやすい。
屋外で作業する場合、時間や日が変わると、太陽の位置・天候の変化に伴って光が変わるので、
前には見えなかった塗り残しを発見しやすくなります。
「どうしてコレが見えなかったんだろう」と思うほど見えてきます。
黒い塗料は、光の加減で見えたり見えなかったり差が大きいのですね。(老眼のせいかもしれませんが・笑)
今回は、二年前の経験を踏まえてやったので、塗り残しカ所はかなり減りましたが、それでもやっぱりあるんですよねえ、、、完璧に塗るのは本当に難しいです。
と言う事で、今回は98点。


ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの60代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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