世界へ!最終整備15 後輪ハブメンテ〜問題発生!

世界へ!最終整備15  後輪ハブメンテ〜問題発生!

※「後輪ハブメンテ〜グリスアップ編」のつづき

前回で、ハブを車体に戻すところまで来ましたが、
ここまでの整備で放置していた事が一つあります。それは、

グリスホールの存在。

この穴です。

穴直径8mm。

ここにグリスを注入するとどこに給脂されるのか?
これまで28万キロ19年間一度も給脂していませんが大丈夫なんでしょうか?←大丈夫な訳無い。

↓写真は、ハブを戻す前に撮ったのですが、穴の裏側にはグリスの通り道があり、
どうやらその先の内部に隠れているオイルシールのゴムリップとハブの接触箇所に給脂しているようです。

そのオイルシールは、今回は油圧プレスが無いので分解できないので未交換ですが、一応遅ればせながら給脂しておくことにしました。

給脂方法は↓。

グリスガン+ビニールホース+直径8mmアルミパイプ

給脂の前にクリーニング。
ハブのすき間にパーツクリーナーのノズル差し込んで、ぐるっと一周吹きかける。

さらにグリスホールからも差し込んでぐるっと一周。黒くなったクリーナー液が垂れてきました。

多少はキレイになったであろうところで、自作ノズルを差し込んで給脂。

ガンのレバーを2、3回動かしたら、すき間からグリスが出てきたので、ハブを少しずつ回転させて、一周まんべんなく給脂。

最後にあふれたグリスをぬぐって給脂完了。
19年間お待たせ!遅ればせながらの給脂でした。もしかして既に手遅れだったか?

あとはバラしたのと逆の順に組み立てるだけ。
ABSセンサー戻して、、、

パーキングブレーキシューもキレイに掃除して、、、

シューとバックプレートの当たり箇所にシリコングリス。

難しかったのはシュー固定スプリングの戻し方。
バラしたときのようにC型クランプでバネを押してもすぐ外れてしまい何度やっても戻せません。

いろいろ試行錯誤の末に編み出した方法は、
まず軸とスプリングとワッシャーを定位置に重ねて、、、

手許にあったこんな金具(前輪ハブ用SST1)でバネを押して、さらにシューの突起に金具を引っかける。

こうするとバネが外れること無く押し続けることが出来ました。

あとはラジペンで中央の軸を90度ひねれば抜けなくなって完成!ほっ。

で、ブレーキディスクとブレーキキャリパー戻して完成!

と言うことで、左後輪ハブは無事整備完了。

ところが右後輪ハブが!!!

手で回すとカタカタ言うのです。
途中まで分解したら気がつきました。

これは明らかにおかしい。ベアリングが傷ついているのか?
でもハブを引き抜いて調べようとしても、裏側の5個の固定ナットの一つが固着してどうしても外れない。

どうしよう???

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