さんふらわあ ふらの(スーペリアオーシャンビュー / 和洋室)

さんふらわあ ふらの(スーペリアオーシャンビュー / 和洋室)

2019年7月訪問

少し早めの夏休み。今年は車で北海道に行くことにしました。

今までは青森→函館のフェリーを利用していましたが、”たまには大洗から乗ってみようか” ということになり、運行会社の三井商船フェリーの公式サイトをチェック。無事にチケットを手に入れることができました。

青森→函館間のフェリーは3時間40分なので部屋がなくても問題ありませんが、大洗→苫小牧間は18時間ほどかかります。ぴーぱーの利用する夕方便だと、19時45分に大洗港を出発して、翌日の13時30分に苫小牧港着。1泊2日の船旅になるわけです。

客室は約38㎡のスイートから相部屋のツーリストまで、予算によって様々な部屋を選べます。ぴーぱーが乗船したのはピークシーズンより少し前の平日だったので、直前でしたが希望通りの部屋を確保することができました。

チェックイン開始は16時から。インターネットで予約して、なおかつ料金を支払済みの人は自動チェックイン機でチェックインすることができます。

ピークシーズン前の平日のせいか、乗客は高齢の方が多いように見えました。そのせいか(?)、大半の人が窓口に並んでいます。

ぴーぱーは自動チェックイン機の列に並びましたが、案外難しくてびっくり。プリントアウトしてきたQRコードをかざせば終わりかと思いましたが、それだけじゃありません。車検証も自動チェックインさせなければならないんです。

皆さん、最近の車検証にはQRコードが付いてるって知ってましたか!? それを知らずに車検証を読み込ませようとするぴーぱー、、、

何度も失敗してやり直すうちに、車検証の下にQRコードが書かれているのに気付いたんです。それをかざしてみたら、ようやくチェックインできましたよ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

いつの間に、我が家の車検証にQRコードが付いたんだ!?

無事にチェックインが完了すると、部屋のカードキーが1人1枚出てきます。これが乗船券にもなりますので、下船するまで失くさないように気を付けましょう。

下船時もチェックがありますよ。

大洗→苫小牧間のフェリーは乗船時、車にはドライバーしか乗車できません。ドライバー以外の同乗者は徒歩で乗船しなくてはならないんです。

全国各地でカーフェリーを利用したことがありますが、このようなルールは初めてです。車検証のチェックインといい、なかなかセキュリティが厳しいですね。

仕方なく車はぴーにまかせ、ぱーは歩いて船に向かいました。

 

お部屋

お部屋は5Fでした。

今回初めての利用だったので知りませんでしたが、予約後に部屋指定ができたんですね!? 飛行機のチケットを購入する時は必ず座席指定をするぱーですが、フェリーのチケットも部屋指定できるなんて知りませんでしたよ!!

予約して入金を済ませると、”ご入金を確認しました” というメールがきました。『さすが三井商船フェリー、丁寧だな〜』と感心しましたが、内容はよく読まなかったんです。

自動チェックイン機に並んでいるときに改めて読み返したら “船室指定は予約内容照会より承ります” と書いてあることに気づいてびっくり。

『もしかしたら自動チェックイン機でも部屋指定できるかも』と期待しましたがそういう画面は出てこず、勝手に割り振られた部屋が5Fの一番端の部屋でした、、、

このフェリーを利用する予定の方、予約後に部屋指定できますよ。←もしかして常識 !?

公式サイトによると13.35㎡の和洋室。

窓付き部屋であるスーペリアオーシャンビューには “和室” と “和洋室” があり、値段は一緒。どちらにしようか悩みましたが “和洋室” を選択しました。

*値段はシーズンによって異なりますので公式サイトで確認してください。

その時は『なんで布団も置いてあるんだろう?』と不思議に思いましたが、改めて公式サイを見ると、和洋室は定員4名の部屋なんですね。

最初は “邪魔だな” と思いましたが、次第に寄りかかったり上に座ったりと、最終的には便利に使わせてもらいました。

奥にはベッド2台。

それぞれの枕元に照明とコンセントがあります。

まだ大洗港に停泊中の窓からの眺め。

夜間はカーテンを閉めてくださいね。

部屋には冷蔵庫あり。おもちゃっぽく見えますが、ちゃんと冷えました。

湯沸しポットと緑茶、昆布茶あり。

タオルや歯ブラシ類、ドライヤーもあります。

客室備品に “パジャマ” と書かれていたので『どんなのだろう?』と思っていたら、よくあるロングの1枚ものナイトウェアでした。

えっと、左下の扉の中には何が入っているのかな、、、

おっと、危ない。ここは開けてはいけません、、、

姿見もあります。

姿見の横にドライヤー用のコンセントもあり。

個室は各部屋にシャワーとトイレが付いてます。

大浴場もあるので使わなかったシャワースペース。

シンプルな洗面台。

定員4人の部屋だけあって、広さは十分です。

Wifiが部屋で使えないのは不便ですが、海上だから仕方ありませんね。パブリックスペースでは一応使うことができました(たまに途切れます)。

 

船内の様子

部屋の写真を撮り終わっても、車と一緒に乗船してくるぴーはまだ来ません。暇なので、先に船内探検をすることにしました。

あまり下調べせずに乗ったこのフェリー。乗ってから気付いたことが色々ありました。

まず、船室は5,6,7Fと3つの階に分かれています。一番上の7Fはスイートやプレミアムなどのバルコニー付き個室。6Fはオーシャンビュー個室の和室、窓無し個室の洋室、レストラン。5Fはオーシャンビュー個室の和洋室、カプセルタイプの個室、相部屋、大浴場です。

