Yafko Hotel(アカバ)
- 2018.01.10
- 今夜の宿 ヨルダン-2017.12〜2018.01
- ホテル, 素泊り
2018年1月訪問
だんなのぴーです。
ベドウィンキャンプ泊を満喫したぴーぱー。再びレンタカーに乗って、次はヨルダン最南の街アカバへ向かいます。
ワディラムから1時間半ほどで、アカバに到着。チェックイン前に街を歩いてみました。
番外編:アカバの街
アカバは紅海に面した港湾都市です。アカバからイスラエルのエイラットに陸路で移動することもできますし、フェリーでエジプトのヌエバに渡ることもできます。
海沿いの公園に行ってみました。グラスボートが行き交う紅海の水は澄んだ青でした。
水が一滴も無い砂漠から海。癒やされます、、、。
街にも活気があり、沢山の商店が建ち並び賑わっています。アカバはヨルダンの経済特区で、税率が他の街より安いんだそうです。
さて、ぴーぱーはこの街でなんとしても手に入れたい物がありました。
それはビールです。酒屋を見つけてビールを購入しなければ、もう胸のカラータイマーが赤く点滅しています。
これまで立ち寄った、死海、ダーナ村、ワディムーサ、ワディラム、どこも酒屋を見つけられず、もう限界の二人なんです。
ここはなんとしてでも酒屋を見つけたいところです。
イスラム教国であるヨルダンは禁酒が建前なので、酒屋は表通りではなく裏通りにひっそりとあるに違いないと考えたぴーぱーは、表通りを避け裏通りを選んで歩きます。怪しげな観光客です。
そうやって歩くこと1時間。それでもなかなか見つからない酒屋。もう半ば諦めかけた頃ようやく酒屋が見つかりました。
でもそれは確かに裏通りですが、ひっそりとではなくドーンとありました。
こんなにおおっぴらに看板を出していいのでしょうか?アラーの神に叱られないのでしょうか?
この国でお酒を買うことに若干の後ろめたさを感じていたぴーぱーは、まるでいかがわしい所にでも入るように、あたりをキョロキョロ伺って、誰も見ていないことを確認してササッと店内に入りました。
すると、あったー! 求めていたものはコレ!コレなんですよコレ!!
店内を見回すと、他にもジンやリキュール類と思われる缶。
ワイン、ウイスキー。
素晴らしい!スバラシイ!ロシア語で言えばハラショー!
〜ぱーの声
ようやく見つけた酒屋。しかも、この品揃えです・:*+.(( °ω° ))/.:+
嬉しくなったぴーぱーですが、一体何本まで買えるのでしょう?
ドキドキしながらレジにいた男性に「あの〜、ビールが欲しいんですけど、1人何本まで買えますか?」と尋ねました。すると笑顔で「お好きなだけどうぞ」と答える彼。
えっ(・ω・) 好きなだけ買えるのーーーーーー!?
それを聞いたぴーぱーは、この国に来てから飲めなかった分と、この先飲む分のビールをカゴ一杯に入れてレジに向かいました♬〜
レジのオジサンがアラビア語で何か言ってきました。「いいね~、やるね~、見所あるね~、ナニ人?」と言っているようです。
胸を張って「Japanese !!」と答えるぴーぱーなのでした。
酒飲み同士、言葉は違っても心は通じ合うものなのですね。
結局買ったビールは、ペトラビール、フィラデルフィアビールと言うヨルダンビールです。
肝心のお味ですが、マズイと言うことはなく普通に飲んで酔えますが、日本のビールに比べると、味に深みやコクが足りずまだまだといった感じです。
これはぴーの憶測ですが、禁酒の文化だからでしょうか、二つのビール会社はそれほど大きくないのかもしれません。また創業からの日も浅く研究不足(ペトラ1964年、フィラデルフィア1955年創業 缶に書いてある)。アルコール度数を高くして(ペトラ8%、フィラデルフィア5%)、「酔えればいいんでしょ」的な雰囲気が感じられました。
もっとガンバレ ヨルダンビール。
値段ですが、他に輸入ビール(ハイネケン等)も何種類か織り交ぜて購入したのでそれぞれの単価はわかりませんが、計算してみると500mlが1本390円。店のオジサンは「タックスフリーだよ」と言ってました。
〜でも、これだとアンマン空港より高いんですけど、、、byぱー〜
ちなみにその後アカバの街を歩いていると、他にも酒屋を2、3軒見つけました。一度見つけると、次々見つかるものですね。中には表通りに面した店もありました。
さて、缶ビールの重みで破けそうなレジ袋を両手に持ってホテルへ向かいます。
Yafko Hotel
今日泊まるのは、Yafko Hotelです。
〜予約担当ぱーの声
ヨルダンのビーチリゾートであるアカバ。海沿いには外資系のお高いリゾートホテルもあるようですが、その手のホテルはぴーぱーのカラーではありません。地味で安いホテルがお似合いなんです。
でもせっかく海沿いに来たんだから、部屋から海が見えたりしたらいいですよね♪
という淡い期待を胸に、Booking.comで検索。そうして見つけたのが Yafko Hotel です。街の中心地からも海からも近い好立地。値段も手頃で、シービュールームに空きもあります。
ただ、1つ心配なことがありました。Booking.comの施設情報に「敷地内に事前予約不要の公共パーキングあり:無料」 と書かれていますが、その下に「路上駐車」とも書いてあります。
一体、どっちでしょう?
