デイビー1ナンバー化2〜事前相談
〜やるなら3月〜 の続き
構造変更をする場合、最初にすべき事は “事前相談” です。
“事前相談” とは、管轄の車検場に行って、自分の車を構造変更するにはどうしたらいいか、どんな手続きを踏めばいいか、アレコレ何でも聞いて教えてもらう事です。それから事前書面審査の用紙ももらいます。
“事前相談” は必須ではありませんが、やはり慣れないシロートが構造変更する場合には、最初にいろいろ聞いておくと、後々スムーズに事が進むと思います。
でも何も勉強しないでいきなり相談に行ってもダメですヨ!
構造変更手続きの一応の流れくらいは予習してから行かないとチンプンカンプンです。
ぴーは構造変更は二度目ですが、それでもネットで調べると、三年前の一回目とは多少やり方が変わった部分があるようです。そこで今回は、その辺の変更点の確認とその他不明点を中心に聞きに行く事にしました。
質問事項のメモと車検証コピー、車の荷台の写真をプリントアウトして、2月の某日、管轄車検場である埼玉運輸支局に16時過ぎに行きました。
(埼玉運輸支局では、毎日の車検作業が終わった後の16時〜17時15分の間に、A棟8番窓口で事前相談に乗ってくれます。アポ不要)
以下は、その内容。
■事前書面審査
コレが三年前との大きな変更点。
構造変更をするには、事前に変更内容を書いた書面を提出して事前審査を受けて合格しなければいけません。三年前はこんなのありませんでした。厳格になりましたね。
そこで窓口の人から事前書面審査の用紙を頂いて、書き方を教わりました。
用紙の各欄に鉛筆で薄くメモしながら教わると忘れなくていいと思います。
そして車検証コピーと寸法を記入した車の4面の外観写真を添付して提出すればいいそうです。
記入内容に多少の不備があっても、提出時に直してくれるとの事。(親切!!)
提出後一週間程度で審査して結果を電話で知らせてくれるそうです。
審査完了後、構造変更するまでの日数に期限はありません。
さらに疑問に思っていた質問事項を聞いてみました。
■荷台と運転席の仕切は必要か?
最大積載量500kg以下の車は不要。
運転席と助手席の背もたれを仕切と見なすので、新たな仕切を付ける必要はありません。
なのでランクルやサファリクラスの車(以下略してランファリ・笑)なら不要です。
■シートベルトは取り外さなければならないか?
2列目、3列目のシートベルトは不要な装備になりますが、付けたままで構わないそうです。
■ブレーキレポートは必要か?
車両総重量3.5トン以下の車は不要。
なのでこれもランファリは不要です。
(ブレーキレポートとは、現状のブレーキが貨物車として充分な制動力を持っているかどうかを事前試験してその結果を書面で提出することです)
■ホイールのJWL-Tマークは必要か?
車両総重量3.5トン以下であり、かつ最大積載量が500kg以下なら不要。
アルミホイールには、品質保証マークと言うのが刻印されているそうです。
乗用ならJWL。貨物車ならJWL-Tマークです。1ナンバーにするには、JWL-Tマークが付いたホイールに履き替えなければならないのですが、これまたランファリは不要。
ちなみに「そんなマーク見た事ないけど?」と思って、改めてデイビーの純正ホイールをよぉ〜く見てみると、、、両方のマークが付いていました。
これまで何かのデザインかと思ってました・笑。
つまりこのホイールは、乗用でも貨物でも、どちらでも使えると言う事ですね。耐久性ありそうでイイネ!
■荷台に段差があってもいいの?
デイビーの荷台には段差があります。写真で見てもらいました。
お答えは、
「荷台は平らが基本ですが、少しの段差なら問題ありません。この車の場合は、、びみょ〜かなあ? 検査の時に実際に見てみないと、、、」
「心配な場合は、段差を埋める木の板を敷いてくる人もいますよ」
とのことでした。どうしたものか、、、。
■リサイクル料
ネットでは、リサイクル料が掛かる場合があると言う書き込みもあったので念のため聞いてみましたが、「不要」とのことでした。
■点検整備記録簿は前検査でもよいのか?
「よい。問題無い」とのことでした。
ちなみに点検整備記録簿とは、コレの事です。
車検や構造変更に必要な書類の一つです。日産ディーラーに頼むとこの点検に5万円程掛かります。
そうするとユーザー車検のメリットが消えてしまうので、ユーザー車検の人は自分でやっているハズ(検査は自分でやってもいいのです。自動車整備士等の資格は不要)。
ところがこの点検は、車検の後でやってもいいのです。これを “前検査(または後整備)” といいます。
それをいい事に、「検査は後でやりま〜す!」と言って車検を通して、結局検査をしない悪い子もいるようですが、、、。
今回ぴーは、構造変更前に自分でやってみようと思います。
■3ナンバーに戻せるか?
もしも何年か後、再び3ナンバー7人乗りに戻したくなった時に(例えば下取りに出すときとか)、戻す事は可能かどうかを聞いてみました。ネットには “不可能” という情報も見かけます。
答えは “可能” でした。
ただしシートベルトやエアバッグ等安全に関わる装備は、元々付いていた純正の物が付いていて、キチンと機能する事が条件だそうです。
非純正の安全装備が付いている場合は、安全性を証明する資料の提出や、資料が無ければ試験が必要になるそうです。しかしそれは難しい試験なので現実的には困難とのことでした。
これで安心して1ナンバーにする事ができます。
以上が、事前相談で聞いた内容ですが、やはり事前相談して良かったです。
しなければ、事前書面審査書類の書き方で悩んだに違いありません。
またそれ以外の事も「これでいいんだろうか?」と検査当日まで心配なままだったと思います。
次は、事前書面審査の書類づくりに挑戦です!
《つづく》
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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