ブレーキメンテナンス パッド交換

ブレーキメンテナンス パッド交換

ブレーキホース交換の次は、ブレーキ本体のメンテナンスです。(ホントは同時にやっています)
ブレーキパッド交換して、ブレーキキャリパー、ピストンの分解・清掃を行います。
ただしこれらは、さすがに25年で初めてではありません・笑。
4年前ディーラーでやって頂いて以来です。

■ブレーキパッド購入

ブレーキパッドは社外品がいろいろあり、“純正よりも制動力に優れる” などのうたい文句の製品もよく見られます。
しかし制動力だけ強くても、寿命が短かかったり、ブレーキディスクを削って薄くしてしまうこともあるらしいので、ここは少々高くても手堅く純正をチョイスです。
長旅では、信頼性と長寿命が全てです。

NISSAN 4UのHPで部品番号を調べて、Monotaroに発注しました。
後輪は廃番で新しい部品番号の物が届きました。
 前輪 D1060VC290
 後輪 44060VC290→新番号D4060VS21A
商品は左右両輪がセットになっています。各1注文すれば4輪分です。

上が前輪。下が後輪。前輪パッドの方が大きいです。

ズッシリする箱を開けるとむき出しで入っています。
コキン、コキンと乾いた堅い音がします。

■パッド交換作業

まずはこの部分を外しに掛かります。ブレーキキャリパーという部分です。

この写真は交換終了後の写真。

キャリパー裏にねじ込まれているブレーキホースを外す。
外すと同時に、ホースとキャリパー内のブレーキオイルがダラ〜と出てくるので皿等で受けます。

このネジ取る。

上のネジも取る。

ネジ2本とると、キャリパーがゴト!と落ちるかもしれないので、手で支えながらキャリパーを引き抜くと、パッドが現れました。

よく見ると、なにやら汚れている様子。

指で押したりグラグラしてパッドを外す。

パッドに貼り付けられているシム板を外して並べたら、、、

あまりの汚れに恐れおののく。
ドロとグリスが混ざって固まった物がこびりついています。
4年分の汚れです。

パーツクリーナー吹きかけてぼろ布で掃除。

キレイにしたら、シム板やパッドのピストンが当たる部分に、鳴き止めのシムグリスを塗ります。
ちなみにブレーキメンテには、シムグリスとラバーグリスが必要です。
今回使ったのはスミコーの、ブレーキシムグリースモリラバーグリース
缶の表側だけ見ると、どっちがどっちなのかわかりませんが、、、

裏返すとわかります。
でも間違えて塗らないようにいつも気を付けています。

中身は両グリスとも見た目はこんなカンジ。でも触ってみると粘度がぜんぜん違うので区別できます。
シムグリスは堅く、ラバーグリスは柔らかい。

このグリス、品質的にはスバラシイです。
シムグリースの方は、耐熱焼付きや固着防止グリスなので、ホイールナットなどネジの固着防止にも使っています。500g缶を買ったので一生持ちます。
メーカーHPはコチラ

シムグリスを合わせ面に塗って新しいパッドとシム板を合体。
さらにピストンが当たる部分にも、、、

塗る。

パッドを支えている上下のシム金具も汚れている様子。

ドライバー突っ込んでこじると、、、

外れた!

ひどい汚れ。

掃除して、、、

戻す。キレイになって気持ちいい。

シム金具とパッドが当たる部分にもシムグリス。

グリスを制動面に付けないように気を付けてパッドをはめ込みます。

交換完了!
ウム、いいカンジです。頼りになりそう。

古いパッドもまだ使えるので、予備部品として旅に持っていきます。

それにしてもブレーキって汚れるんですね。
アスファルトしか走っていないのに、ガビガビのドロドロです。
やはり2年に一度は掃除しないと、、、。

次はいよいよキャリパー分解してピストン清掃です。

ブレーキメンテナンス キャリパー・ピストン分解」へ続く

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