エンジン壊したかと思った!

エンジン壊したかと思った!

「エンジン フルフラッシング」の続き

ビックリしました。
あせりました。
マジでビビりました。
半ベソ通り越して、頭抱えて突っ伏して泣こうかと思いました。

オーストラリアのことわざに、

“壊れてない車イジルな!”

と言うのがあるそうです。
本来の意味は、“問題の無い物事に手を加えるな” と言う意味らしいですが、
今回は文字通り「ああ〜、車イジルんじゃなかった」と本当に思いました。

それは、先日フルフラッシングオイル使ってデイビーのオイル交換をしたときのことです。
その時のブログには、あたかも何事も無く順調に交換完了したかのように書きましたが、じつは大事件が起きていたのです。

してその事件とは、、、?

フルフラッシングオイルを入れてアイドリングしてエンジン内を洗って、フラッシングオイルを排出し、新しいエンジンオイルを入れてアイドリング5分して、エンジン止めて15分後、オイルが適正量になっているかどうかを、オイルレベルゲージで計った時のことです。

レベルゲージにオイルがついていない!

え?えぇぇぇ、、どうなってるのコレ???
エンジンオイル交換は、これまで数十回はやってきましたが、こんなの初めてです。

ゲージにオイルがついていないと言うか、正しくは、ゲージの先端5mmくらいに、無色透明なフラッシングオイルがついているのですが、薄茶色のエンジンオイルがついてない。
入れたオイルはどこへ行ってしまったのか?
考えられるのはやはり、今回初めてやったフルフラッシングが何か関係しているのでは?ということです。

動揺で心臓バクバク。若干震える手でパソコンのキーボード叩いて調べます。
キーワードは、“フルフラッシングオイル 故障” 。

するとヒットするわするわ。

それによるとフラッシングオイルで取れた汚れが、エンジン内のオイルの細い循環ラインに詰まってオイルが循環しなくなり、エンジンが焼き付いた、壊した、オーバーホールになった、廃車になった、フラッシングは諸刃の刃、、、などなど誠にオソロシイ事例ばかり。
え〜〜そんなの知らなかったピー!!!

つまりデイビーも “オイルパンにもどる循環ラインが汚れで詰まり、オイルが下に戻って来なくなった” と言うことでしょうか?

これはかなりゆゆしき事態です。
エンジンぶっ壊したことほぼ確実。これは直るのでしょうか?
最悪は、エンジン交換かも。

エンジン交換100万円!!!

という文字が頭に浮かびます。
フラッシングなんてやるんじゃなかったと思っても、もはや後の祭り。
世界旅、喜望峰、オーバーランダー、、、、全部ガラガラと音を立てて崩れた感じがしました。

こうなったらプロにお願いするしかない。

おしりの穴の辺りがモニャモニャします(本当に焦ったとき、こんなカンジしませんか?)
震えが止まらない指で、さらにネットで調べると、

“ビルシュタインのスラッジクリーン” という機械があることを発見しました。
なんでも循環ラインに洗浄液をブシュッと入れて、汚れを洗い流すマシンのようです。
高圧洗浄みたいな物でしょうか?

これなら直せるかもしれない。

ワラをもつかむ気持ちで、そのマシンを持っている、埼玉県川口市のステラモータースさんへ電話してみました。
電話口には、落ち着いた声の男性が出て対応してくださいました。

これこれしかじか、、、説明するぴー。
もう必至です。声がうわずっていたかも。

するとその男性、「オイルパンに戻る循環ラインは複数あるので、一度に全部が詰まることは考えにくい」という冷静なお答え。
「うちのマシンにつなげば多分直ると思うけど、その前にオイルをもう500mlか1Lくらい入れてみては?そのくらい多く入れてもエンジン壊れないから」
とのアドバイス。
その時、ぴーの脳裏にあることが浮かびました。

もしかしてオイルを入れる量が少なかっただけかも、、、

辺りはすっかり夜になっていましたが、懐中電灯で照らしながら、ジョッキにオイルを500ml入れて祈るような気持ちで継ぎ足してみました。
すると!

透明な液体がHラインまで届いている!

やったーー! でもこの透明な液体は何なんだ?
触ってみるとヌルヌルします。新しく入れたオイルでした。ホッと胸をなで下ろしたぴーでした。

整理するとこう言うことです。
①まず、ぴーが新しいオイルを入れるときに計り間違えて500ml少なく入れた。
②そしてオイルゲージの先端についた液体をフラッシングオイルだと勘違いした。
 (いつもは新しいオイルを入れると、エンジン内に残った古い汚れたオイルが若干混ざるので、ゲージにつくオイルの色は薄茶色になるのですが、今回は汚れがフラッシングで流されて混ざらなかったので無色透明だった。それをフラッシングオイルだと思い込んだ)

今になってみれば、ぴーの単純なミスと勘違いが二つ重なって起きた事件でした。
でも初めてやることは、どこに落とし穴があるかわからないものです。
DIYのリスクを感じました。その時は、本当に血の気が引きましたが、
こうして一つずつ経験を積み重ねるしかないのですね。
壊れてなくて本当に良かったです。

ステラモータースさんありがとうございます。
電話で話しただけで、お顔も見ていないし、一銭も払っていませんが、
お陰で自分のミスに気付くことができました。
せめてもの感謝の印にURLを貼っておきます。
http://www.stella-motors.co.jp/maintenancemanu/bilstein/

車のメンテ、まだまだのぴーよしです。
今後はこの反省に立ち、

“壊れてない車 ますます イジッていこう”

と思います・笑。

※まあいろいろありましたが、今回の一連のケミカル系添加剤によるエンジンメンテの結果についてはコチラの記事をご覧ください。


注意!
フルフラッシングは、取れた汚れでオイル循環ラインが詰まる可能性があります。マネするときは自己責任で!

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