ダッシュボードカバー作り

ダッシュボードカバー作り

じつはデイビーのダッシュボードは、劣化してボコボコなのです。

こりゃヒドイ!査定値付かないだろうな、、、きっと。

これは自然劣化ではなく製造上のミスらしく、夏の日差しをモロに受けると益々ひどくなります。
10年くらい前にリコールがあったのですが、気付くのが遅れ、
ディーラーに連絡したのはリコール期間が終わった3日後だったので、交換してもらえませんでした・泣。

リコールに期間があるなんて知りませんでした。

ダッシュボードを部品として購入すれば、自分で直せると思いますが、部品自体が10万円もするのでムリ。
そこでやむなく自作したカバーでボコボコを隠してきました。

これが今まで使ってきたカバー。
黒のフェルト生地を切って、ミシンで縫ってつなげて、ダッシュボードにマジックテープで貼り付けています。

コレはこれでなかなか良かったのですが、

唯一のモンダイは、掃除しにくいこと。

白い糸くずが見えます。おそらくホコリもたっぷり積もっているかと、、、

長期の車中泊をすると、ホコリや糸くずなどが表面に積もるのですが、それを掃除しにくいのです。
掃除機掛けるとカバーごと吸い付くし、外して叩けばいいのですが、マジックテープを剥がすのが面倒くさい。
雑巾でサッと拭ければいいのですが、フェルト生地では拭けないのです。
世界旅に出るまでに、解決しておきたい問題の一つだったのです。

そこで、

カバーをビニールレザーで作り直すことにしました。

材料はコレ。
新宿のオカダヤで買ってきました。10cm単位売りで1.5m買って2,600円くらいでした。

オカダヤには、これ以外にも様々な色や手触りのビニールレザーがありました。

裏は起毛地。

ロールの縦方向には伸びますが、幅方向には伸びません。

ところで買ってから知ったのですが、このシートは難燃性ではないので、ダッシュボードに接着剤で貼るのはNGです。貼ると車検に通らなくなります。カバーとして被せるだけならOKです。
貼りたい場合は、amazon等で “ビニールレザー・難燃性素材” 等のキーワードで検索して、難燃性テストの合格証付きの生地を購入しなければならないようです。車検時に合格証の提示を求められることがあるそうです。
なのでぴーも、この生地を貼ることはせず、カバーとして被せることにしました。

それでは製作開始!

まずは新聞紙で型紙づくり。

新聞紙をマスキングテープでつなげて貼って形にします。

助手席のエアバッグ部分は、バッグの展開を妨げないようにしなければ。

このくらいの被さり程度なら、多分問題ないと思います。

モンダイは、曲面に沿ってシワ無く被せられるかどうかと言うこと。
ダッシュボード上面も曲がっているし、エアコン吹き出し口周辺も曲面だらけ。
別々の生地にするか? 立体的に縫い付けるか? でも難しそう、、、どう作るか悩むところ。

デフロスター周辺は、新聞紙の破片を切りつないで、複雑な形を写し取る。

なので、できあがった型紙は輪郭ガタガタなので、、、

別の新聞紙を、床にシワ無く貼って、、、

そこに型紙を貼って、、、

周囲をペンでなぞって、、、

はさみで切り取る。

きれいな型紙ができました。

それを再度、実車に合わせて問題ないか確認。
ダッシュボードの曲面にシワ無くフィットするかも確認したいのですが、新聞紙もゴワゴワなのでよく分かりません。

あっ、すき間ができている!

切れ端当てて修正。

完成した型紙を生地に貼り付けてみたら、、、

なっ、なんと!生地の長さが足りない!

あと10cm長く買っておくべきでした・泣

どうするかは後で考えるとして作業続行。
折り返し部分をテープでしるしする。

はさみで切る。

ぱーが持っている裁ちばさみはスバラシイ切れ味です。布工作には威力を発揮します。

切り取り完了!

実車で再確認、、、でもシワ無く行けるかやっぱりわからない。
布工作の経験が浅いから、生地のクセも理解していないし、仕上がりがイメージできないのです。

布の長さが足りない部分は、型紙当てて、、、

テープでつなぎ目の位置を写し取って、、、

生地を切り取って、、、

ここで登場するのが “布プリ” 。

本来は、インクジェットプリンタで出力したシートをアイロンでTシャツなどに貼り付けるアイロンプリントシートです。

表面は白の布地。

今回はこれを短冊状に切って、生地をつなげるのに使います。
裾上げテープでも同じ事ができると思いますが、こちらはA4サイズで自由な形に切って使えるので、布同士の接着や穴ふさぎなどいろいろ使えて便利です。たまに使っています。

アイロンを軽く当てるだけでしっかり接着します。生地もよれたりしないので安心です。

表から見ればつなぎ目がほぼ見えなくなりました。成功、成功!

さすがに山形に曲げれば見えますけどね。

続いて折り返し部分をまち針で留めて、、、

運転席、助手席に向いている辺だけ折り返して縫うことにしました。

ミシンの達人に縫ってもらう。

一カ所縫う度に現物合わせして、微調整してまた縫うを繰り返す。

折り返し位置を調整中。

と言うことで、完成しました。

ミシンで縫ったせいで、端が多少波打っています。
縫わずに切り口そのまま使えば平らになります。それも悪くないです。
どちらを選ぶかは好みかな。

折り返しの袋の中に針金入れておけばまっすぐになったかもしれません。
→2、3日したら、浮いている箇所が自重で下がって、もう少しまっすぐに馴染んできました。

このへんはじつは浮いているのですが、

押さなければわかりません。

エアバッグも展開するでしょう。

最後にビーコンアンテナ等を取り付けて終了。

マジックテープでシートに貼り付けました。

結局、立体縫いなどしない全くの平面裁断ですが、なんとなく曲面に馴染んでくれました。
ヘンな小細工しないで良かったです。

これで雑巾でサッと拭けば、きれいに掃除できるハズ。

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