箱入り娘 帰る2

箱入り娘 帰る2

箱入り娘 帰る」の続きです。

続いて空冷系です。

■アイドラープーリー

ファンベルトのテンションを調節するプーリーです。初交換。
中心のベアリングが劣化して異音を発したり、冷却に支障を来すそうです。

ベアリングはホコリまみれ。

ベアリングに指を入れて回してみると、、、

多少ゴリゴリしています。ホコリを噛んでいるようです。これは廃棄。
整備士さんによれば、これくらいはまだいい方だそうです。
最悪は固着して回らない場合もあるそうです。
そうなるとエンジンに深刻なダメージを与えるそうです。
交換してヨカッタ、ヨカッタ。

■ファンカップリング

アクセルの踏み込み量によってエンジンの回転数が変化する度に、冷却ファンの回転が直接的に変化しないように、エンジンとファンの間に入っている緩衝機です。初交換。

裏側のココが回ります。
整備士さんによれば、ここにはベアリングは使われてなく、グリスが封入されているそうです。グリスの粘性で回転の変化をある程度やんわりと伝えるようになっているそうです。
グリースが古くなると固着するそうです。
回してみるとスムーズに回りました。
しまった!交換時期を早まったか?

でも表側のゼンマイバネはサビサビ。

これが折れても困るので、交換してヨカッタことにしよう。

続いて燃料系。

■フューエルフィルター

燃料中のゴミを取り除くフィルター。
通常10万キロで交換と言われています。初交換。

パイプは問題なさそうです。
もっともここからガソリンが漏れたら火だるまです。早めの予防交換が肝心。

整備士さんが「中から汚れが出てきました」と言っていたので、棒を突っ込んでみましたが、何も取れませんでした。少々期待ハズレ。

■フューエルゲージ

そして最後はモンダイの燃料メーター関係。
デイビーの燃料メーターが壊れていることは前に書きました。
整備士さんが調べたところ「やはり燃料ゲージが故障しているようだ」とのことで交換しました。初交換。

このクラゲか宇宙人のようなのが燃料ゲージユニット。
タンクに垂直に刺さっています。
左側がタンクの底側、右が上フタです。

整備士さんによれば、このフタ部分の、、、

このアース端子が錆びて接触不良を起こしているようだとのこと。
じゃあ線切って、サビ取って、付け直せばいいんじゃないの?と思いますが、
ディーラーではユニット交換になります。涙。

ちなみに燃料水面の上下によって浮きがが上下して、接点が端子に触れる位置が変わり抵抗値が変化してメーター針が振れるのだそうです。

別の角度から見ると、、、あっ接点がかなりすり減っています。
これも接触不良の原因の一つかもしれません。

パイプは劣化無し(の様に見える)。

この部分が燃料ポンプ。
燃料を送るモーターも、おそらくかなりお疲れのハズ。

一番底の布フィルターには穴が空いていました。
交換してヨカッタことにします。

それにしても車って、小さな部品一つ壊れても “重大な” “深刻な” “致命的な” 事態になることばっかりですね。
二、三箇所くらい壊れても平気に走ってられる車ってないものでしょうか?

で、車を受取った帰り道、、、

最初、ほぼカラだった燃料メーターが、突然グイグイ上昇し半分ぐらいを指すではないですか?
まさかのと言うか、案の定と言うか、、、

ゼンゼン直ってない!

ただちにUターンしてディーラーへ。
しかし着いた頃には、何事も無かったかのように再びカラを指しているメーターくん。
整備士さんに事情を説明するも、まるで “羊飼いの少年” の様なぴーです。
メーターのコノヤロー!

話しを聞いた整備士さんも原因がわからず頭をかしげるばかりです。
翌日から車を使う用事があるので、この日は一旦このまま(ビール買って)帰りました。
帰ってネットで調べると、
「ゲージ取り替え後は、一度満タンにすると正しく表示するようになる」とか
「バッテリーが弱っていると誤表示する」とかの書き込みが、、、。
確かにバッテリー弱っているんですけどね。

一度満タンにして様子見になりました。チャンチャン。

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