車泊快適化計画2 脚を伸ばしたい!

車泊快適化計画2 脚を伸ばしたい!

上の写真は、ある雨の日の我が家の夕食風景。
狭いでしょ?体育座りです。脚も伸ばせません。

なぜ伸ばせないかと言うと、昇降する荷台が下に降りているからです。

荷台を上げれば、、、

脚を伸ばせるのですが、

お見苦しい画像スイマセン。

その代わり、冷蔵庫のフタが天井につかえて開かなくなります。

冷蔵庫が開かないと、冷えたビールを取り出せないので、食事中に荷台を上げることは出来なかったのです。
ちなみに荷台を下げた状態なら、ほらこの通り。ビールが取り出せます。

ビールは飲みたい、脚は伸ばしたい、ビール、脚、ビール、脚、ビー、、、
両者を両立する方法はないものでしょうか?

ところでこの昇降荷台については、以前のブログでも少々紹介しましたが、ここで改めて詳しく紹介します。

この荷台が昇降する仕組みですが、パンタグラフのような仕組みの上に荷台の板が載っています。
でもそれだけだと重くて持ち上がらないので、パンタグラフをガススプリングで支えてアシストしています。約80kg前後の力でアシストしています。
写真でみるとこうです。

パンタグラフはアルミの角パイプ。内部に補強としてアルミの角棒を挿入しています。写真の右下と右上がフレームや天板に固定されていて、左の上下はフリーにスライドして動きます。
パンタグラフの4カ所の先端は、ベアリングを車輪のようにして荷重を支えています。
左下。溝をつけたガイドに固定して、浮き上がり防止。黒いのはグリス。
右上。ベアリングの固定軸はM8ボルト。本当はM10で頑丈にしたかったのですが、ちょうどいいベアリングが規格に無かったので。

上下させるときは、このヒモを引っぱると、、、

両側の固定ピンが穴から抜けて、、、

ちなみにピンは、バネで常に穴に差し込まれるようになっている。

ピンが抜けたら、天板を手で持ち上げます。
上端まで持ち上げると、上の穴にピンがバネの力で自動的に刺さって固定されます。

ピンが刺されば一応しっかりと固定されるのですが、さらにこの板を外す。

留めていたヒモを外すと、、、

板が降りてきて、、、

扉部分を広げて、、、

パタンと立てて、、、

扉部分を曲げて固定。(マジックテープで貼り付くようになっている)

これで固定完了です。
この板とピンで、荷台の二重の落下防止装置になっています。また万一落下したときに、パンタグラフ部分に脚や手が挟まれるのも防いでいます。
マネして作る人がもしいたら(いないか・笑)、この板は絶対付けて下さい。パンタグラフに挟まれたら、指ちょん切れます。危険ですから絶対付けてネ。自己責任でヨロシク!

以上、構造説明終わり!

で、話しはビール、脚、ビー、、、の両立問題に戻ります。

解決方法はカンタンです。現状では上・下端にしかないピンの固定穴を、中間にもう一つ開ければいいのです。
どのくらいの高さに開ければいいか実際に脚入れて計ってみると、、、

再びお見苦しくてスイマセン!

17cmでした。

この高さなら、冷蔵庫のフタもなんとか開けられます。

穴は、このアルミの支柱に開けます。

下端穴から17cmの位置に穴を開ければいい。

17cmでピンが当たっている場所にサインペンで印して、、、

半円ですが、これだけ付けば充分。

センターにポンチ打つ。

3mmドリルで下穴開け、、、

背後には、ドリルが内装を突き破らないように、適当な鉄板をガムテで留めて保護。

8mmドリルで本穴開け。

ピン直径は6mmですが、穴は大きめの8mmにすると、ピンが刺さりやすい。

穴開け完了!

ピンも上手く刺さりました。刺さる時の「ビン!」と言う音が心地いい。

これで荷台が中間で固定できるようになりました。
雨の日も脚を伸ばしてビールが飲めます。

また一歩、野望に近づいた、、、? つづく

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