Candles Hotel(ペトラ)

Candles Hotel(ペトラ)

2017年12月訪問

だんなのぴーです。

ダーナ村の Dana Castle Hotel の独房であまり納得できない一夜を過ごしたぴーぱー。早々にホテルを後にして、ペトラ遺跡へ車を走らせました。

 

番外編:ペトラ遺跡

ヨルダン観光と言えば、やはり世界遺産のペトラ遺跡です。

ダーナ村からペトラまでは、のんびり走って2時間程かかりましたが、早く出発したので午前10時半頃着。

しかしペトラ遺跡周辺の駐車場は大型バスで満車。道も路駐で一杯。交差点のカーブ部分にも駐めています。こういうのを以前日本では、“名古屋どめ”と言っていたように思いますが、最近はどうなのかなあ(名古屋の方すいません)。でもここヨルダンでは、まだオッケーな交通ルールのようです。

さすがに“名古屋どめ”はできない気弱なぴーぱーは、やや離れた空き地を見つけて駐車し、遺跡入口へ向かいます。

ペトラ遺跡の入場料は、年々値上がりしていることで有名です。ぴーぱー訪問時の入場料は、1人50JOD(日本円で約8,000円)。ディズニーランド並の高さです。泣く泣く払って入場するぴーぱー。

ちなみに、入場料は現金払いのみでした。ぴーぱーは事前情報で知ってましたが、知らずに慌てている欧米人もいました。1人50JODといったら結構な大金です。家族で訪れた人とか大変ですよね。

今回ぴーぱーは、午前11時頃に入場。入口から一番有名なエル・カズネ(宝物殿)までは、徒歩約30分。そこから最奥のエド・ディル(修道院)までは1時間半ほどでした。サンドイッチのお弁当持参で歩きます。ラクダ、ロバ、馬に有料で乗ることもできますが、道沿いに次々と現れる遺跡を自分のペースで見たり撮ったりするには、徒歩がオススメです。

客待ちのロバと、

ラクダ。

「しつこく乗ることを勧誘された」というクチコミも見かけますが、なぜかぴーぱーには声がかかりませんでした。なんでだろう?

まあ、お好みで乗ってみるのもアリかも。そうすると、こんな感じで遺跡内を移動できますよ。でも、料金の交渉は覚悟してくださいね。

人を乗せなくてもいいロバは、荷物を運ばされます。いずれにしても大変です。

一応、行った証拠に、エル・カズネ(宝物殿)と、

エド・ディル(修道院)

エド・ディルまでは、このような道をひたすら歩きました。

ペトラ遺跡を出たのは午後4時頃でした。一日よく歩いて楽しむことができましたが、入場料は3,000円くらいでもいいと思いました。

 

Candles Hotel

さてこの日のホテルは、遺跡入口から歩いて5分ほどにあるCandles Hotel。急な坂の上にあります。

このCandles Hotelは無料駐車場付き。ペトラ遺跡から徒歩5分の立地だし、当初の目論見ではチェックイン前にこちらの駐車場に車を置かせてもらい、ペトラ観光するつもりでいました。

が、行ってみると駐車場は想像以上に狭く、とても「朝から止めさせてくれない?」と言える雰囲気ではありません。仕方なく空き地を見つけて止めたわけです。

夕方到着時も止めるところが見つからず、スタッフの指示に従って玄関へのスロープに止めることになりました。

そんな駐車場事情の中、玄関前に駐まっているBMW750は多分経営者の車。儲かってまんな~。

その車の持ち主と思われる恰幅のいいヒゲのオジサンにチェックイン手続きをしてもらいました。

カギを受取り、4Fの部屋へエレベーターで向かいます。

「火事の場合は使うな」と書いてありますが、普段でも使うのが少々不安なエレベーター。

ドアを手で引いて開けると、、、小さい。大人2人とスーツケース1個がやっと乗れるサイズ。

サイズよりも、その重さに耐えきれるのか?このエレベーター。落ちたりしないよね?

この写真は、ブレてるのではありません。このエレベーターには乗る時に開けたドアしかないので、エレベーターに乗ってる時は動いてる壁が見えるんです!(内扉はない)

二重扉のエレベーターに慣れている日本人には、むき出しの壁が動くのが怖いです。

外国にはたまにあるエレベーターですが、使用上の注意をよく読んでお乗り下さい。(そんなもの書いてませんけどね)

 

お部屋

部屋は302号室。1Fがグラウンドフロアなので、4Fですが302号室です。

〜予約担当ぱーの声

今回 Booking.com で予約したのは
ダブルまたはツインルーム(朝・夕食付き): 1泊 / JOD46.80+サービス料10%+市税7%
客室サイズ 20 m²
エアコン、テレビ、ミニバー、専用バスルームが備わります。

日本円にして9,000円弱でした。朝食のみプランもありましたが、夕食を付けても1人1,000円しなかったので試しに付けてみることにしました。

Booking.comの写真を見て想像していたより”かなり”古いホテルで驚きましたが、日本の温泉宿でもたまにあることなので仕方ないですね〜

ベッドの上のこれはなんだ?ウェルカムのおもてなしでしょうか?

