さんふらわあ さつま(デラックス)

さんふらわあ さつま(デラックス)

2023年5月訪問

高齢の母を連れて、車で九州に行くことになりました。できるだけ負担が少なくなるようにと考えて選んだのが、商船三井のフェリー さんふらわあです。

以前北海道に行く時に利用したことがあり、快適な船旅を楽しめました。”さんふらわあ” というのはてっきり関東〜北海道間のフェリーだと思ってましたが、九州航路もあるんですね。

関西と九州を結ぶ航路は3種類あるので、行きは大阪港、帰りは神戸港を利用しようと思っていました。”舟遊プラン” というのがあり、往復の航路が違っても割引になるんです。

ところが、ちょうど予約しようかなぁというタイミングで大阪府の旅行支援が再開することがわかりました。そういうことなら往復とも大阪発着のフェリーにしよう!と予定を変更し、まずはさんふらわあ さつまで鹿児島の志布志港を目指すことにしました。

というわけで、大阪港に到着。

大阪港には、さんふらわあのターミナルが2つあります。

ぴーぱーが乗船する大阪〜志布志間はターミナル2、もう1つ大阪〜別府間の航路もあり、そちらはターミナル1です。と言っても隣同士のようで、別府行きのさんふらわあ くれないが横に停まってます。

結構ギリギリの時間に到着したので、すでにたくさんの車が乗船待ちの列を作ってました。係員の指示に従って車を列の後ろに停めたら、急いで乗船手続きです。

今回は旅行支援を使うため、電話で予約して手続きと支払いはカウンターで行います。

手続きを終えて建物を出ると、徒歩で乗船する人のためのターミナル間移動用無料シャトルバスがいました。

車に戻り、乗船を待ちます。

なんとかフェリーの全景を撮りたいのですが、大きすぎて大変です。

写真を撮ったりしてバタバタしていたら、あっという間に乗船が始まりました。

さんふらわあ ふらのの時はドライバー以外は徒歩で乗船でしたが、今回は全員車で乗り込むことができました。楽で良かったです♪

中に入ると、さらに下の階層に行くよう指示されます。

無事に車を駐めて船室行きのエレベーターに乗ろうとしますが、混んでてなかなか乗れません。これは下船時も同じでした。

 

お部屋

お部屋は7Fでした。

今回予約したのは、3人利用(トイレ付き)の部屋では一番安い ”デラックスルーム” です。

料金は時期や人数によって変動します。詳しくは公式サイトをどうぞ。

奥にメインベッドが2台、3人利用なので手前のソファがベッドになっています。

左側のイスをベッドにすれば、4人まで寝られるそうです。

メインベッドの間には空気清浄機。

デラックスルームまでは窓付きです。

ソファベッドを含む各ベッドの枕元には、ライトとコンセントがあります。

トイレに近いソファベッドに母を寝かせましたが、やはりソファベッドなだけに寝心地はイマイチのようでした。

あると嬉しい寛ぎスペース。

カゴを下ろすとイスになります。

歯ブラシとタオルの下に部屋着が入ってます。ワッフル生地の一枚ものです。

男性はそれ1枚で大浴場に行ってる人もいましたが、女性はちょっと厳しいかもしれません。

入口の横にクローゼットスペースがあり、消臭スプレーも置いてあります。

ソファベッド横の棚にドリップコーヒー、緑茶と紅茶のティーバッグ、クッキー。

その下に湯沸かしポット、アイスペール。

壁に鏡が付いてるので、ここは化粧台も兼ねてるようです。

一番下に、冷蔵庫とドライヤー。

冷蔵庫の中にはサービスのペット水が入ってます。

その横にスリッパ。

ソフトな履き心地です。

冷蔵庫の向かい側のドアを開けると、

トイレとシャワールームです。

部屋のカードキーは1人1枚あり、下船時に返却します。

北海道行きに利用したさんふらわあ ふらのより若干広い14.10㎡の部屋ですが、やはり3人利用だと狭いです。こればかりは仕方ないですけどね。

Wifiの繋がりは、さんふらわあ ふらの同様かなり悪かったです。

 

