パワーウインドウ常時開閉化〜完結編

パワーウインドウ常時開閉化〜完結編

捜索編」の続き。

もう解ってますね・笑。自己責任でオネガイシマス。

一体全体PWリレーは何処にあるのでしょう?
いろいろ調べると、運転席ドアの中にあるというブログ記述もありましたが、
そのブログの写真を見ると、ぴーが探しているリレーとは形状が違うようなので別リレーかと。(サファリの運転席ドア内に何かのリレーがあるかどうかは未確認)

さらに調べると、この部分にもリレーが隠されている場合があるようです。

グローブボックスの裏側

グローブボックスの外し方は、これらのビスを外すだけ。

“だけ” と言っても8本もある。
ハイ、取れました。
デイビーのこの部分のねじ穴は、何度も付け外ししてるので最近緩くなってきました。

DIYやり過ぎ注意報!

中をのぞき込むと、、、

あった!

青いのが二つ。でも何のリレーか書かれていない。

一個ずつ外してPWが動くかどうかチェックします。外して動かなくなれば、それがPWリレーです。

リレー外してイグニッションONにして、、、
動作チェック

そしたら、下の方のリレーを外したらPWが動かなくなりました。

コイツがPWリレー。

とったど〜!

下がリレー。上は車体側ブラケット。
部品番号2523079981。ちなみにこのリレーは、他のカ所でも幾つか使われていました。

内部の配線はこうなっている。

キーひねってイグニッション電流が1から2に流れると、コイルが電磁石になって、3と5の間のスイッチを引き寄せてONになる。すると3から5に常時電源が流れてPWに給電される仕組み。
写真では見にくいですが、①〜⑤の端子番号は端子根元に振られています。
ちなみに汎用品リレーには①②には85、86。③⑤には30、87の端子番号が振られています。どうしてそんな番号なのかというと、、、知りません。聞かないで下さい。

念のため車体側ブラケットの③⑤の穴に、テスター差し込んで電圧測定して確認。

キーOFF状態で12Vありました。常時電源来ています。ヒャッホー!

■ケーブル作り

材料はコレだけ。

このケーブルは断面積1.25mm2なので15A程度流せます。それを3本束ねて45Aまで流せるようにする。エンジンルーム内のPWヒューズが40Aだったので、これだけ流せれば充分かと。実際には四つの窓同時に動かさなければそこまで流れませんが、ここはしっかり容量確保。

三本束ねて、、、

ハンダで固めて、、、

端子にカシメて、、、

さらにハンダ。

端子部分にもハンダ盛って、断面積不足を補う。

熱収縮チューブ。

完成!

別に自慢するほどの物ではありません。

それをブラケットの③と⑤に差し込む。

差し込むときは緊張しました。
間違って①②に差し込むと、キーひねった瞬間ショートします。

テストしたら、、、

無事動きました!!!

抜け防止にテープ巻いて、、、

元に戻す。

外したリレーは、グローブボックスに入れておきます。

もしも不具合が発生したときに、すぐ戻すためです。

後日、正しい計り方で再度暗電流を計ってみたところ65mAでした。(デイビーはセキュリティが付いているので若干数値大きめ)
PW改造前の値が計れなかったので前後の増減は解りませんが、改造後でもこの程度なら問題無いと思います。

ちなみにPWロックスイッチを押せば、暗電流が減るかと思ったのですが変わりませんでした。

また挟み込み防止機能はキーOFFでも作動しました。(ウインドウにウレタン銀マットを何枚か重ねて挟ませて確認)
まあメーカーや車種によって、回路は様々でしょうからご参考まで。

作業中、何度も窓を上下させたので、バッテリー補充電。
そもそも自動車メーカーが、何故PWを常時開閉可能にしないかと言うと、PWは電気を食うからだそうです。エンジン掛けようとしてスターター回らなかったら困りますからね。PWはエンジン掛けてる時にしか動かしてもらいたくないようです。

キーOFF時の開閉は必要最小限にしましょう。

と言う事で、念願の常時開閉ができるようになりました。しかも掛かったお金は “ゼロ” 。
ハッキリ言って、かなりうれしい!
これで車泊が格段に快適になります。

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