反対側を振り向くとこんな感じ。アラブの伝統的ホテルなんですね。

冷蔵庫は古いけど問題なさそう。

金庫もあり。

洗面所もアラブ風。

おしり洗いシャワー完備。

バスジェルとシャンプー。

石鹸。

ポンプ式ボディーソープ(シャンプーだったかも)

どれも安物な感じですが、ソープ類は充実のラインナップ。

たたみ方が雑なタオル。

窓からの風景。

ぱーが”ナイスビューの部屋”をリクエストしておいてくれたので、眺めは良いですね。左奥が、ペトラ遺跡入口の方向です。

窓から下を覗くとエントランスポーチと駐車場。

縦列駐車の左から4台目がぴーぱーの車。路駐ではありません。敷地内です。

ちなみに夕方は、こんな景色が見えました。

古さも感じますが、特に問題ない部屋や設備です。

ただ、暖房が効かずに寒かったのは困りました。クローゼット内に毛布があったので、それをかけて寒さをしのぎました。

夕食

夕食時間の19:30になったのでレストランへ向かいます。

夕食時間開始すぐだったのでまだ誰もいませんが、ブッフェ形式の夕食がすでに準備されていました。

アラブ風ホテルだけに、メニューもアラブの珍しいものが食べられるかもしれません。

アラブ風のサラダコーナー。そのまま食べてもヨシ。パンにはさんでもヨシ。

保温容器の中は肉料理。イスラム教なのでチキン料理です。

ミートボールの煮物。

たしかマッシュドポテト。(記憶が不鮮明ですいません)

スパゲティ。(ピンぼけですいません)

ライス。

パン。

取りそろえて持ってきました。

美味しくないわけじゃないんだけど、どれも味付けが塩っぱいです。

イスラム教ではアルコールは禁止されていますが、オーダーしたら鍵が掛かった冷蔵庫から缶ビール(350ml 1本/3.5JOD)を出してくれました。

冷えたビールにありつけたことで喜ぶぴーぱーでしたが、他のヨルダン人のお客さんは、ワインを飲んでる人が一組いただけで、他の人はジュースでした。

最後にシメのデザートもいただき満腹です。

特に珍しいメニューはありませんが、アラブを感じられるメニューでした。

ヨルダンの人は普段こんな感じの物を食べてるのかな。

夜寝ていると、やけにモスクのアザーンの音が大きくて何度も叩き起こされました。

朝食

翌朝外に出てみると、ホテルの隣がモスクでした。ミナレットの上についているトランペットスピーカーが爆音の犯人です。

そういえば、ヨルダンはイスラム教国ですが、この街にきてようやくアザーンを聞きました。まあこれも、今となってはイスラム国を旅した思い出の一つです。

朝食も同じレストランです。夕食と朝食ではメニューに違いはあるのでしょうか?

シリアル類。

まるで産みたてのような盛り付けの玉子。でもゆで玉子です。

ジャム、バター、チーズ。

サラダは夕食と同じでした。

朝は食パンもありました。ずっと薄いアラブ風のパンばかりだったので、久しぶりに食べた食パンのトーストが美味しかったです。

ジュース、コーヒー。

さらに玉子料理も作ってくれます。

デザートのフルーツとパンケーキ。

夕食とは結構メニューが違っていて嬉しいです。

卵料理もフライドエッグからオムレツまで、リクエストに応じて作ってくれます。

レストランのクリスマス飾り。ご馳走様でした。

泊まった感想

純アラブ風ホテルですが、何も恐れることはありませんし問題ありません。朝夕の食事で、アラブっぽいものも食べられて、大音量のアザーンも聴けて、プチアラブ&イスラム体験ができます。

ヨルダンはかなりイスラム色が強い国ですが、このホテルは、ビールを飲んでも眉をひそめられることも無く、クリスマス装飾もある。そんなところがヨルダンのバランス感覚と言うのでしょうか。ぴーは好きです。

