世界へ!最終整備4 前輪ハブメンテ〜買物編
※「前輪ハブメンテ〜ハブ分解」からのつづき
組立の前に、今回買った物を紹介しておきます。
■ベアリンググリス
ハブベアリングに入れるグリスはこだわりたいところです。
なにしろ車軸を回す重要なベアリングのグリスですから。
以前の記事では耐フレッチング性のあるグリスを紹介しましたが↓
さすがにコレは高すぎて買えません。しかも16kg入りなので多すぎます。
そこで今回は、日産純正グリスにしました↓。
なんだ月並みな、、、と思うかもしれませんが、
日産純正グリスは二種類あるのです。
安いのと高いの、二種類あるのです。
左がこれまでぴーよしが整備に使ってきた安い方。右が今回買った高い方です。
何が違うのかというと、まず色が違います。
ここからはぴーよしの推測ですが、
色から察するに、安いのはおそらくリチウム系グリス。
高いのはウレア系グリスだと思います。たぶん。
まあどちらの缶にも、ホイールベアリング・シャシー用と書いてありますが、
ウレアの方が耐熱性、耐水性が上だと思うので、今回はこちらを使用します。
高いウレアは、部品番号KRB00-02251。約四千円。
安いリチウムは、部品番号KRB00-12025。約二千円。普通の整備はコレで充分。
ちなみにトヨタにも、安い汎用グリスと、高いホイールベアリング用↓があります。送料込み約四千円。
コレも良いと思いますが、色が緑色らしいです。
■モリブデングリス
分解して車軸を抜いたら、車軸のCVジョイントには、黒灰色のモリブデングリスが使われていたので、慌てて購入しました。
まあベアリンググリスでも構わないと思いますが、新車組立時にモリブデンが使われていたと知ってしまった以上、モリブデンにしておかないと後々気になるので・笑。
でも日産純正のモリブデングリスはありません。
安いモリブデンなら、ホムセン行けば300円で売っていますが、それではチョット、、、。
そこで選んだのがコレ。
このグリスが特別オススメという訳ではないのですが、エーゼットは多少は名もあるし、-25℃まで使用可能と書いてあるので、これなら冬も問題ありません。それにamzonで納期も早かったので購入しました。
3本購入しました。
■キングピンベアリング
ハブ分解前は、ベアリング類はダメージがある場合だけ交換するつもりで、ベアリング型番だけは、事前に調べておきました。もしも交換する場合は日産純正は高いので、ベアリングメーカー製の同型番を安く購入するつもりでいました。
ちなみに日産純正も仕入れ先は同じベアリングメーカーなので、どちらを買っても品質は同じです。
で、分解してみると、下側のキングピンベアリングが左右両輪とも摩耗していたので、これだけ購入することにしました。
じゃあさっそくベアリングメーカー製を二個発注しよう思ったのですが、
外したベアリングには、シリコンゴム製のダストカバーが付いているのです。
こんなの部品図に載っていなかったし、部品番号もわかりません。
日産純正ベアリングを買えば、おそらくカバーが付いた状態で届くのでしょう。
ベアリングメーカー製を買えば、カバー無しなのでしょうか?
そこで試しに、両方買ってみました。
どうせ左右両輪交換するので、両方買っても無駄にはなりません。
但し、メーカー製ベアリングを買うときの注意点が一つ。
それがこの文字。
HI-CAPとは?
調べたら “High Capacity” の略で、普通のベアリングよりも固い鉄で作ってある高強度ベアリングなのでした。
型番が同じでもHI-CAPじゃない製品もあります。安いからと言って(そちらはなんと六百円程度)間違って買わないように。
で、届いたのがコチラ↓。
日産純正は、思った通りダストカバー付。
モノタロウのコチラのページで買いました。約三千円。
裏側。
ダストカバー部分拡大。
で、コチラがKOYO製。
やはりカバーは付いていませんでした。
購入はモノタロウのコチラのページで買いました。約千六百円。純正の半額。
型番は同じくHI-CAP 30304AJR。その後ろの “-2-N” が何を意味するのかわかりませんが、純正と同じ物だと思います。
■最後にハブベアリングの型番を載せておきます。
今回は買いませんでしたが、ご参考まで。
大きい方の型番。
小さい方の型番。
ともにNSK製。HI-CAPの文字無し。
次回は、キングピンベアリングを交換します。つづく
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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