Tell Madaba(マダバシティ)
- 2018.01.10
- 今夜の宿 ヨルダン-2017.12〜2018.01
- ホテル, 朝食のみ
2018年1月訪問
ヨルダンドライブ旅も残り少なくなってきました。バプティズム・サイトをあとにしてネボ山に立ち寄り、次に訪れたのはマダバです。
ここは教会や遺跡に残されたモザイク画で有名な街で、別名モザイクシティとも言われています。夕方マダバに到着しました。
今夜泊まるのはTell Madaba。自宅を宿にした個人経営のホテルです。中心部から少し外れた住宅街の坂道の途中にありました。
〜ぱーの声
マダバは中規模の大きさの街で、中心部にはホテルが数軒あります。旅行記等を読むと、大抵の方はこの辺りのホテルに泊まるようです。
でも中心部は交通量が多いので、できれば車で走りたくありません。そして何より高い!(と言っても6〜7,000円ですが)。
それに比べてTell Madabaは中心部から少し離れた場所にあり、無料駐車場もあるとのこと。値段も安いしクチコミ評価も悪くなかったので予約しました。
「場所がわかりにくい」というクチコミが多かったので心配していましたが、ちゃんと看板を出したようで、建物はすぐに見つけることができました。
が、入り口がわかりません。1Fの奥の方に小さな玄関はあるけれど、シーンと静まり返ってて人の気配がしないんです。
思い切って2Fの立派な玄関のチャイムを鳴らしてみると、年配の女性が出てきました。恐る恐る名前を告げると「いらっしゃ〜い」と笑顔で迎えてくれました。〜
車は入口前に1台分だけの駐車スペースがあり、そこに停めるように言われました。友達の家に遊びに来たような感じです。
ちなみに、写真右上の階段を上がるとオーナーの家の玄関。
車の後ろの細い階段を降りたところが宿泊者の玄関。
質素だけどかわいらしい玄関です。
おばちゃんはキッチンや洗濯機の使い方、朝食時間の説明等をしたら「それではごゆっくり」と言って自宅へ通じるドアへ消えていきました。(2Fと1F部分は室内でも繋がっているようです)
お部屋
さっそく部屋の中を紹介しましょう。
今回 Booking.com で予約したのは
ダブル又はツインルーム(16 m²・朝食込):1泊 / JOD 27.273+消費税10%
緑色を基調とした客室で、エアコン、ワードローブ、専用エントランス、衣類ラック、バスルーム(シャワー付)が備わります。
バプティズム・サイトでカメラを水没させたので、この後のヨルダンの写真は全てぱーのiphone8での撮影です。
前にも書きましたが、高性能になったとはいえ携帯のカメラは画角が狭く、暗いのにも弱いです。ピンぼけやブレてる写真もありますがご容赦下さい。
がらんとした質素な部屋の中央にあるベット。毛布はキリン柄?
ベットの足許の方向に小机。
ベットの横にはクローゼット。
中には、やはりキリン柄の毛布。キリン柄はあのおばちゃんの趣味だろうか?
奥にトイレとシャワールーム。
中は質素。ちょっとDana Castle Hotelを思い出させますが、あそこよりは広くて使いやすかったです。
このシャワーヘッドの置き方はDana Castle Hotelと一緒。ヨルダンの一般的なシャワーはこうなのかな?
窓からは蔦のからまる塀が見えます。
極めて質素。悪く言うと少々寒々しい部屋ですが、まあいいとしましょう。
部屋を出て共同スペースを偵察します。1Fの間取り図です。いくつかの宿泊部屋と共同キッチン。ぴーぱーの部屋はNo3です。
後から気づいたのですが、観光で泊まっているのはぴーぱーだけで、他の人は仕事で長期滞在しているか、または住んでいるような様子でした。
間取り図には「ロビー」と書かれているダイニングスペース。素敵なテーブルとチェアーが置かれています。翌朝の朝食はここで頂きました。
ダイニングスペース横の共同キッチン。なかなか素晴らしい設備です。我が家のキッチンよりも素晴らしい。
右がグリルで、左が洗濯機。間違えそうです。どうして外国は、キッチンの中に洗濯機を同居させるのだろうか、、、。
それはさておき、ぴーはバプティズム・サイトで濡らした服を洗濯させてもらいました。おばちゃんは親切に使い方を説明してくれて、洗剤も入れてくれました。どちらも無料です。
Room No.6が共同の洗濯物干し部屋にになっているようで、住人たちの洗濯物が干してあります。「洗濯したら、ここに干してね」と言いながら、おばちゃんは乾いている洗濯物をドンドン外して横の棚に投げていきます。奥のジーンズ類は、おばちゃんが投げた洗濯物。
この部屋には暖房がないので乾きは遅いです。翌朝、ようやく少し湿っているけどまあ着られるレベルになりました。あとは着乾しですね。
〜ぱーの声
夕方キッチンを使っていると、仕事帰り風(?)の人が入ってきて驚きました!
