ソーラーパネル車載〜5配線編

ソーラーパネル車載〜5配線編

4取付編」の続き

このシリーズもこれで最終回です。
今回は、屋根上のソーラーパネルからケーブルを車内に引き込んで、
サブバッテリーに接続します。

まず接続するためのコネクターとケーブルを購入しました。

MC4コネクタとビニール線。

コネクタは、パネル側がソーラーパネル標準のMC4コネクタなので、当然同じコネクタをAmazonで購入しました。
Amazonにはこのコネクタが多数売られていますが、レビューを見るとどの製品も「問題無い」「上手くはまらない」など相反するコメントが混在していて、信頼できそうな製品が見当たりません。困ったものです。
ぴーも運を天に任せてある製品を購入しました。

で、届いたコネクタ。
案の定、見た目アヤシイ出来ばえですが、使えないという事も無さそう。

組立前の状態。棒状のピン(左)が、パイプ状のピン(右)に刺さる仕組み。これなら接触面積も十分確保でき大電流を無理なく流せそう。防水パッキング、抜け防止もあり、規格的にはよく考えられたコネクタだと思います。あとは規格通りに製造されているか、精度と材質がモンダイ。

端子にケーブルをかしめてハンダ付け。

相変わらずヘタクソ・笑。

コネクタにケーブルを通して解ったのですが、ケーブルを通す穴の部分のパッキングが、最初はこうなっているのが、、、

茶色い穴の径に注目!

コネクタのキャップをヒネるとこうなります。

穴が小さくなる。

なのでケーブルに密着して防水される。

最近のコネクタは、いろいろ工夫されていますね。

でも信用出来ないので、さらに穴をコーキングで塞いで防水しました。

なにしろ雨の高速走ったら、平均風速30m/秒です。瞬間最大じゃありません。
風雨に負けて浸水しないように念のため。

ケーブルの反対側にはサブバッテリーシステムの入力端子と同じ三極コンセントをつけます。(+−逆接防止のために3極を使っています。真ん中の端子には何も繋がっていない。)
ちなみにケーブルは、普通の100V用ビニール線(15A)です。
屋外で使うので、本来は耐候性ケーブルを使わなければなりませんが、高いし太くなるのでやめました。
なので屋外に露出する部分には、コルゲートチューブ被せて保護しました。

ケーブル完成!

では結線します。
まずパネルとケーブルのMC4コネクタをつなげる。

片方のはまり方が若干シブかったので力で押し込みました。
やはり信用出来ない品質。世界はこんなことで良いのだろうか?

ケーブルの引き回し経路はこうです。

レインドリップモールの上を這わせて→サイドドア内側のボディに這わせて→ドア下のパッキングを横断して車内へ

別な角度からみるとこう。

では配線します。
まずレインドリップモールの上を這わせる。この部分はコルゲートチューブで保護。

要所要所をアルミテープで固定。アルミテープは耐候性です。

フロントドアとリヤドアの間のすき間で下に降ろす。
ケーブルをアルミテープで固定&保護。

もっとキレイに貼りたいのですが、アルミテープは一度シワると戻せません。立体面にシワ無く貼るのは至難のワザです。カッティングシートなら、シワ無く貼れるかもしれません。

まあドア閉めれば見えないのでヨシ!とします。

ちなみにアルミテープ貼りながら何時も思うのは、「シルバーボディでよかった」と言う事です。
でもカッティングシートなら各色揃っているので、どんな色の車もOKですね。

で、ケーブルをドア下まで引いてきたらドアパッキングを横断して、いよいよ車内へ引き込みます。
まず養生テープで仮止めして、、、

ドアの上の方で横断させると雨がしみて入ってきますから、必ず一番下で横断させるのがミソ。

アルミテープで固定。

これでも用は足りますが、お世辞にもキレイな貼り方とは言えません。
だってあまりに暑かったから、、、後日貼り直し予定。

サブバッテリーシステム側の3極コンセントとつなげて配線完了!

ここまで書いてきて、皆さん気になることがあると思います。
それは、、、

ドア閉めてケーブル切れないの?

答えは、

大丈夫。切れません。

車に依って多少の差はあると思いますが、ドア同士や、ドアとボディのすき間は5〜10mmくらいはあいてます。パッキングの厚さも10mm以上あります。定規当てて測れば解ります。
なので細いケーブルなら挟んでも問題ありません。ドア閉めても千切れませんし、パッキングが吸収してくれます。
(※もし仮に千切れて芯線がボディに触れても、ぴーのサブバッテリーシステムは、切替スイッチで車両側からはプラス・マイナスとも完全に切り離されているので問題無いハズ。但しパネルはショートして壊れるかもしれませんが。)

最後に脱落防止ワイヤー付けます。

3mmワイヤーの先端に、熱収縮チューブ被せる。ケガとボディへのキズ防止です。

熱いうちに先端をラジペンで潰して溶着。

こう言う物を作る。

ワイヤー二本とワイヤークリップ二個。オールステンレス。

パネル側面にドリルで開けた穴と固定脚に、ワイヤー通して輪にして留める。
対角線の反対側にも付けました。
これでもしアルミアングルが折れても、パネルの脱落は防げるハズ。
パネルが他車に当たったら大変ですからね。

と言うことで、メデタク完成しました。

ドローンから、、、いえ二階から・笑。

でも国内車泊旅さえ出来ない現実、、、。

今回の記事は、下の記事と併せてご覧頂くと解りやすいと思います。

Translate »