車体のサビ補修

車体のサビ補修

「下みちの旅 北海道」から帰ってきて車体の下回りの掃除をしていたら、
サビを発見したことを、少し前に紹介しましたが(↓)、
今回は、そのサビを補修します。

場所は、前バンパーの右側の裏側あたり。
車体フレームとその上に載るボディをつなぐ結合ボルトの周囲です。

拡大するとこうなってます。

赤や黄色のハデなサビです。

ここではボディ側の2枚の鉄板を重ねて、フレームにボルト固定しているのですが、
その2枚の鉄板が、ウエハース状に膨れてサビています。

フレームやボディは、サビても交換できないので、このままサビが進むと致命的。
特にサファリやランクルのような車は、フレームの上にボディを載せている構造なので、
両者をボルト結合している部分が崩壊すると、フレームとボディが分離してしまうのです。

つまりこれは、

終わりの始まりです。

もちろん結合カ所は複数あるので、一カ所崩壊しても即分離はしません。
でもこのサビは、確実に進行を止めなければ。

左側の同じ場所を確認すると、、、

右側程ではありませんが、やはりサビ始めています。
この場所は、この年式のサファリのサビの定番カ所かもしれません。

ところで先日、近所のご年配のおじさんと立ち話したら、
その方は現役時代、日産ディーラーの整備士をされていたと言う事を知りました。
彼がおっしゃるには、

「サファリの下回りは、良い塗装がされているのでサビないでしょ?」

だそうです。
確かに、まもなく車齢17年を迎えるデイビーですが、
この程度のサビですんでいるのは、そのお陰かもしれません。
また、

「サファリは、アフリカみたいな地域でも整備しやすいように、部品同士の間を広く作ってある」

とも。
だから、ぴーのようなシロートでも整備出来るんですね。

今度、わからない事があったら教えてもらおっと!

ご近所にプロがいたとは。とても心強いです。

では作業開始!

まずはワイヤーブラシでサビを落とします。

ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ、、、手が痛くなる。限界。

ブラシでは落としきれないので、
ドライバーで突いて大きなサビの破片を取り除き、、、

小さなドライバーですき間のサビをかき出し、、、

最後はヤスリで削り落とす。

ヤスリ掛けてわかったのですが、ボディの鉄板は硬いです。普通の鉄の比ではありません。特殊なのですね。

このくらいが限界。

まあまあキレイになりました。

そしたらパーツクリーナーで脱脂して、、、

シャーシブラックをスプレーして塗装する。

三度塗りしました。

それでもウエハース状の内部までは塗料が届いていないと思うので、
塗料が乾いたらCRC556のノズルを割れ目に押し当てて、たっぷりスプレーして浸透させて奥の方を防錆。

仕上げにグリース塗って割れ目をふさぐ。これで水が入るのを防げるかな?

割れ目をコーキングで密封しようかとも思ったのですが、そうするとCRCを追加スプレー出来なくなるので、今回はグリースにしてみました。

今後は、定期的なCRCとグリース塗りが必要そうです。
古い車は手が掛かりますね。

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