セルモーターオーバーホール〜3組立編
※「セルモーターオーバーホール〜2分解編」のつづき
いろいろ事件はありましたが組み立てます。
まずは掃除から・笑。
セルモーターとエンジンの貼り合わせ部分に残っている液体パッキンを取り除きます。
モーター側OK。
エンジン側。
奥まっているのでなかなかタイヘン。半分手探りです。
電極もピカピカ。
取付ボルトも
まるで新品のよう。
ギア類もキレイに。
問題は3個のプラネタリーギアのベアリングをどうするか。
方法としては、ギアごと購入するか、ベアリングだけ購入して打ち替えるか。
でも前の記事で書いたように、ギアごと発注しても違うギアが送られてくるかもしれません。
今回に限っては信用出来ません。
一方、ベアリング購入なら、ベアリングの型番が解っているので間違い無いブツが送られてくるハズ。
しかも安い(ベアリングなら@300円×3個。ギアは@1,200円×3個)
なのでベアリングだけコチラで購入しました。
数日後届いたので作業再開!
まずはCRC浸透させて、、、
浸透待ちの間に、合板に直径12mmの穴開ける。
万力に挟んで、手許にあった直径9.5mmのパイプ(ホムセンに売っていた)で押し出します。
カキン!クククーと外れました。
そしたら新品ベアリングとギア内側にグリス塗って、、、
万力で押し込む。
グイグイッとね。
圧入成功!
ベアリング内にグリスをたっぷり充填。
ちなみに今回の組立に使用したグリスは↓。特に理由はありません。
それから新品プラスブラシを付ける。
取付成功!
不本意ながら交換出来なかったマイナスブラシの当たり面を、接点復活剤染みこませたウエスで掃除。
ちなみに交換新品と未交換ブラシの接触面の様子。ご参考まで。
ローター側の接点も、、、
800番→1500番のサンドペーパーで軽くこすって、、、
汚れを取る。
組立の最難関は、ブラシアッセンブリーをローターにどうやってはめるかです。
精密ドライバーで4個のゼンマイバネをある程度引っ込ませながら、、、
あとはブラシを一個ずつ、さらに手で引っ込めてはめていきます。
このコネクタの端子も掃除。
それから外してしまったメタル軸受けも不本意ながら戻します。
まずは本体側とメタル外側にグリス塗って、、、
優しくたたき込みます。
ツラまで入りました。
もう少し入れたいので、たたき出しに使ったスパナの先ででトントン叩く。
いい位置に入りました。イイネ!
耐久性が不安のプラスチックレバーには、シリコングリス付けてのばす。
分解できなかったシャフトは、パーツクリーナーで内部の汚れを洗い出した後、
スプレーグリス吹きました。内部まで届いているといいのですが。
それでは組み立てます。
シャフトと軸受けにグリス塗って、、、
ヌルッと入れる。
ギア類もグリスまみれに。
ローター差し込んで、、、
ネジ締めて、、、
最後にメタル軸受けのキャップ付ける。
完成!
最後に動くかテストしてOK!
分解前は、ガチン!ギャルルルーーっと盛大に金属音してたのが、ゴン!ドルルルーーとマイルドな音になりました。グリスが効いたようです。
(ガチン!は、ピニオンギアが前に出たときの音です〕
つづく
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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