燃料メーター直した!〜1針取り

燃料メーター直した!〜1針取り

以前の投稿で、燃料メーターが正しく表示しなくなり、どうやっても直らないことを書きました(↓)。

もう諦めていたのですが、、、

直しました! しかも自力で!!

自分で言うのもナンですが、「よくやった!」と褒めてあげたい。
二、三年付きっぱなしだった目の上のたんこぶがスッキリ取れたような気分です。ヒャッホー!!です。

燃料メーターに限らず、メーター故障で困っている方は意外に多いようなので、ここにぴーの修理体験談をご紹介します。

きっかけは、上(↑)の投稿へ頂いたmochiさんのコメントで、“メーター修理会社” と言うものの存在を知った事です。(mochiさんありがとうございました!)

調べてみたら、メーター修理会社は他にも数社ある事を知りました。
それら各社HPを見ていたら、村岡カーユニットリペアという会社の修理ブログを見つけました。
そのブログによると、メーターの故障は、日産サファリに限らず、各社様々な車種でよくある故障である事が解りました。
またその原因も、決して回路の設計ミスばかりではなく、電子部品やハンダの劣化、熱、断線、、、様々な理由で起こる事も解りました。
そして何より、そのブログに紹介されている修理方法がとても参考になりました。村岡さん、ありがとうございました!

そこでぴーも、

これを参考に、再修理してみよう!

と考えた訳です。

それでは紹介します。
ちなみにこのブログを初めて見た方のために言っておくと、車種は日産サファリY61最終型です。

(※ここでは、一回で直せたように書きますが、実際には3回付けたり外したりしました。またいろいろイジって、逆にメーターを壊した場合、車検が通らなくなる可能性もありますのでくれぐれも慎重に。自己責任で! 
また、メーター外す前にすることが二つあります。
一つは、オドメーターの距離数をメモること。もしもメーターを壊した場合、新メーターに交換後、車検で必要になる様です。詳しくは調べていませんが、、、。
二つ目は、エンジンが充分暖まった状態で、ATセレクターをPポジションにしたときの、アイドリング回転数をメモっておきましょう。針を戻すときに必要になります。)

■メーター針取り

以前の投稿では、この状態までたどり着いて諦めました。

なぜ諦めたかというと、メーターの針を外せなかったから。無理やり抜くと壊しそうだったからです。
針が抜けないと基板にアクセスできないので修理できません。
でも今回は、そんな事で諦めるぴーではありません。固い決意で抜いて見せます!(笑)

でも抜く前にしなければならない重要な事があります。
それは、

針が刺さっている位置に印を付ける。

つまり、抜いた針は修理終了後、正しい角度で刺し直さなければなりません。
なので、今刺さっている角度を何らかの方法で記録する必要があります。
その方法は、、、

まず針を時計方向へ指で軽く回して動かしていく。

針はある程度回せば、あとは磁力で自分で動いていき、磁力が中立する場所で止まります。この中立点に印を付けます。

実際には、中立点近くでは磁力が弱くなるので、中立点の少し前で針が止まってしまいますが、さらに針を前後に何度か指で軽く弾いて、中立点の位置に見当を付け印を付けます。

そしたらこの位置が中立点でした。

6時が中立点。
マスキングテープ貼って「↑」の印つける。

で、全部の針の中立点はこうなりました。

6時と9時になりました。
他車種もおそらく切れのいい角度が中立点になるように設計されているのでは?と思います。

修理終了後は、軸は中立点にあるでしょうから、この位置に刺し直せばいい事になります。

そしたらいよいよ針抜きです。(針を抜くときも中立点前後で抜くこと。かけ離れた場所で抜いてはいけません)
針はこのように刺さっています。

横から見た図。

針と一体形成されている透明プラスチックの軸の中心に穴があいていて、そこに金属のメーター軸が刺さっている。

これをどのように抜くかというと、いろいろなHPによると、フォークを使ってテコの原理で抜けと書いてあります。
果たして壊さずに無事抜けるのか、行くか戻るか、やるかやめるか、、、迷いながらもフォークに徐々に力を加える、、、

目盛板に傷つけないように、クレジットカード等で保護して、両側からフォーク差し込んで上へ持ち上げる。
SUICA使っていたら、「使えなくなったらどうするの!」ってぱーに怒られました。

するとまず中央の黒いキャップが、“ぽ〜ん” と飛んでって何処行ったか解らなくなります。
もうこの時点で、ドキドキものです。

幸い足許に転がってました・笑

気を落ち着かせて、残った透明部分をフォークで持ち上げると、ようやく抜けました。

もちろん針も飛んでくので要注意!

このようにやって3本は抜けたのですが、最後の1本がどうしても抜けない。

ドライヤーで温めても、、、

目盛板が熱で歪むかもしれないのでオススメしません。効果もあまり無いようです。

軸にCRC556を染みこませても抜けません。

ジュジュっとほんの少しだけスプレーします。

さらに力を加えたら、フォークが曲がってまた怒られる・泣。

早くも万策尽きたか、、、。しばし考える。

で思いついた方法は、

フォークがダメなら、スプーンでどうだ!

大きめのカレースプーン登場!

で、ようやく取れました。

思うに、スプーンの方が丈夫で曲がらないので、力が伝わりやすいし微妙な力加減もしやすいです。取れた瞬間 “ぽ〜ん” と飛んで行くのも、フォークの先がしなるためです。スプーンなら飛びません。
使うフォークにもよるでしょうが、ぴーは断然スプーン派になりました。

ちなみに556は、それなりに効果がありますが(軸に無理な引っ張り力が加わらなくなるので多少安心)、修理後に差し込むときに緩くなるので、吹いた後は必ずパーツクリーナーで、穴・軸の両方脱脂した方がいいです。どうしても抜けない場合のみ使うのがいいと思います。

あとはココの白いツメを外せば、、、

基板とご対面!

長くなったので《つづく

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