船内の様子

部屋に入って一息つくと、ドラの鳴り響く音が聞こえてきました。そろそろ出港のようです。

外を見ると、スタッフ総出で手を振って見送ってくれています。

大阪港、また戻ってくるからね〜。

というわけで、無事に出港したので船内探検に行ってみましょう。

客室は6〜8Fに分かれています。

まずはぴーぱーの部屋がある7Fをチェックです。

こちらは給湯室。

ここには給湯器のほか電子レンジ、製氷器もあります。

客室廊下の一番奥に喫煙所。

船内は、喫煙所以外全て禁煙です。

パブリックスペースには100円リターン式のコインロッカーがあるので、大部屋でも安心です。

奥は自販機コーナー。

自販機コーナーは船内のあちこちにあり、アルコールからソフトドリンク、アイス、カップラーメンまで色々売ってます。

近くにゴミ箱もあります。

マッサージ機もありました。15分200円です。

各階の行き来はエレベーターの他に、こんな階段も使えます。

この階段の、天井を見上げてみてください。

さんふらわあオリジナルプロジェクションマッピングです。

ここでは四季、海や宇宙のプロジェクションマッピングを楽しむことができます

7Fには男女別の展望大浴場があります。出航と同時に大浴場に入っていく人もいました。

利用可能時間は下記の通りで、シャワーは24時間使えます。

靴を脱いで中に入ると、まず手前にボディソープとシャンプー、コンディショナー完備のシャワールームが3つあります。その横には洗面台があり、ドライヤーはありますがティッシュや化粧品などはありません。

その奥が、大浴場の脱衣所と洗面台です。脱衣所は無料の鍵付きロッカー完備。こちらにも洗面台がありますが、置いてあるのはやはりドライヤーのみです。女湯には ”アメニティ” と書かれた小さい箱があって、髪ゴムとコットンが入ってました。

浴室は、それほど大きくありません。窓に沿って浴槽があり、女湯の浴槽は3つに分かれています。どの浴槽も小さくて深く、真ん中の浴槽は壁からジェット水流が出ています。壁側は洗い場で、各洗い場にボディソープとシャンプー、コンディショナーが置いてあります。女湯だけは浴槽側にも洗い場があります。窓からの目隠しの意味もあるのかもしれません。

展望大浴場を通り過ぎてさらに進むと、withペットの客室があります。ここから先はwithペットルームの利用者しか入れません。

その手前にコインランドリー。

30分100円の乾燥機3台、洗剤自動投入で300円の洗濯機3台が設置されています。

コインランドリーの向かいくらいに、ベビールームもありました。

続いて6Fです。

6Fの中央付近にレセプションがあります。

空きがあれば、乗船してからでも部屋のアップグレードができるようです。

その日の乗客は、定員600名のところ200名くらいの乗船率だったそうです。バイクのグループが多いように見えました。

レセプションの横に売店。

キッズコーナー。

ゲームコーナーもあります。

段々賑わってきたプロムナード。

6Fにも自販機コーナーあります。

喫煙所もありました。

6Fにはレストランがあります。

17:55に出航して、レストランは18:00から営業です。

夕食バイキングは、大人1,800円。以前は ”スモールバイキング” といって大人1,500円だったのに、それが終了。さらに1,200円の ”シルバー料金” も終了したので、我が家はレストラン利用はやめました。

乗船したのは、ちょうど値段改定直後でした。そのせいなのかレストランは空いてるようで、何度も夕食案内のアナウンスが流れてました。さんふらわあ ふらのに乗船した時は、ほぼオープンと同時くらいに満席になったようで「レストランはただいま満席です」というアナウンスが入ったのとは対照的で驚きました。

ちなみに、レストランにはテイクアウトメニューもあります。詳細は、公式サイトをどうぞ。

 

朝食

朝食は620円→750円程度の値上げだったので、朝食だけ食べてみることにしました。

入口の券売機でチケットを買い、受付に渡して中に入ります。

店内は広いです。

4人掛けからお一人様まで、

様々なタイプの人が食事を楽しめる座席配置になっています。

さて何を食べようかな♪

まずは和洋の定番メニューが並んでます。

ご飯のお供系も豊富です。

パンは4種類。

ジャムやマーガリンの他に、ポン酢や七味唐辛子などの小袋も置いてあります。

白米の他におかゆ、カレーもあります。

味噌汁にはネギをたっぷり入れられます。

サラダ。

ヨーグルト、フルーツカクテル、グラノーラ。

牛乳と、

ドリンクバー。

洋風でまとめるとこんな感じ。

和風のおかず多めだとこんな感じ。

面倒臭いから全部のせちゃうとこんな感じです。

カレーもあるのは嬉しいですね♪

デザートがちょっと寂しいけど、まあこんなモンでしょう。

これで750円なら大満足じゃないですか!? 620円だったら安すぎるくらいです。

夜はわかりませんが、朝は結構たくさんの人が食べてました。レストランの営業時間が7:00〜8:00で、志布志港に到着するのが8:55です。

時間的にちょっと忙しいですがコスパ最高なので、朝食バイキングはオススメします(^人^)

乗船した感想

さんふらわあ ふらのは18時間かかったので、10時間の船旅はあっという間でした。

たまたまかもしれませんが、北海道行きと九州行きでは客層の雰囲気が違いますね。北海道は ”老夫婦の車旅” という感じの人ばかりだったけど、九州行きはもう少し下の中年?グループとか若い人が多かったです。

客層は違いましたが、さんふらわあの快適さは一緒でした。たった1泊でも船旅を楽しめます。

飛行機ならあっという間に行けますが、たまにはのんびり船旅も悪くないですね。

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