ニヤマ温泉ホテル NKヴィラ

ニヤマ温泉ホテル NKヴィラ

2024年8月訪問

函館周辺で休日料金がないホテルを探していて見つけたのが、ニヤマ温泉ホテル NKヴィラです。名前の通り温泉宿で、2食付きにしても格安だったので予約しました。

Googleマップに従って到着すると、ホテルっぽくない建物が見えてきました。ん?これかな??

近づいてみると ”あじさいの湯” という看板が出てます。どうやらお風呂棟のようです。立ち寄り入浴の入り口かもしれません。

もう少し進むとホテルの建物がありました。

建物前の駐車スペースは、かなりの急斜面。

傾斜で車のドアが閉まっちゃうくらいです。危ないので気をつけてください。

荷物を持って入り口に向かいます。玄関を入ったら靴を脱いで靴箱にしまい、年季が入ったスリッパに履き替えてください。

中に入ると左手にフロント。

フロント前にはロビースペースもあります。

さてチェックインしたいのですが、フロントは無人です。ブザーを押しても誰も出てきません。

カウンター上に ”御用の方は電話してください” 的な案内があったので掛けてみると、話し中。一度切ってもう一度掛けたら繋がり、鳴らし続けたらようやく出ました。「すぐ行きます」との返事です。

しばらく待ってると男性が現れて、チェックイン手続き。料金は前払いで、現金のみです。チェックイン時に夕食と朝食の時間を決めます。

チェックイン開始時間の14時過ぎに到着したので『早過ぎて誰もいなかったのかな?』と思いましたが、その後もフロントを通りかかると、皆さん困った顔で電話してました。いつも無人みたいです。

 

お部屋

お部屋は階段を上った2Fでした。エレベーターはありません。

今回じゃらんで予約したのは

プラン名:【じゃらん限定☆2食付】ジンギスカン!!特製タレで肉&野菜を満喫プラン
部屋タイプ:和室(8畳)
土曜日泊:2人一部屋 1人 / 6,600円(入湯税込み)

【じゃらん限定☆2食付】となってますが、楽天トラベルでも同料金で同じプランがあります。ただ、じゃらんは素泊まりプランもありますが、楽天は2食付きプランのみです。

明るくて広々した部屋です。

和室8畳+板の間が付いてるせいかもしれません。

窓からは駐車場が見下ろせます。

可愛いテレビ。

テレビの下は冷蔵庫?というか、保冷庫です。

クローゼットの中に浴衣と羽織が入ってます。

クローゼットの前にお風呂カゴが置いてあり、中にそれぞれタオル大小が入ってます。

部屋は4人用みたいで、全て4人分置いてあります。座椅子はありません。

テーブルの上に湯沸かしポット、湯呑み、緑茶のティーバッグ。

もう一つの窓は線路側にあります。本数は少ないけど、電車が通るとちょっとうるさいです。

部屋の隅にタオル掛け、ゴミ箱、ティッシュ等。

入り口の方に戻って、

布団敷きはセルフサービスです。

ドアに注意書きが貼ってあります。

押し入れの向かい側が洗面所。

歯ブラシやドライヤー等、必要最低限のものは置いてあります。

奥がトイレです。ウォッシュレット付き。

部屋鍵は一本です。

2Fのフロアマップです。
これを見ると、同じ8畳でも板の間付きとそうじゃない部屋があるのがわかります。今回はたまたま板の間付きの広い部屋にしてもらえましたが、同じ和室8畳でも雰囲気の違う部屋になる場合もあると思います。

エアコン完備で、Wifiも問題なく繋がります。隣の部屋の声がよく聞こえてきますが、それ以外は問題なく過ごせます。

 

大浴場

NKヴィラのチェックイン時間は14時〜。張り切って14時過ぎにやってきたら、チェックイン時に「お風呂は16時半くらいからね」と言われてショックを受けました。

まあ仕方ありません。そういうことなら、それまでの間に洗濯をさせてもらいましょう。

階段で1Fに下りると、廊下に電子レンジがあります。

フロントの横にソフトドリンクの自販機。

自販機の横に洗濯機と乾燥機が並んでいて、無料で使うことができるんです。

家庭用みたいな洗濯機が3台。洗剤は自分で準備してください。

向かい側にはガス?乾燥機が3台。パワーが強くてよく乾きます。

溜まっていた洗濯物を全部洗い終わると16時半になりました。お風呂に行きましょう。

さてお風呂ですが、下記の通り夜は10時まで、朝は入ることがきません。部屋にもお風呂は付いてないので気をつけてください。

お風呂とレストランへは、

この長い通路で行き来します。

通路を渡り終えて向こう側の建物に入ると、まずは朝食会場。

朝食会場の横を通ってさらに進むと、

夕食会場。

夕食会場の横を通ってさらに進むと、

山積みの薪や靴ロッカーがあり、

一番最初に見た建物 ”あじさいの湯” の入り口に到着です。

日帰り入浴はやってるのでしょうか?公式サイトを見ても ”やってない” とは書いてないので、やってるのかもしれません。

受付前を通って奥に進むと手前に男湯、自販機の向こう側が女湯の入り口です。

脱衣所はすごく広いです。壁に沿って100円リターン式のロッカーがズラッと並んでますが、故障中で使えないところも多いです。大きなストーブと長椅子等が置いてあります。

