Sandra’s Sea View at Sounio (Sounio):ギリシャ5日目

Sandra’s Sea View at Sounio (Sounio):ギリシャ5日目

2018年12月訪問

ギリシャ5日目の朝を迎えました。( 4日目の様子はこちら → Acropole Hotel ②

早朝に隣の部屋の人が帰ってきたようで、うるさくて目が覚めました。建物が悪いのか?それともお客のマナーが悪いのか?Acropole Hotel では周囲の部屋の音で目が覚めることが多かったです。

今日は朝7時からのミサに参加するため早起きしました。

今朝は一応 “まとも” な服装をしてきましたので、おそるおそるドアを開けて中に入ります。

入ってみると、広い教会内には6人くらいしかいません。今日は26日です。やっぱりクリスマス当日のミサほど人気ないのかなぁ、、、残念。

とは言え、せっかく来たのですから参加させて頂くことにしました。

後ろの方のイス席に行き、他の人にならい、立ったままお話しを聞き始めます。そのうちにポツリポツリと人が増え始め、後からやってきた人達は座ってお話しを聞いています。ぴーぱーは顔を見合わせ、今度は後から来た人達にならって座ることにしました。

祭祀はマイクで延々喋り(祈り?)続けます。ギリシャ語でしょうか、何を言ってるのか全然わかりません。でも周囲の人を観察していると立つべきタイミングがあるようで、その時には一緒に立ち上がり、他の人が座ったらぴーぱーも座るようにしました。

そのうち、壇上で喋っていた祭祀が手に何かを持って、参加者のイスの間を練り歩くようになりました。参加者は立ち上がり、自分の横を通る時に頭を下げます。最初から前の方の席にいた女性はかなり信心深いようで、自分の横を通る時は床にひれ伏してます。

歌ったり、喋ったり、練り歩いたり、その繰り返しです。

中央からキラキラした帽子を被ったお爺さんが出てきたときは、まるでオペラか何かを観劇しているような気分になりました。

ところで30分くらいで終わると思っていたミサですが、すでに2時間近く経とうとしています。寒いし、お腹も空いてきました、、、。

9時15分になっても終わる気配がなかったので、そっと席を立ち、教会を後にしました。なかなか良い経験でした。

その後チェックアウトの12時まで部屋で過ごして支払いを済ませ、空港行きのバス停に向かいます。

エアポートバスのバス停はフェリー乗り場のすぐ近く。Acropole Hotelからは歩いてすぐの距離です。チケット売り場がわからなかったので出発前にホテルの女性に確認したら「バス停の横にあるわよ。すごく小さいけどね」とのこと。

行ってみると確かにバス停の横に小さなブースがあり、中におじいさんが1人座ってました。まさか、こんな所(失礼)でエアポートバスのチケットを売っていたとは、、、。

写真は撮りませんでしたが、興味がある方はGoogleマップのストリートビューで下のバス停の位置を確認すると、ちゃんとブースが写ってます。ちなみに、そんなブースですが問題なくカード払いできました。

時刻表など見ずに行きましたがバスはすぐに来ました。X96のエアポートバスです。料金はアテネ市内と同じ1人€6でした。

これがカードリーダーです。乗るときに、ここにチケットをかざしてください。

1時間ちょっとで空港に到着。

バスはこんなに大きいけど、乗客はそれほど多くありませんでした。

 

レンタカー旅 開始

さて、ギリシャ後半はレンタカー旅です。まずは空港のAVISで車をピックアップします。レンタカー会社のカウンターは、飛行機の到着口を出たあたりに各社並んでいました。

今回はRentalcars.comを通してAVISで予約。選んだのは Peugeot 108又は類似クラスで、1日当たり2,556円です。安い!!

そこにRentalcars.comオリジナルの保険であるフル・プロテクションを付け、それが1日当たり2,089円。車のレンタル代とほぼ同じ金額です。合計で、1日4,645円。今までのレンタカー最安値です!!

