世界へ!最終整備19 ボディアース磨き〜エアバッグ アーシング

世界へ!最終整備19  ボディアース磨き〜エアバッグ アーシング

「ボディアース磨き〜まだあったアース線」からのつづき

プラス幹線 端子磨き

ここまでマイナスアース線の端子を磨いたり、劣化したコードを交換してきましたが、
電気回路的には、マイナス側だけでなく、プラス側も同様にメンテした方が良いに決まってます。
そこで、プラスの太い幹線の端子も掃除して磨くことにしました。

それは何処にあるかというと、エンジンルームのヒューズボックスの中にあります。
この中の、、、

コレです。

バッテリーのプラス端子から延びた幹線は、ここまで延びてきて、ここで細い線にに分岐されて、各回路に電力供給されるのです。

さっそくナットを外すと、、、それなりに汚れています。

ヒューズボックスの中で保護されているので、マイナス幹線ほどは汚れやサビはありませんが。

でも一応ピカピカに掃除して戻しました。

さらに120Aのスローブローヒューズの端子も、、、

このヒューズにも、ほとんどのプラス電流が流れているハズなので。

数ヶ月前に外しましたが、改めて外して、、、

掃除して戻す。

ちなみにこのヒューズの外し方は、↓の記事参照。

エアバッグ アーシング線取付

そもそも今回のアース線磨きは、エアバッグ警告灯が点滅する原因が、
アース線端子のサビ・汚れにより、電流の流れが悪くなっているからではないか?と近所の自動車整備工場で言われたからです。

そこで考えたのですが、
エアバッグコンピュータに流れる電流が不足しているのなら、せめてマイナス線だけでもバッテリーから直接引いてくればいいのです。そうすれば、途中の端子のサビ・汚れ、ボディ鉄板の溶接箇所の劣化等に関係なく安定した電流をコンピュータに供給できるハズ。

これで最終解決できるかな?

今回は外しませんでしたが、これがエアバッグコンピュータ↓

以前に外したときの写真です。

エアバッグコンピュータは、運転席のセンターコンソールのカーステ裏の奥まった場所のボディ鉄板に4本のボルトでケースごとアースされています。
そこで内装を外さなくても手が届く、上写真右下のボルトを一旦外して、アース線とともに締め戻すことにしました。

アース線に使うのは、ごく普通の家庭用のビニール線。許容電流12A。

耐候性ではありませんが、車内配線なので問題ありません。

コードの片側に丸形端子付ける。

せっかくの平行コードなので、二本まとめてかしめる。これで許容電流24Aになる。
コンピュータにそんな大電流が流れる訳ありませんが、少しでもコードの抵抗値を低くしたかったので。
注意! ただし、このマイナス線を引くことで、エアバッグ近くの電装品(カーステ、ヒーターファン等)のマイナス電流が、この線を流れてコードが発熱または焼き切れる可能性も無いとは言えません。そこまでいかなくても車体全体の電流の流れを乱すことになるかもしれません。要注意です。

コードの反対側には、家庭用三極コンセントプラグを付ける。

プラグの中は、マイナス側だけ結線。

忘れないように、外側にも書いておきます。

すき間からソケットレンチ入れて、コンピュータ固定ボルト外して、、、

外したボルトに丸形端子を刺して戻して、、、

内装の内側をはわせて、、、

何処につなぐかというと、デイビーにはサブバッテリー充電用にエンジンルームから車内に太いバッ直電源がプラス・マイナス両方引いてあるのですが、そこに付けておいた12Vコンセントがあるので、、、

そこに刺せば接続完了!

三極コンセントなので、間違って反対向きに刺してショートさせる心配はありません。

これで直るでしょうか。結果は???

直りませんでした・泣。
やはりドライブ十数回に一度の頻度でエアバッグ警告灯が点滅します。
こうなるとあと出来ることは、バッテリーとエンジンをつなぐメインアース線の交換しかありません。

でもそれは、以前に書きましたが納期待ちなので、
届いたアース線を飛行機で手持ちで海外現地へ持って行き交換します。
果たしてどうなることか、、、。

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