〜ぱーの声

このホテルを選んだ1番の理由は、ペトラ遺跡への近さ&無料駐車場でした。駐車場については残念ながらあまり期待通りではありませんでしたが、それでもCandles Hotelの滞在は満足でした。

施設は古いながらも必要なものは全て揃っており、さすが三ッ星ホテル!(公式サイトより)

試しにつけてみた食事も、なかなか楽しめましたよ♪

遺跡から離れたCity Centerの方に行けばもっと安いホテルもありましたが、ここCandles Hotelだって2食付きで1人4,500円です。

またCity Centerの方に行くと交通量も多いので、ちょっと町外れのこのホテルは車旅の方にもオススメです。(ただし駐車場は狭い)〜

番外編:Wadi Musa の街の様子

チェックアウト時間の12:00までホテル周辺を散歩したので、街の様子を少し紹介しましょう。

ペトラ遺跡観光の拠点となるのは正確には Wadi Musaという街です。Candles Hotel もWadi Musa に位置します。このWadi Musa の街には中心街が二カ所あり、一つは、ホテルがいくつも建ち並ぶペトラ遺跡入口近くの観光街。もう一つは、地元の人が住む City Center です。バックパッカー向けの安ホテルは、この City Center に多いようです。

写真はペトラ遺跡近くの街の様子。

少しヨーロッパの雰囲気も感じられる明るい町並みです。西欧人の観光客も多く見受けられました。

ところで、ビール党のぴーぱーとしてはヨルダン3泊目にしてそろそろ困り始めたことがありました。それは、街中で酒屋が見つからないのでビールが買えない!と言うことです。

街々で酒屋が無いかキョロキョロしているのですが、未だに一軒も見つかりません。アンマン空港の免税店で買ったビールはあっという間に飲み干し、その後はウイスキーをお湯割りにしてなんとかつないできました。昨夜はレストランでビールが飲めましたが、この先どうなるか心配です。

〜ぱーの声

初日に泊まったDead Sea Spa Hotelの近くに観光客向け(?)のショッピングモールSamarah Mall がありました。日本人の口コミも見られ、どうやらパブもある様子。

『そこに行けばビールくらい売ってるだろう』と思い、チェックアウト後に寄ってみたんです。

モール内を歩いていると、コンビニエンスストアのような店を発見。「やった!あそこでビールが買える!!」と足取りも軽く店内に入ったぴーぱー。

飲み物コーナーを探しても、ビールらしきものは見当たりません。

試しに店のおじさんに「ここでビール買えますか?」と聞いてみたら、ものすご〜く嫌な顔で「ノーーーー」と言われてしまいました、、、。

敬虔なイスラム教徒は「ビール」と聞くだけでも嫌な気持ちになるんですね。

つまり何が言いたいかというと「死海沿いのSamarah Mallでもビールは買えませんよ」ということでした〜

事前にネットで「観光街にあるパレスホテル1Fのバーで、ビールがテイクアウトできる」という情報を得ていたので、確認しにきました。

確かに1Fにバーがありますが、朝なので閉まっていました。

ビールが買えるかどうかわかりませんが、いずれにしてもバーなので、お値段高めなのは間違いないでしょう。

これだけホテルがあってビールを出しているならば、それを卸している酒屋がどこかにあるハズだと思うのですが見つかりませんでした。

ペトラ遺跡近くの観光街からCity Centerへは、坂道を登って徒歩30分。City Centerにあるホテルは、ペトラ遺跡への送迎付きが多いようです。

普通の人は車を使う距離でしょうが、ぴーぱーは外国の街は基本的に歩き移動です。

タクシーの値段交渉、公共バスの乗り場探しや路線確認、どれも面倒くさいので歩いた方が早いし、タダだし、街の様子も見ることができるからです。ただし今回は、遺跡の砂埃がひどく、少々難儀しました。

写真は、City Centerへ向かう道から見下ろした観光街。

一番左がペトラ遺跡入口。そこから右に伸びる道路沿いがホテル街。Candles Hotel は、その道から数十メートル中へ入った所にあります。(写真では陰になって写っていない)

そして到着したCity Center。

こちらはよくあるアラブの田舎町でくすんだ暗い雰囲気。午前中から渋滞しています。

やはり酒屋は見つかりませんでした。

代わりに見つけた肉屋。

今朝、血抜き&逆さ吊りの刑にあった羊さんかヤギさんです。(たぶん)

こんな風景も、ヨーロッパやアラブではよく見かけますが、この店ではビニール袋がかけてあり多少衛生的。

さて、そんな街探検も終えたぴーぱーはペトラを出発!

目指すはベドウィンキャンプ。今夜は砂漠のテント泊です。

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