前回バンクーバー空港のThriftyで嫌な思いをしたので、ちょっと警戒しながらカウンターに向かいました。アテネ空港のAVISのカウンタースタッフは、可もなく不可もない対応。淡々と手続きを進めていきます。一応「保険はどうする?」と聞かれましたが「必要ないです」と答えると『だよね』みたいな顔をして、それ以上は聞いてきませんでした。

アテネ空港では、大半のレンタカー会社が追加ドライバー代は別料金。その中でもAVISは1日当たり1人€4と一番安かったことも選んだ理由の1つでしたが、この “€4” は税別表示でした!やられたー!!それでも、他のレンタカー会社よりはちょっぴり安かったです(大差ないけど)。

ヨルダンのドライブ事情で説明したように、Rentalcars.comは事前決済なので現地での支払いは通常は発生しません(デポジットのためにクレジットカードは必要)。でも追加ドライバーというのは、チャイルドシートやカーナビ同様 “追加オプション” 扱いになるので、この分だけは現地決済になります。

手続きが済むと車の鍵を渡されます。「駐車場の場所わかる?あっちだからね」と方向を指差し、さらに駐車場の地図を渡され「返却するのも同じ場所だから」と教えてくれました。地図をくれるのは有り難いです。

そうして空港横のレンタカー駐車場に到着。教えられた番号に停まっていた車がコレ。

何かの間違いじゃない?っていうくらい小さいんですけど!?

『今回は小さくてもいいよね』とは言いましたが、最低4ドアの車を選んだつもりです。

あ、一応4ドアだ、、、d( ̄  ̄)

とにかく、この赤い車がこの後6日間の旅のお供になります。よろしくね。

今日はアッティカ半島の先端にあるアパートメントに泊まります。近くにあるスニオン岬に行くのが目的です。

Booking.comでスニオン岬周辺の宿を探してみると、ヒットする大半がホテルではなくアパートメントでした。”ゲストハウス” は各地でよくありますが、”アパートメント” というカテゴリーはあまり見たことないし、泊まったこともありません。

でも、スニオン岬周辺はこのアパートメントだらけ。値段もそれほど高くないし、試しに泊まってみることにしました。

宿泊料金は、どこもそれほど違いはありません。2人で泊まるにはどこも広すぎるのが難点ですが、その辺もどこも一緒です。あと気を付けたのは、 “敷地内に無料駐車場あり” と明記されていること。ヨルダンのYafko Hotelのように路駐になるのはイヤですからね。

できる限りたくさんのアパートメントに目を通し、最終的に予約したのが Sandra’s Sea View at Sounio でした。理由は部屋設備に “洗濯機” があったから。すでに4泊しているので、ここで洗濯できたら嬉しいです。

車を受けとりGoogle マップで検索してみると、Sandra’s Sea View at Sounio はちゃんと登録されています。問題なく辿り着けそうです。

15時頃に空港を出発。アテネからスニオン岬へと向かう海岸線は “アポロ・コースト” と呼ばれていて、とってもキレイだそうです。でも、急いでいたので写真も記憶もあまりありません。

 

Sandra’s Sea View at Sounio

1時間ほどでGoogle マップに表示されてるあたりに到着しました。でも、辺りは普通の住宅街。家の前に看板が出ているだろうと思い、住所に該当するエリアの家の入り口を見て回りますが、どこにも “Sandra’s Sea View at Sounio” の看板はありません。

周辺にはポツンポツンと家が建ってまいますが、シャッターが閉まっている家も多いです。もしかしたら、この辺は別荘地帯なのかもしれません。

思いきって、庭で食事をしていた家の人に聞いてみることにしました。「すみません、ここを探してるんですけど、、」とBooking.comの予約詳細をプリントした紙を見せると「ああ、それならあのオレンジの建物よ」と女性は笑顔で教えてくれました。

教えられたオレンジの建物が、コレ↓

相変わらず入口には何も書かれていませんが、思いきってチャイムを押すと「やあやあ、いらっしゃい」と笑顔の男性が出てきました。

周辺はこんな感じ。オーナーのSandraとSimosは上の階に住んでるそうです。

Booking.comから予約するとすぐに「同じ建物に住んでるから、鍵は来たら渡します」というメールが来ました。

今回ぴーぱーが借りるのは1F(中2F?)部分です。

今回 Booking.com で予約したのは

2ベッドルーム アパートメント(81㎡) シービュー:1泊 €50(諸税込)
Opening to a furnished balcony with panoramic sea view, this house has 2 separate, air-conditioned bedrooms, an air-conditioned living room with fireplace and a fully equipped kitchen with dishwasher, oven and microwave. A flat-screen TV, a DVD player and free WiFi are also available. The 2 bedrooms also have ceiling fans and open out to balconies overlooking the hills.