「公共パーキング」というのも気になるし、さらに「駐車場がなかった」というクチコミをいくつか見かけたのにも不安が募ります。
でも『施設情報に 駐車場ありと書いてあるんだから、どうにかなるだろう』と思うことにして、予約しちゃいました。〜
さて、話はアカバの街に到着したところまでさかのぼります。まずはホテルの場所を確認し、事前予約不要の公共パーキング に車を止めようと思いました。
これがYafko Hotelです。
敷地内駐車場は見当たりませんでしたが、道路を挟んだ向かい側は公共駐車場のようです。
なので、そこに駐車してとりあえず街へ買い物に行ったわけです。
でも、ここは本当に公共駐車場なのでしょうか?看板や料金所のようなものはありません。ただの空き地です。
でも他の人も自由に駐めたり出たりしています。
しばらく様子を見ていると、案の定怪しいオジサンがどこからともなく現れて、駐車場の隅からこちらをじぃ~と見ています。
駐車場の管理人のようでもありますが、車上狙いの泥棒のようでもあるし、ただのホームレスにも見えます。オジサンの正体はわかりませんでしたが、なんとなくここに車を駐めるのは不安です。
念のためチェックイン時に「向かいの駐車場に車を止めたんだけど、あそこでいいんですか?」と確認したら、あまりオススメではない様子。そして「ホテルの前に止められるよ」とも言われました。
でも、スペースがないんだよねー、、、、。
とりあえず一度部屋に入り、窓から下の様子を伺っていたら、ホテル前に空きスペースができました!すかさず移動!!
写真は移動後に部屋の窓から撮ったぴーぱーの車。左から二番目です。
駐車位置は交差点内。ぴーぱーにとって人生初の“名古屋どめ”。あぁ、心が痛む、、、。
再びホテルの人に「あそこに駐めたんだけど」と言うと、「いい場所が空いてよかったね」と言われました。アカバは “名古屋どめ” 推奨のようです。
一応横断歩道は避けてあります。
夜もそのまま交差点内放置。結局ここに駐め続けました。
さて無事に(?)車を止めたので、ロビー周辺を紹介しましょう。外観は少々疲れていますが、ロビーやレセプションはきれいでスタイリッシュです。
レセプションの若い男性も、スーツを着込んでオシャレな感じ。ビジネスライクではありますが愛想もよく、手際よくチェックイン手続きをしてくれました。
お部屋
5Fの502号室のカギを受取り部屋へ向かいます。
502号室は、通りに面した部屋でした。
今回 Bookng.com で予約したのは
デラックス ダブルルーム( 20 m²)シービュー:1泊 / JOD 42.056+市税7%
海を望む客室で、エアコン、小さなシーティングエリア、薄型テレビ、ミニバー、バスルーム(バスタブまたはシャワー付)が備わります。
ロビー同様、スタイリッシュな雰囲気の室内。
ペトラのCandles Hotelとは違う雰囲気です。
古そうな冷蔵庫ですが、普通に冷えます。
ただ音がうるさい。
冷蔵庫は空ですが、ルームサービスを頼むことができます。
ソフトドリンク系のみ。1JOD(約160円)均一。お安いです。
テーブルの上には、色々なドリンク類が置いてあります。
でも『これらはもしかしてルームサービスの一種では?』、、、、と不安で、結局手が出せませんでした。臆病者です。
バスルームの中。
若干設備が古いですが良しとしましょう。
洗面台には石鹸。
タオル。
シャワーブース。
手持ちのシャワーは壊れていたので、頭上のシャワー(ぴーぱー用語で“ひまわりシャワー”)を使用。シャワーブース内にはバスジェルが置いてありました。
トイレ。
クローゼット。ハンガー少なめ、金庫あり。
概ね満足な部屋ですが、唯一の問題は暖房の効きが弱いこと。そのくせ音がうるさい。
ベドウィンキャンプの砂漠ツアーで冷えた身体が温まらないのが少々つらかったです。
ぱーが ”ナイスビュールーム” をリクエストしてくれていたので、上層階の眺めの良い部屋でした。またYafko Hotelは交通量の多い交差点に位置しているので、下層階だと車の音がうるさいかも。この点でも5Fで良かったです。
窓からは、アカバ港。湾の対岸はイスラエルのエイラット。向こうはどんな街なのだろうかと想いをはせます。
夜景もきれい。この街もアザーンが聞こえました。
翌朝早くには、イスラエルの山に満月が沈んでいきました。
泊まった感想
車は路駐、手持ちシャワーが壊れている、暖房が効かないなど小さな問題点はありましたが、フロントの人や館内、室内はヨーロピアンな感じで好印象。
ここまで独房風やらアラブ風、ベドウィン風など慣れない宿が続いていたので、久しぶりにほっとできるホテルでした。
夜は、港街アカバの夜景を肴にビールで盛り上がりました。朝食はありませんでしたが、アラブ風の朝食に少し飽きていたので丁度良かったです。
ヨルダンレンタカー旅も、最南の街まで来ました。明日は北上して死海付近まで戻り、ヨルダン川沿いのホテルに宿泊予定。
その前にヨルダンの温泉にも寄りましたので、その様子もご紹介します。温泉好きの方、乞うご期待!
Yafko Hotelの公式サイトは→ こちら
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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