こちらが挨拶すると、向こうは挨拶もそこそこにサッと冷蔵庫を開けて中を確認してました。多分、自分の物に手を付けられていないか確認したんだと思います。
毎日違う人が室内にいると、住んでる人は落ち着かないでしょうね〜
朝食
夜はキリン柄の毛布にくるまれてぐっすりと眠ることができました。
明けて翌朝。朝食です。ダイニングスペースに行ってみると、、、ジャジャーン!
ご主人らしき男性がキッチンに立っています。朝食の準備はご夫婦でやられているようです。
マメのペースト。パンにつけて食べます。
ひよこ豆のコロッケ、クリスマスのお菓子。
チーズとジャム。
オムレツ。
ジュースとコーヒー。
シンプルだけど満足です。おばちゃんの気持ちが感じられます。(写真から伝わったでしょうか?)
ご馳走様でした。
泊まった感想
この宿は、観光客向けの宿というよりヨルダン人のビジネスマンが出張で長期滞在したり、学生や働く若者が賃貸で住むための宿なのかな?と思います。
実際、朝食を食べていると他の部屋から出勤していく人が出てきて、こちらをチラッとみて「このヒマ人がd( ̄  ̄)」という視線を浴びせて出かけて行きました。
でも悪い宿ではありません。おばちゃんの心遣いにくるまれて、安心して泊まれる宿です。
ぴーぱーもいよいよ今日は首都アンマンへ移動しますので、その途中で泊まるには充分な宿でした。
〜ぱーの声
Booking.comでは”ゲストハウス”というカテゴリーに分けられているTell Madaba。設備として共用キッチンやラウンジ、洗濯機があると書いてあったので『どういう宿なのかな?』と思っていましたが、まさか住んでる人までいるとは思いませんでした。
旅行者や賃貸で貸してる部分は半地下なので眺望もなく、やや薄暗い雰囲気です。それに引き換え、オーナー夫婦の居住スペースは日当たりも良さそう。
支払いは現金のみ。おばちゃん、なかなかやりますね、、、。
雰囲気からもヤリ手な感じはしますが、親切なことは間違いないです。値段も街中のホテルより安いし、朝食も美味しい♪ 中心部まではちょっと歩きますが、散歩にちょうど良い距離です。
ヨルダンの一般家庭(?)を見てみたい方にオススメですよ。〜
番外編:マダバ観光
満腹になったので、チェックアウトの12時までモザイクシティの観光に出かけました。
街は大きく分けて旧市街と新市街に分かれます。(以下、一部写真は前夕方撮影)
旧市街のすぐ外側は薄汚れたアラブの街の風景。
すこし手持ちの食べ物が減ってきたので、なにか購入しようと思ったぴーぱー。スーパー(と言う名の雑貨屋。日本のスーパーをイメージしてはいけません)があったので入ってみました。
でも旅行者のぴーぱーが買って食べられるようなものはあまりありませんね。
豆の類い。調理できない。
キログラム単位の冷凍食品。食べきれない。
結局、別の八百屋で少量の野菜を量り売りしてもらいました。お釣りもキチンとくれました。
ちなみに肉屋は相変わらずこんな感じで、怖くて買えない。
『日本みたいにパックされた肉、売ってないかな』という淡い希望はこの国では叶えられそうもありません。
こちらがモザイク画で有名なセントジョージ教会。
入場料(1人JOD 1)を払って中に入ります。床も壁もモザイク画だらけです。
アップで撮るとこんな感じ。歴史が感じられます。
その後ぶらぶら歩いて行った新市街。
学校が近くにあるようで、若者達であふれていました。旧市街と比べると活気にあふれています。
ホテルの近くにあった酒屋。
観光地としては地味なマダバです。
でも旧市街は、小高い山の頂上の猫の額ほどの狭いエリアを城壁で囲んて作ったのが歩いてみるとよくわかります。
城壁の中を歩くと、昔の街とはこんな雰囲気だったのかと言うのも感じられます。
まだ車が無かった時代の路は細く、えっ?こんなに?と言うくらいの急坂があったり、曲がりくねったりでまったく計画性を感じませんが、
徒歩とロバしかいなかった時代は、これで問題無かったんだと思います。
まるでタイムトリップしたようなマダバの旧市街。興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
-
前の記事
Russian Pilgrim Residence(バプティズム・サイト) 2018.01.10
-
次の記事
Jabal Amman Hotel (Heritage House)(アンマン) 2018.01.10
コメントを書く