靴箱の製作

靴箱の製作

車泊の旅で意外に困るのが靴の置き場所です。食器や衣類の置き場所は考えても、靴の置き場所は後回しになりがちではないでしょうか?
豪華キャンピングカーならば、ドアの内側に靴を脱ぐ三和土(たたき)もあれば、靴棚まであるでしょうが、小さい車泊車にはそんな贅沢なスペースはありません。
そうすると夜寝るときになって初めて、脱いだ靴をどこに置くか困ることになるんですよね。

これまでぴーぱーは、脱いだ靴はレジ袋に入れて枕元においていましたが、あまり気持ちのいいものではありませんでした。だって邪魔だし、土もついているし、若干オイニイがする気がするから、、。(勿論臭うのは私ぴーの靴です。ぱーの靴からは薔薇の香りがします。たしか、、、)
だったら離れた所におけばいいと思うかもしれませんが、そうすると夜トイレに行くときに不便です。やはり手がすぐ届く場所に置いておきたいのです。

そこで、ここでもない、あそこでもないと収納する場所について悩み考えた末、思いついた場所と方法がコレです。

後ろドアの内側。ベッドの縁にぶら下げる格好です。
まずはダンボールで仮に作って大きさと使い勝手を確認。この場所なら、ベッドに乗ってドアを閉めれば、靴は自分の視界から消えますし、臭いもたぶんしないでしょう。乗り降りするときは、ドアを開けたら手を伸ばして靴を取りベッドに座ったまま履くこともできて便利です。
これを左右両側に作れば、ひとり二足まで靴を持っていくことができます。

今回の材料はプラダン。プラスチックの段ボールです。ホームセンターで3×6サイズで千円弱。色は、汚れが目立たない黒にしました。(と言うか、たまたま家にあったので買ってません)

サインペンで線を引きますが、黒地に黒で見えにくい。

線に沿ってカッターで切り取ります。

パカッと地割れのように離れた瞬間。結構快感。

切り取り完了。ロボットの顔のシルエットみたいです。

折り曲げ線の部分をへらで押しつぶして、、、。

折り曲げ成功!

ちなみに折り曲げ線の位置ですが、段ボールの厚みを考慮しておかないと、合わせ目がズレてしまいます。詳しくは、“プラダン 箱づくり”等のキーワードで検索すると、いろいろ出ています。

合わせ目を大きめのホッチキス(会社備品。ナイショ)で留めます。
プラダンは接着剤が効かないのでこの方法しかありません。

とにかく数を打って強度を確保。

形が見えてきた。

ホッチキス箇所の補強と切り口でケガをしないように、透明テープを貼ります。
透明テープは百均購入。必要充分です。

見てくれは悪くなりましたが安全第一。

プラダン部分が完成。

次は、ベッドの縁にぶら下げる金具づくりです。材料は、0.7mm厚のアルミ板。
冷蔵庫の仕切板 作製」の時と同じ方法で切り出して、、、。

叩いて曲げる。

はさんで曲げる。

さらに曲げる。

角をペンチで切って落とし、、、。

やすりで丸くします。
こっちもバリでケガしないように、紙やすりも使って念入りに仕上げます。

プラダンとアルミ板の接合は、ハトメパンチ使用。

接合完了。

ちなみにこういうのは、三カ所留めがキホンです。二カ所留めだと、一カ所外れたらブランブランになってしまうからです。

車に取り付けてみます。

なかなかいいカンジです。

ミドルカットのアウトドアシューズ(左側)もなんとか入りました。(ちなみにぱーは、もう一足 “おしゃれシューズ” を車内のどこかに隠し持って行こうと考えているらしい)

先月の「北海道 夏休みキャンプ旅行」で使ってみましたが、なかなかよかったです。靴置場問題は、これでひとまず解決です。

ちなみにプラダンはお風呂のフタに最適です。我が家のフタも、最初に付いてきたフタがダメになったので買い直しにホムセンに行ったら確か八千円もしました。他に何かいいもの無いかなあ?と思って店内をグルグルして見つけました。3×6サイズをはさみで浴槽サイズに切って使っています。
安い、軽い、保温性もオリジナルと変わりなし。色も白なら清潔感あり。しかも洗いやすいで、オリジナルよりよほど優秀だと思います。
ただし切り口だけはケガしないように紙やすりでならして下さいネ。

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