85歳 北海道へ!〜13老婆と老馬

85歳 北海道へ!〜13老婆と老馬

今日訪れたのは、帯広競馬場の「ふれあい動物園」。

長老に、ばん馬とサラブレッドの違いを見て欲しかったのです。
何故かというと、同じ馬とは思えないほど大きさが違うから。
85歳の長老が、今さらそんなこと知ってどうすんの?とも思いますが、、、。

とにかくまずは、乗馬用の馬とご対面。

この馬はサラブレッドではないそうです。

とてもおとなしい馬で、ぴーよしが鼻を撫でてあげると、気持ちよさそうに目をつぶっていました。
でも長老は、車いすから見上げる馬の大きさに少し驚いた様子。

次は山羊のゆきちゃん。
ぱーが「ハイジみたい」とはしゃいでいます。ウルサイ。
で、そのゆきちゃんは、長老の足だか靴に興味津々。ナンデダロウ?

そして見せたかった、ばん馬のフクスケ↓。
体重約1トン。軽自動車並の巨漢。さっきの馬より二倍は大きい。同じ馬とは思えない。コイツにだけは蹴られたくない。人間のことをチビだと思ってたりして。チョット恐そう。

ところが最初は厩舎の中でそっぽ向いていたのですが、
フクスケ!」と呼びかけると、「ナニナニ?呼んだ?」と言うカンジでコッチを向いてくれました。

しかしその大きさに圧倒される長老。1トン vs 3●kg。同じ生物とは思えない・笑。

撫でて欲しそうに鼻先を出すので、ぱーがこわごわ撫でてあげると、、、

「コッチも撫でて」と首筋を出す。

見かけによらずおとなしい、甘えん坊のフクスケです。
この目を見れば解りますね。優しい目です。

キラキラ、少し潤んだ瞳。カメラ目線。

説明書きによれば、元々フクスケはPR用の馬車を引いていたそうです。
きっと毎日、子供たちに囲まれて過ごしてきたので、特別に優しい馬なのでしょう。

長老にも「撫でてみる?」と言ったのですが、

「私はいいわ」

だって。残念。

帯広を出発して、日高の浦河町へやって来ました。
ここはJRAの競走馬を育てている町です。
こちらはサラブレッド。

町を見下ろす高台から。コレ全部馬関係の建物です。

訪れたのは、

■優駿ビレッジ アエル 乗馬クラブ

ぴーぱーは昨年も来ています
引退した競走馬が余生を過ごしている牧場です。
ここで長老にサラブレッドを見てもらおうと思います。

昨年は屋外に出ていたウイニングチケットは、今日は厩舎にいました。
彼がおとなしいのは、昨年来たときにわかっています。

その前にイス出させてもらってご対面。

べつに長老も馬好きというワケではありませんが、
チケットは小柄でお利口さんなので、長老も怖がること無くジッと見ていました。

よく見ればかなりやせ衰えたカンジ。

それもそのはずウイニングチケットは御年32歳。馬としては、かなりの歳だそうです。
スタッフの人が仰るには、引退馬は種馬になりますが、一回の種付けには相当な体力が必要で、
それを何年も続けると命が縮むそうです。
「チケぞうは、種馬だった期間が短かったので、長生きできました」だそうです。

御年85歳と、90歳くらいのチケぞう。しばらく見つめ合っていました。

“ろうば” 同士、何か通ずるのかな?

(加筆:ウイニングチケットは、2023年2月に33歳で亡くなりました。その記事はこちら。)

ホテル浦河イン

今日のホテル。
このホテルの詳細は、パーのブログへ。(※近日公開予定)

夕食は、先日のおでんの残り+新作のビーフシチュー+柿+納豆。

ところでここ2、3日長老が言うのですが、

「家がどんなだったか忘れちゃった」

いよいよ筋金入りの旅人になったのか、それともボケが進んだのか?
喜ぶべきか、どうなのか、、、。

今日の走行距離133km。

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