部屋に入ると広々したリビングルーム、無料Wifiも完備です。

暖炉を使いたい場合は追加料金で薪を買えるそうです。オーナーの家も暖炉を使っているようで、家の煙突から煙が出ていました。

リビング横のバルコニーにはイルミネーション。

奥にはダイニングスペースもあります。

キッチンは広々アイランド型。

食器や、

調味料もあり。

コーヒーメーカーや湯沸しポット。

トースターなんかもあります。

大きい冷蔵庫の中にはサービスのペット水。ボトルに入っている水は「この辺のお水は美味しいから飲んでみて♪」と水道水(多分)を冷やしてくれたみたいです。

奥にはベッドルーム。

ベッドカバーが、我が家と同じIKEAでびっくり。キッチンカトラリーもIKEAのものが多かったです。

このベッド、すごーく寝心地良かったです。

壁のクローゼットの中にタオルや金庫。

ベッドルームの横に、

トイレ、洗面台、シャワー。

キレイな洗面台です。

綺麗なシャワーブースですが狭くて使いづらかったです。

ギリシャに来てから、まだ快適なシャワー空間に出会えていません。

お湯はキッチンと共有タンクのようで、キッチンで使いすぎるとシャワーのお湯がぬるくなるので注意が必要です。

今回は使いませんでしたが、この部屋にはもう1つベッドルームがありました。

ダブルベッドの部屋に案内してくれたので、ベッドメイキングはしてありません。

最大6人泊まれるそうなので、大人数で借りた場合はこの部屋も使うのでしょう。

親切なオーナーは、部屋の設備や使い方を丁寧に説明してくれます。一通り説明した後に「ワインを飲むかい?」と聞かれて「はい♪」と答えたら、自分の部屋から赤ワインを持ってきてくれました。

「じゃあ、ゆっくりしてね」と去っていこうとするオーナーに「あ、すみません。洗濯機はどこですか?洗濯機を使いたいんですけど」と尋ねると、彼は顔を曇らせ「悪いね、洗濯機は連泊の人用なんだ。1泊の人は別料金で€5なんだよ。結構お金がかかるんでね」と言いました。

「使うかい?」「いえ、大丈夫です、、、」このアパートメントを選んだ意味なしd( ̄  ̄)

仕方なく洗面所で手洗いし、広いベランダに干すことにしました。

夏は気持ち良さそうなバルコニー。

遠くには海も見えます。

そう言えば “敷地内に無料駐車場あり” のはずなのに、路駐するように言われました。

 

スニオン岬

話はさかのぼります。

ようやくアパートメントが見つかりホッとしてオーナーに挨拶すると、すぐに彼は「スニオン岬は行ったのかい?」と聞いてきました。「いえ、まだです(それどころじゃなかった)」と答えると「それなら先に行ってきた方がいい。もうすぐ夕暮れだよ。夕暮れ時はすごくキレイだから、ぜひ行った方がいいよ」と急かされ、鍵だけ受け取って先に岬に行くことにしたんです。

スニオン岬はアテネ市内からの日帰り観光スポットとして人気のようです。

旅行会社で1人€45ほどの半日バスツアーも多数ありますし、アテネ市内から市バスで1時間ほどかけて来られる方も多いようです。

到着したスニオン岬。駐車場は思ったより狭かったです。

太陽が完全に沈むまでには、まだ少し時間があるようです。

展望台にはカフェもあります。外は寒いので、中でコーヒーを飲んで待つのもいいかも。

夕暮れを待つ人々。

ようやく陽が落ちます。キレイな日の入りが見られて良かったです。

アパートメントに戻り、ようやく夕食です。

まずはオーナーに頂いたワインとクリスマスチキンの残りで乾杯♪

その後レトルトカレーを食べました。

アパートメントに来る途中に寄ろうと思っていたスーパーがあったのですが、今日は26日のボクシングデー。営業時間が短縮されてて間に合わず、食べ物を仕入れることができませんでした。

仕方なく日本から持ってきたカレーで夕食です。食べ物持ってて良かったー。

泊まった感想

初めて泊まったアパートメントですが、とにかく場所がわからなくて困りました!!

“宿” として営業してるなら、小さくてもいいからサインなりを出して欲しいです。何も書いてない人の家のチャイムを鳴らすのは、かなりの勇気がいります。

それから、この辺は好みだと思いますが、オーナーとお喋りしなきゃならないのが面倒。とっても親切なオーナーですが、親切すぎてちょっと疲れました。

そうそう、これも初めての経験でしたが支払いはBooking.comペイメントという方法で、予約時に登録したクレジットカードから到着前に引き落とされました。現地でのお金のやり取りはありません。ただ “役所(?)に申請しなきゃならないからパスポート番号を教えて欲しい” と言われました。

お部屋は広くてキレイで快適です。あとは皆さんの好み次第でしょう。

ギリシャ6日目の様子はこちら → Fthia Hotel

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