下みちの旅 北海道〜32霧が凍る夜

下みちの旅 北海道〜32霧が凍る夜

朝起きたらデイビーが凍っていました。

昨夜、トイレに起きた時、辺り一面霧で真っ白だったのですが、
それが凍ったのでしょう。

デイビーの温度計はマイナス3度。

かじかんで痛い指先を温めながら朝食の準備。

2、3週間前までは、外に椅子出して朝食食べて、楽しく車泊ライフを満喫していましたが、今はそんなことできる気温じゃありません。
ガス消したらドア閉めて車内で食べるのが精一杯。
ラーメンの汁すすった時だけお腹が温まりますが、5分もすればまた寒くなります。
11月の声を聞いたとたん、

北海道の車泊シーズンは終わりました。

■天塩川温泉

今日も朝風呂。
メシ作って冷えた身体を温めます。
(この温泉の詳細は、ぱーのブログへ↓)

■天塩川

天塩川って割と大きそうなので、以前北海道旅行したときに見たはずですが、記憶がありません。

温泉のすぐそばをたまたま流れていたので、歩いて見に行きました。

長い橋が架かっています。

橋の上から見下ろすと、
水量豊かな川がゆっくりと流れていました。

左右に横切る電線がジャマ。

橋の反対側。
湿地帯を流れる川は、悠々と流れています。

■天塩川温泉駅

その近くに小さな駅を発見。

ホームは一両しか止まれない短さ。

もちろん単線です。

駅名は、天塩川温泉駅。

駅の中。

列車は、日に上下線各4本のみ。

この列車が止まるのでしょう。

■朱鞠内湖

今まで知らなかったのですが、名寄市近くの道北内陸部にある湖です。
初めてなので行ってみる事にしました。

湖までの道は、両側の白樺林が美しい。

着いた!
標高は300mくらいでしょうか。路面凍結していないか不安だったのですが、路面はドライで問題無く走れました。

駐車スペースの上に展望地がありました。

冬枯れ風景ですが、白樺が美しい。

湖畔のキャンプ場にあったモニュメント。マイナス41.2度だって。

朱鞠内湖は人工のダム湖でした。

北電のダムだから水力発電用ダムですね。

なので帰り道に発電所を発見。

どど〜んと巨大。
水力発電所としては小さい方だと思うのですが(たぶん)、このパイプの中を水が落ちてくるかと思うとコワいくらいです。
湖面が標高300mで、ここが150mなので、その差150m。もの凄い位置エネルギー。

■進路変更会議

ところでここまで、稚内からほんの少し日本海側を南下しましたが、
やはり明日以降、日本海側は雨や雪など天候が思わしくないようです。

どうしたものかと不安な気持ちを抱えていると、
例えば銭湯の脱衣所で聞こえてくる地元のオジサン達の会話からも、

早ぐスタッドレスに変えねばなんねぇ。

とか、

一発ズルッと来たら終わりだべ。

なんてのばかりが聞こえてきます。
普段はほっこり聞こえる地元の人たちのお国言葉も、
夏タイヤ履いている身としては、今は不安が増すばかり。

北海道の人がそう言うんだからやっぱりムリなんだろうなあ。
スタッドレス持ってる人がうらやましい。

そこで、ぴーぱーも相談して、スタッドレスを買う事にしました!! 、、、じゃなくて

オホーツク海側へ戻って南下する事にしました・笑

これにより北海道一周はできなくなりますが、雪が比較的少ないオホーツク海側へ逃げて、
少しでも雪に遭遇する可能性を低くする作戦です。

■天北峠越え

そうとなったら善は急げ!
明日になったら雨で路面がぬれて凍結するかもしれないので、乾いている今日がチャンス。
暗くなりましたが今から峠越え。
幸いすぐ近くにある天北峠。標高わずか300m。ココさえ超えればオホーツク海側へ戻れます。
標高1000mの日勝峠などに較べれば、楽に峠越えができそうです。

実際、路面良好。

ここが天北峠。これで一安心か。

今夜は霧が降りませんように。

今日の移動距離。175km。

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