お風呂好きのぴーぱーは、偶然ですが大浴場と同じ階の部屋で良かったと思いました。ただ、5Fは人が多くざわついています。静かに過ごしたい方は6Fの部屋を選んだほうが良いかもしれません。

5Fの廊下にはコイン返却式のロッカーがズラッと並んでいます。最初は『なんのためだろう?』と思いましたが、相部屋の人用ですね。

コイン返却式ロッカーの横には、1回200円の冷蔵ロッカーもありました。

こちらは女子トイレ。

驚いたことに、女子トイレには試着室のような着替えコーナーがあるんです。

ドライヤー付きの化粧台もあります。

洗面所もこの通り綺麗。

トイレもこの数です。

これだけキレイで設備の整ったトイレなら、相部屋でも一晩過ごせそうですね。

実際、年配のご夫婦は相部屋を利用してる方も多いようにお見受けしました。部屋の中を見ることはできませんでしたが、公式サイトの写真を見る限りでは綺麗そうですよ。

少し離れたところにはコインランドリーもありました。

洗濯機、乾燥機各2台。洗剤自動投入の洗濯機300円、乾燥機は30分100円です。

こちらはスーペリア和洋室前の廊下にあった給湯室。

中には電子レンジ、給湯器、給水器、食器用洗剤と便利なものが揃ってます。部屋指定できるのを知ってたら、給湯室前の部屋を選べば良かったー、、、

と最初は思いました。

が、カプセル個室や相部屋にはお湯がないので、大勢の人がこの給湯室にカップラーメンを作りにやってきます。目の前の部屋だと、便利だけど人通りが多いかも!?

給湯室に置いてあるゴミ箱は、カップラーメンの空き柄で一杯になってました。

こちらはプロムナードと呼ばれるパブリックスペース。

写真は6Fですが、5Fにも同じようなスペースがあります。

プロムナードの窓から見た大洗埠頭。まだ乗船できてない車がズラッと並んでます。

6Fつながりでレストランを紹介しましょう。

レストランは下記の時間帯で営業します。

レストランはスリッパやルームウェアでは入店不可です。

詳しいメニューは公式サイトをどうぞ。

6Fにはゲームコーナーもありました。

5Fに戻りましょう。

5Fにはキッズコーナーや、

お土産売り場があります。

ズラッと並ぶ自販機コーナー。

アルコールも売ってます。良心的な値段です。

 

展望浴場

展望浴場は乗船したらすぐに利用できます。

あんまりぴーが遅いので展望浴場を偵察に行ってみたら、まだ誰もいませんでした。

キレイな脱衣所。

アメニティは何も置いてありませんが、とってもキレイです♪

冷水機あり。

鍵付きロッカーあり。

まだ大洗港に停泊中なので、景色は港。浴室の奥にはサウナもあります。サウナにも窓が付いているので、海を眺めながらサウナに入ることもできますよ。

ジャグジーもあります。

洗い場はこの通り。

ボディソープとリンスインシャンプーが置いてありました。

女湯は少し奥まった場所にありますが、男湯は自販機やパブリックスペースの近くにあります。”ルームウェアでお風呂に行かないでください” という案内はありませんでしたが、ちょっと行きにくい雰囲気です。

ちなみに男湯は、いつ行っても人がいたそうです。皆さん、船の中では暇なんでしょうね。

そうこうするうちに、ぴーも部屋に到着。

船が動き出すと寒いので、甲板にはほとんど出ませんでした。そろそろ出航です。

出航を合図に部屋でビールを飲み始めると間もなく「ただいまレストランは満席です」という船内放送が入りましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ 時間は19時、まだオープンしたばっかりです。

「余裕が出てきたのでお席にご案内できます」という放送が入ったのは20時近かったと思います。LOは20時、営業は20時半までです。

レストランを利用する予定の方、オープンしたらすぐに行ったほうがいいですよ。

「行かなくて良かったねー」と話しながら部屋でご飯を食べるぴーぱー。夜は静かに更けていきました。。。

ワンコインランチ

翌朝、カーテンを開けると海。

朝食も部屋で済ませたぴーぱーですが、”1回くらいレストランを利用してみよう” というわけで、お昼ご飯を食べに行くことにしました。

レストランの営業が始まると、その都度船内放送が入ります。12時になると放送が入り「数に限りがございます」とおっしゃいます。

これはやや想定内。でも殺到するのも恥ずかしいですよね。

というわけで、12時10分頃レストランに行ってみると人はほとんどいませんでした。なんだー、、、

ランチは2種類のみ。500円のワンコインランチです。

朝食はバイキングなので、ここに料理が並ぶのでしょう。

夜用の生ビールサーバーは昼も営業してました。

ワンコインランチにはコンソメスープが付くんです。

それがコレ。テイクアウト用の蓋と入れ物、ビニール袋ももありました。

ガランとした店内。

さて食べようかな♪ と席に着いた頃「ランチの販売は数量に達したので終了します」と放送が入りました。時間は12時15分、15分間で終了です。おそらく、ぴーぱーの後2~3人で終了したと思います。

一体何食用意しているのでしょうか!?

1種類ずつ頼んでみました。カレーと、

天津飯です。ぴーぱー共に、カレーをオススメします。

お昼ご飯を食べ終わると間も無く苫小牧に到着です。

乗船した感想

あっという間の18時間でした。部屋は快適だし大浴場はあるし、意外と暇を持て余すことはありません。

“相部屋だったらどうだっただろう!?” と考えてみましたが、皆さんパブリックスペースを上手に活用して、それぞれ楽しんでいるように見えました。”安く旅できる” ことは、それだけで楽しいもんですよね♬

船のスタッフも皆さん感じよく、”船旅を楽しんでもらおう” という気持ちが感じられました。

皆さんも次は、フェリーで北海道旅行なんていかがですか!?



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