ノルウェー4~ノールカップ到達!

ノルウェー4~ノールカップ到達!

快晴!
このPA車泊も快適でした。他の車泊車が多いのも安心です。

今日はいよいよヨーロッパ最北端、ノルウェーのノールカップ岬に行きます。
でもその前にチョット寄り道します。

シュトルーヴェの測地弧(そくちこ)

シュトルーヴェとは19世紀の天文学者で、地球の大きさを初めてほぼ正確に測った人です。

どうやって測ったかというと、エストニアのタルトゥ天文台から南北方向に三角測量を繰り返し行って南北約2,800km離れた二カ所の位置を特定し、二地点の緯度をそれぞれ測定して、地球の円周長を割り出したそうです。

測量地点を地図上に表示するとこうなるらしい。伊能忠敬と話しが合いそうです。

その最北地点がノルウェーのハンメルフェストと言う街にあるのです。
ぴーよし的には外せない場所です(ぱーはそうでもないらしい)。世界遺産です。

向かう道すがら風景。
ハンメルフェストは島なので吊り橋を渡ります。

渡った先はトナカイの島でした。
トナカイが我が物顔で道路で寝たり、人家の庭で草食ったり、とにかくやりたい放題です。
稚内の鹿も街中でたむろして同じことしていたのを思い出します。

歩道歩けっちゅう~の↓。

着きました!ぴーよし感激!

ちなみにエストニアのタルトゥ天文台にも、後日訪れる予定です。
満足したのでいよいよノールカップへ向かいます。

ノールカップまであと140km。

景色は相変わらずのノルウェーの山、海、トナカイ。

途中休憩したPA

そしていよいよノールカップトンネルくぐります。
自転車は必死。コワいだろうなあ。ゆっくり追い抜きます。

トンネルの先の島は荒涼感マシマシ。

もうすぐ。

ノールカップ岬到着!

駐車場入口で、車100NOK+人15NOK×2人=130NOK(約2千円)支払いました。

駐車場には観光バスがわんさか。

有料のビジターセンターには入らずにモニュメントへ向かいます。

沢山の人で賑わっています。
この瞬間からぴーぱーのテンション爆上がりです。

自転車で来た人。気持ちわかります。

撮って撮って撮りまくる。
「写真が止まらないとは、まさにこのこと」 Byぱー。

ハンディGPSも北緯71度10分。
これがおそらく人生最北の地になることでしょう。

ノールカップ完全燃焼しました。

ちなみにこのモニュメントは造って大成功ですね。

もしこれが無かったら、ノールカップはこんなに人気になったでしょうか?
皆これしか見てないし撮ってない。
本当はその先の海や景色を見るべきなのに誰もそんなの見ていません。
たしかに風景的には海が広がっているだけなので特に見るべき物はないのです。
とにかくこのモニュメントを撮るのに夢中です。
後で写真を見直したら、ぴーぱーも景色は数枚しか撮っていませんでした。

Hytte Camp Nordkapp

今日のキャンプ場。ノールカップ岬から12km戻った場所にあるキャンプ場です。
このキャンプ場の詳細は、ぱーのブログへ↓

ところで今日、デイビーに大事件が起きたのです。

ガソスタで給油後ふと見たら、地面がぬれている。
何だろう?と指で触ったら、

ガソリンが漏れてました!!!

跡をたどるとタンクに跡が。

これはマズイ。引火したら火だるまです。
そこでキャンプ場に着いてから原因を調べることにしました。

右後輪のタイヤハウスカバー外して、、、

ガソリン注入口の裏側をチェックしたら。

注入口とガソリンタンクをつなぐゴムホールに裂け目が幾つか入っていました。経年劣化でしょう。
ここから漏れたようです。まいったなあ。
次回一時帰国するときに新品ホース買ってくることにして、それまでの応急処置しなければ。

でその方法ですが、
バスコーキングを裂け目に塗り込んで、、、

その上から耐候性テープ巻いてインシュロックで締めました。

バスコーキングに耐油性があるかはわかりません。

勿論こんな付け焼き刃の修理で直るわけ無いのですが、ここは地の果て最北端。
なんとか自走して文明社会まで戻らなければならないのです。
まあ給油ホースのひびなので、給油するときに若干漏れても、一旦タンクへ入ってしまえばそれ以上は漏れないでしょう、、、と気休め言って自分を納得させる。

23:30。今日の日の入りは15分後。そして日の出は1時間後。極北の夜は更けていく?

今日の走行距離296km。

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