福一(伊香保温泉)

福一(伊香保温泉)

2023年4月訪問

今回ご紹介するのは、伊香保温泉 福一です。

いつもなら予算オーバーの宿ですが高齢の母も一緒だし、旅行支援も使えたのでこの機会に泊まってみようと思い予約しました。

というわけで、到着。

駐車場の入り口には係りの人が立っていて、名前を聞かれます。事前に足の悪い母親と一緒だということを旅館に伝えておいたら、駐車場係りの人にも話が伝わっていました。

チェックイン可能時間の15時より15分くらい早く到着しましたが、車は続々と入ってきます。

駐車場は建物地下に50台分あるそうです。

バイク専用スペースとか、

EV車スペースもあります。

喫煙所もありました。

フロントは1Fです。

エレベーター付近にはカートが置いてあるので、それを使ってフロントに向かいます。

チェックアウトは11時ですが、12時まで駐車場を使えるそうです。

1Fに到着すると、

フロントは目の前です。

フロント前は、広いロビースペースになっています。

ロビーの奥にはコーヒーコーナーがあり、7時半〜21時までソフトドリンクやお茶菓子が置いてあります。

ドリンクの種類は豊富。

お茶菓子も3種類置いてあります。

我が家は部屋に持ち帰って頂きました。

コーヒーコーナー横に、子供用の浴衣とスリッパ。

奥には売店もあります。

正面玄関を見てみましょう。

立派な玄関です。

外に出てみると、玄関前には高級車がズラッと並んでます。

あれ?駐車場は地下じゃないのかな?高級車は玄関前に駐められるとか?他の宿泊客も同じようなことを話してるのが聞こえます。

もう一つ気になったのは、少し離れたところに違う旅館名が掲げらていたこと。

あとで調べたら、福一の一角は高級路線の違う旅館として使われているようです。玄関前の高級車は、そこの宿泊客のものかもしれません。

楷暢楼の詳しい案内は、公式サイトをどうぞ。

駐車場といえば、こんな具合にスロープに駐めてある車もあります。

ぴーぱーは到着時間が早かったので地下駐車場に駐められましたが、遅くなると縦列駐車になるのかもしれません。

さて、まずはチェックイン手続きです。まだ15時前ですが、既に何人もの人がチェックイン手続きを始めています。

フロント前は結構混み合っていて、老舗旅館というよりはイベント会場みたいな若いスタッフが人さばきをしています。(写真は夕方遅い時間)

フロント内も、なんとなくバタバタしています。ぴーぱーは朝食付きですが素泊まりプランの案内用紙で説明を始めて途中で気付いて交換したり、旅行支援クーポンの名前が間違っていたり、、。

ついさっき駐車場では『さすがだなぁ』と感心したけれど、フロントでは『大丈夫かなぁ』と不安になりました。

フロントスタッフから「コロナ禍なので布団敷きはセルフでお願いします」と言われたのに、夕方部屋に電話がかかってきて「布団敷きはどうしますか?」と聞かれました。一体どうなっているのでしょう?

クーポンを直したりしてちょっと時間がかかったけれど、鍵を受け取って部屋に向かいました。

 

お部屋

お部屋は万葉館の6Fでした。

エレベーターホールからは周囲の山々を見渡せます。

今回じゃらんで予約したのは

プラン名:【1泊朝食プラン】旬菜健美ビュッフェ―展望ダイニングで 贅沢な朝のひと時を
※こちらはステージ限定プラン<割引プラン>です。
部屋タイプ:【和室12.5畳おまかせ】1泊朝食
平日泊:3人一部屋 1人 / 11,880円(入湯税別)

高級感のある落ち着いた部屋で ”和モダン客室” というそうです。

公式サイトによると、同じ和モダン客室でも部屋ごとに色合いや趣向が違うようですね。

ソファは座り心地良く、足も伸ばせて快適♪

万葉館の客室は、全室山側眺望です。

ソファの横の押し入れはクローゼット。

アメニティ袋の中にはタオル、歯ブラシ、靴下が入ってます。

下の引き出し内には浴衣。

反対側を開けると、羽織。

下には脇息が入ってます。

ソファの反対隣の棚の上に湯沸かしポットと緑茶、ほうじ茶のティーバッグ

テレビと金庫。

結局布団は自分達で敷きました。問題なく寝られる布団です。

入口の方に戻って、

畳スペースを出たすぐのところに2ドア冷蔵庫。隣の開戸内は空です。

下段にアイスノンが入ってました。

正面のドアがトイレ。

その横が洗面所。

洗面台の下に足拭きマットが入ってます。

洗面台の奥がお風呂。

部屋のスリッパです。

ご覧のように、福一は巨大旅館です。部屋によっては「館内が広くて移動が大変」とのクチコミも見られます。

今回は安い ”おまかせ客室プラン” を選びましたが、足の悪い母親が一緒だということを予約時に書いておいたせいなのか、大浴場と食事会場にアクセスしやすい万葉館の部屋にして頂いたようです。