洗面台は5箇所あるけれど、奥の方は使用不可。ドライヤーとティッシュが置いてあり、 ”この水は飲めます” という表示があってコップが掛かってます。

浴室もまあまあ広いです。洗い場はたくさんあるけれど、使えるのはほんの一部。半分くらいはシャワーや鏡が取り外されています。洗面器とイスは山積みです。

驚いたのは、一番手前の目立つところにカゴに入ったボディソープ、シャンプー、コンディショナーが1セット置いてあったこと。最初は誰かの忘れ物かと思いました。でももしかしたら、コレはお客用では?そういえばチェックイン時に「石鹸類はお風呂にありますから」と言われたような、、、?

ちょっと悩んだけど、それを使わせてもらいました。だって石鹸はそれしかないから。他にお客さんがいたらどうするんだろ?

さて、身体を洗ったのでお風呂に入ろうと思います。湯船はいくつかありますが、お湯が張ってあるのは1つだけです。公式サイトには ”源泉かけ流し100%” と書いてるけど、オーバーフローはしてません。”露天風呂” と大きく書かれたドアがあったので開けてみると、露天風呂もお湯は入ってません。

仕方なく1つだけお湯の張ってある浴槽に入ってみます。浴室の中では一番大きい浴槽です。お湯は薄い黄色で多少のとろみがあります。16時半に入った時は熱めでしたが、夕食後に入った時は適温かややぬるめでした。

お湯云々よりも浴室の設備に驚いたお風呂でした。

 

夕食

夕食は18:00にお願いしました。夕食プランは2種類あり、ジンギスカンか豚しゃぶしゃぶです。

北海道なのでジンギスカンを選んで予約。”ボリューム満点で大満足!” というクチコミを多く見たので楽しみにしていました♪

会場に入り、名前が書かれた札を探して席に着きます。

席にはすでに山盛りの肉と野菜がセットされてます。

手前の白い蓋のビンが特製タレかな?なぜかエバラのすき焼きのたれも置いてあります。

もう一品は煮魚です。

この宿の特徴は、飲み物持ち込みOKなこと。早速持ってきたビールで乾杯です。宿の人は特に席に来る様子もないので、勝手に食べ始めます。

ただひたすらに肉と野菜を食べ続ける夕食。

夕食会場にクーラーはなく、大型扇風機が回ってるだけです。

楽しいはずの夕食時間なのに、会場内はなんとなく静まり返ってます。3世代ファミリーもいるけれど子供も静かです。常連さんらしき人が宿の人と話してます。お一人様も多いです。

部屋の中央にご飯のお釜が置いてあり、自由に食べられます。汁物はありません。

根性でお肉を食べ切り、達成感で会場を出ます。やればできるね!夕食後は廊下の電気が暗くなっていて、お風呂に行くのが怖かったです。

朝食

朝食は7時半にお願いしました。

会場に行ってみるとほとんどの人はもう食べ終わっていて、2人の席がポツンと残ってます。

ご飯とお味噌汁はセルフサービスです。

これは ”生卵はお好みで焼いてくださいね” というサービスでしょうか?でも使われた形跡はありません。

多分お代わりできると思いますが、食べてる途中に片付けられた味噌汁。

ご飯もしゃもじは持ってかれました。来るのが遅すぎたみたいです。

インスタントコーヒーとお水があります。

朝食時も、常連らしきお父さんと中学生くらいの息子が宿の人と話をしてました。ここは常連さんが多いみたいです。

シンプルな朝ごはんだけど夕飯より美味しかった気がします。シャケも美味しかったし、味噌汁も美味しかったです。

泊まった感想

チェックアウトは11時までOKです。朝風呂も入れず朝ごはんも8時には食べ終わりましたが、11時までいさせてもらいました。

2食付きで1人6,600円は破格だけど、やはり温泉宿で朝風呂に入れないのは寂しいですね。夜も16時半〜22時まで。そこがかなり残念なところです。

食事は非常にシンプル。まあ値段が値段なので贅沢は言えません。

安さ重視の方にはオススメです。

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