車泊快適化計画1 引き出しは偉大だった!?
来春まで出発できないことになったので、それまでの間どうして過ごそうか?
ぽっかり空いた七、八ヶ月。
ここは考え方を無理やり前向きにして、せっかく手に入れた時間を、来春からの世界旅で、より快適な車泊生活を送るための準備時間と考えて、車泊快適化計画を進めることにしました。
で、その一回目。
今回は少し前の投稿で大きなガスコンロ、イワタニのカセットフー BO(ボー) EXを「何処に収納するかしばらく考える」と書きましたが、スバラシイ方法を見つけましたので紹介します。
ガスコンロを収納するスペースとしては、荷台の上半分には整理棚や冷蔵庫が鎮座しているので空きスペースは1ミリもありません。
そうなると必然的に下半分の何処かに収納するしかありません。
下半分には現在、食料を入れる引き出しがあります。
たまたま自宅のカラーボックスの引き出しがサイズ的によかったので、それを押し込んで使っています。
これはこれで悪くないのですが難点が二つ。
一つ目は、引き出しの高さが結構キツキツで、出し引きするのに力が必要なのです。このまま使い続けると、下のカーペットがすり切れること間違いなしなので、なんとかしたいと思っていました。
二つ目は、カラーボックスの奥にビールの備蓄基地があること。
ぴーぱーは、ビールを毎日飲まないとカラータイマーが赤く点灯してしまう星人なので、毎日最低○本は飲むように医者から言われています・笑。
でもビールを取り出す度に、カラーボックスを降ろして、さらに腕と頭を荷台の下に突っ込んで、一本一本取り出さなければなりませんでした。
コレ、結構辛い作業なのです。
キツい体勢で何かをするのは、一泊二泊ならそれも楽しいですが、三日目にもなるといい加減やんなってきます。ましてや雨の日や寒い日や暗い夜は、、、。
食料、ビール、コンロをいっぺんに取り出しやすくする方法はないものか?
いろいろ考えたり、調べてみたところ、オーストラリアのサファリ乗りの人たちのYouTubeにいいヒントがありました。
こんなカンジの細長い引き出しを作って、その中に全部入れてしまえば、奥の物も取り出しやすくなるかもしれません。
それにしてもオーストラリアには、大勢のサファリ乗りがいるんですね。“nissan patrol australia” で検索するとゴマンとヒットします。そのほとんどの人が同じような引き出しを付けているようです。
で、早速作ることにしました。
久々の木工作。
いつも通り11.4mm厚のファルカタ材を使用します。
ちなみにこのファルカタ材ですが、先日ビバ・ホームに行ったら、
「ファルカタ材は在庫限りで終了となります」との表示が、、、。
どうして?気に入っていたのに。この先どうしたらいいのでしょうか?
で、その貴重なファルカタ材にケガキ引き。
バンバン切る。
細かいところはノコで切る。
サンドペーパーかけ、、、
部材が揃う。
雨なので玄関先の軒下で作業です。
じつはこの作業7月の末にしたのですが、今年の梅雨は長かったですねぇ。皆さん覚えてますか?
猛暑続きの今、そんなことが嘘のようですが、、、でも水害もあったし。
ボンドとスレッドで組み立てる。
形になってきた。
大きめの穴を二つ開けて、、、
ノコで穴をつなげて、、、
ヤスリで整えて、、、
引き出しの取っ手にする。
さらに側面に切り込み入れて、、、
コンロのツマミがはまるようにする。
ツマミのために、わざわざこんな面倒な加工をするのは理由があります。
引き出しの箱をつまみが入るサイズにすると、箱の幅が大きくなって、箱の隣に収納する折りたたみ椅子が入らなくなるからです。
狭い車内への収納は、いつもミリ単位のせめぎ合いです。
内側中段に小割を付けて、、、
その上にベニア板敷いて、、、
コンロを乗せて収納。ベニアの下も、食料収納スペースとして活用。少しのスペースもムダにしない。
さらにもう一つ引き出し作る。
二つの引き出しの組立完了。
続いて塗装。
こんな部分には紙やすりかけて、、、
まあ許せる程度になったかな?あとは塗装でごまかします。
掃除機で木くず吸って、、、
との粉で着色して、、、
塗料を塗るのですが、
最近ぴーが気に入っているのは、ダイソーの塗料とハケ。
これで100円×2品。チョイ塗りにサイコー。安くて助かります。
一回目塗り。
乾いたら、かるくサンドペーパー掛けして、、、
二度塗りするとツヤが出る。
内側は一度塗りでヨシとする。
完成!
缶ビールを入れると、、、いい缶じ。
荷台の下にも上手く収まりました。
食料、ビール、コンロが収納できました。
コレ、とても使いやすいです。
引き出しってスバラシイですね。最初に考えた人はエジソンやドクター中松よりもスゴイかも。なにしろ奥の物がスルスルと手前に出てきてカンタンに取り出せるのです。今までの苦労は何だったのか?と思うほどです。
普段私たちは引き出しのように、その存在が当たり前すぎて気付かないけど偉大な発明に囲まれて暮らしているのかも。例えば、車輪、傘、箸、ハサミ、、、。誰が発明したのか解らないけど、発明した人に大感謝ですね。
それはさておき、こうやってキツい作業を一つずつつぶしていけば、より快適な車泊ができるようになるハズです。
これから半年、いくつつぶしていけるかな?
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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