暖房がついてたので暖かく居心地の良い部屋で、Wifiの速度も問題ありませんでした。

 

大浴場

館内を見学しながら大浴場に行ってみましょう。

万葉館6Fには3つの貸切風呂があります。

とはいえ、3つのうち2つはマイナスイオン水のお風呂だそうです。

貸切風呂の詳しい案内は、公式サイトをどうぞ。

万葉館の8Fにやってきました。

まず朝食会場の向かいに、無料で使える卓球台が置いてあります。

電子レンジもありました。

同じスペースにソフトドリンクの自販機もあります。

福一は伊香保石段街の最上位にあり、石段街側にも出入り口があるそうです。

千樹館・ことほぎ館泊の人は石段街には近くなります。

万葉館の8Fと千樹館の19Fは連絡通路で繋がっています。千樹館・ことほぎ館の部屋になった場合、大浴場やロビーに行くたびにこの連絡通路を通ることになるんです。

”石段街にすぐ出られる” というのも福一を選んだ理由の一つでしたが、連絡通路を通って石段街側の出入り口に行くためにはエスカレーターか階段を使う必要があります。エレベーターはありません。母を連れて行こうと思いましたが、エスカレーターは速度が速く階段は長いです。結局諦めました。

千樹館に到着しました。

まず最初にラウンジスペース ルーエがあります。

ワーケーションスペースとしても利用できるそうです。

中に入ると自販機。

アルコールも売ってます。

カウンターやピアノがあるので、以前はバーか何かだったのかもしれません。

お水は自由に飲めます。

眺めは良いですね。

19Fにはそのほかクラブ、

料亭個室食事処があります。

一番奥に石段街への出入り口があります。

喫煙所もありました。

石段街への出入り口は、夜間は施錠されるのでご注意を。

外履きや傘が置いてある玄関。

外に出ると、

そこは石段街の290段目付近です。

石段街を観光したい方にはいいですね。

ぴーぱーは観光しないので、館内に戻ります。

万葉館に戻り、3Fにやってきました。

3Fには大浴場 福の湯・一の湯があります。

カウンターの上にマイナスイオン水の給水機がありました。

2つの大浴場は、15:00~1:00/5:00~10:00の男女入れ替え制。

チェックイン日は福の湯が女湯でした。

暖簾をくぐりスリッパを消毒棚に入れて中に入ると、バスタオルとフェイスタオルが山積み。アメニティもたくさん置いてあります。脱衣所にもアルカリイオン水の給水機があり、無料の貴重品ロッカーも完備です。

脱衣所は広く、脱衣カゴが置かれた棚がズラッと仕切りのように並んでいます。化粧品は洗面台ではなくまとめて棚に数種類置いてありますが、特に高級な品揃えというわけでもありません。ビオレとかウテナとか、ドラッグストアにあるような感じです。男女入れ替えになるせいか、男性用化粧品も一緒に置いてあります。

分析書が掲示されていました。源泉名は総合湯(混合泉)で、先日泊まった伊香保グランドホテルと同じだと思います。

源泉温度41.6℃、PH6.3のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉です。大浴場のお湯は加水なし、加温、循環、塩素あり。露天風呂は加水状況の項目が消されているので加水の有無はわかりませんが、加温、循環、塩素ありです。

白銀の湯の分析書もありました。源泉名は、混合泉(西沢の湯1・3・4号)。源泉温度15.5℃、PH6。泉質は、”メタケイ酸含有量が温泉法の限界値以上のために、温泉法第2条にいう『温泉』に該当しているものと認める” と書いてあります。加水はありませんが、加温、循環、塩素あり。緊急時は加水するそうです。それってどんな時でしょう?

ガラス張りの浴室は、明るく広いです。窓に沿って浴槽が3つ並んでいます。

一番奥に小さめの黄金の湯の浴槽があり、そこは熱め。その隣に大きめの黄金の湯があり、熱めの浴槽のお湯が注ぎ込まれています。大きめの浴槽はぬるめです。その横に、黄金の湯の大きめ浴槽と同じくらいの大きさの白銀の湯の浴槽があります。白銀の湯は若干塩素臭がします。

壁に沿って仕切り付きの洗い場が並んでいます。それぞれのブースは広めで、部屋と同じ種類のシャンプーセットと洗顔料完備です。

白銀の湯の横にサウナがあり、その先に露天への出入り口があります。

露天風呂へは5段ほどの階段を上ります。階段を上るとまずは何かの間違いかと思うくらい小さい水風呂があり、その先に屋根付きの露天風呂があります。露天のお湯は、もしかしたら黄金の湯と白銀の湯のブレンドでしょうか?ちょっと色が薄くて若干塩素臭がします。

続いて一の湯です。

一の湯は、通路の奥の方にありました。

脱衣所は、福の湯とほぼ一緒です。分析書も同じものが掲示されています。

浴室もほぼ同じですが、こちらの内湯は黄金の湯と白銀の湯の浴槽が一つずつあるだけです。壁に沿って仕切り付きの洗い場があるのも一緒ですが、こちらの方が数が少ないように感じます。洗い場のシャンプーセットは、福の湯とは違うものです。ただこちらも、特にこだわりの品という感じではありません。

内湯の横にサウナがあり、数段の階段を上ったところに屋根付きの露天があります。浴槽はそれほど大きくありません。こちらの露天のお湯も、ちょっと色が薄くて若干塩素臭がしました。

どちらの浴室も広くて高級感があります。アメニティの種類は豊富ですが、ほとんどがプチプラ化粧品です。

大浴場の詳細は公式サイトをどうぞ。

 

朝食

朝食は7:00〜9:30(最終入場9:00)まで、万葉館8Fの麗峰でブッフェです。

見晴らしの良い展望ダイニングで食べられるというので、楽しみにしていました。

中に入るとかなりゆとりのあるテーブル配置で、料理は一番奥に並んでます。

さて何を食べようかな♪

中央のテーブル1つ目は、洋食と中華っぽいメニューがあります。

蓋が閉まってるのでわかりづらいですが、エビチリとかハンバーグとかです。

かと思えば、温泉卵もあります。

お隣のテーブルは和食系というか、

公式サイトでいうところの郷土料理が並んでます。

群馬ですから、こんにゃくは外せません。

焼き魚の大きいこと!

漬物各種。

サラダは独立ブースです。

ここまで見て、正直『それほど種類は多くないなぁ』と思いました。

が、後ろを振り向いてびっくり。

自分好みの海鮮のっけ丼が作れるんです。←公式サイトより

鯛茶漬けもあります。

伊香保に来て、朝から鯛茶漬けが食べられるとは思ってませんでした。

汁物はミネストローネと味噌汁、ご飯は白米と酢飯があります。これらはお給仕してくれます。

焼きたてパン、美味しいです🎵

困ったのは、コーヒーマシンが1台しかなくて行列ができてたこと。

左側は珍しいお茶マシンで、上煎茶とかほうじ茶とか麦茶とかです。

ジュースがマシンじゃないのは嬉しいけど、もう少し種類があるといいですね。

窓際はデザートコーナー。

ズラッと並んでるのは、缶詰の果物です。果物はこれしかありません。

でもその隣には、こんなデザートも♪

女子には嬉しいサービスですね。

洋風でまとめるとこんな感じ。

和風と中華はこんな感じ。

和洋折衷。

”のっけ丼” というよりは、上品なちらし寿司で美味しいです。

ぱー的には、鯛茶漬けが最高・:*+.\(( °ω° ))/.:+

デザートも色々頂きました。

窓際の席からは新緑が眺められます。

”展望ダイニング” に気を取られていて朝食メニューの内容を覚えていなかったので、海鮮のっけ丼と鯛茶漬けには驚きました。だって、まさか伊香保の朝食でそんなのが出ると思いませんよね!?

メニューはそんなに多くないけれど、どれも美味しかったです。店内が明るくて広々しているのも、朝食会場にぴったりだと思いました。

泊まった乾燥

チェックイン時のフロントの対応にはやや疑問を感じましたが、それ以外は高級旅館らしい雰囲気を楽しめました。高齢の母親に配慮した部屋割りにしてくれたことも感謝です。

ただ母を石段街に連れ出せなかったのは残念、、、。これはちょっと想像してたのと違いました。

宿泊時は素泊まり・朝食付きでも15:00イン、11:00アウトでしたが、2023年11月現在は同プランだと16:00イン、10:00アウトに変わったようです。

お値段高めなので気軽に行ける宿ではありませんが、ちょっと贅沢な気分を味わいたい時にオススメです。

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