コンテナ船に積めなかった物〜冷蔵庫との別れ

コンテナ船に積めなかった物〜冷蔵庫との別れ

旅の荷物は、とにかく手当たり次第にデイビーに積めば、
コンテナ船でイギリスに運んでもらえる!!、、、と思っていたのですが甘かったです。

コンテナ船には積めない物があるのです。

危険品と言うのがあり、船員と船の安全にかかわる物は積めない、または申告が必要です。
発火物、爆発物、腐食性物質、毒物、引火性・爆発性・有毒・有臭ガス、放射性物質、、、非常に多岐に渡ります。

普通は申告して、追加料金払えば積めるらしいのですが、
ぴーぱーがお願いした船会社からは断られました。
金払ってもダメだって。

今回、ぴーぱーが積むのを断られた荷物を紹介します。

■車載冷蔵庫

なんでコレがダメなのか???
と思ったら、冷蔵庫には冷媒ガスというガスが封入されていて、これが航海中に漏れ出す恐れがあるからだそうです。冷媒ガスはHFC-134aと言う非引火性、非毒性ガスですがダメでした。

ぴーぱーの冷蔵庫はコレ↓

信頼の澤藤電機のエンゲル冷蔵庫。
猛暑日の激暑の車内でも、キッチリ冷やしてくれました。間違ってつまみをほんの少しでも多めに回そうものなら、ビールも野菜もガッチリ凍らしてくれて困るほどです。
そのくらい強力なので、ぴーぱーが最も信頼していた旅の道具。コレ無しの旅は考えられません。
車内の自作棚も、これを基準にサイズを決めて作り込んであったのに、、、

まさかの下船命令で降ろされました・泣

ゴメン。一緒に行けなくなった。

■サブバッテリー

ワールドツアーに向けて、ぴーぱーのサブバッテリーも、いよいよリチウムイオン化しよう!と意気込んでいたのですが、早まって買わなくて良かったです。
発火性の低いリン酸鉄リチウムイオンでもダメだって。
さらに食い下がって、鉛バッテリーなら、、、ダメ。
でもエンジンルームの鉛バッテリーはOKなのに、どうしてコレだけ、、、?

なのでデイビーのサブバッテリーシステムは、空のまま積んで、バッテリーは現地購入します。

■その他バッテリー

こう言うのも全部ダメ。

カメラ、パソコン、懐中電灯にも小さいバッテリーが入っていますが、これらも全部NGです。
他にも掃除機のバッテリー、ジャンプスターター、エネループもダメでした。
なのでこれらの品はバッテリーだけ外して、飛行機で手荷物として運びます。
とは言え、飛行機にも持ち込みバッテリーの容量制限があるので、全部運べるか解りません。

■消火器

5年前に買って車載していたCO2消火器。
二酸化炭素は燃えないし、毒性も無いのにダメ。
飛行機も消火器はNGなので、現地買い直しです。
世界には、消火器積んでないと罰金取られる国があるから必須です。
あ〜あ、バカでかい粉末消火器買わねばならないのか、、、

とにかく全て、最初はカーフェリーで行くつもりだったから買っといたモノだけど、コンテナ船に変更になったので積めなくなりました。トホホホホホ、、、、。

それにしても何故こんなに頑ななのか?

少し調べたら、危険品を積んだコンテナには、細かな積み方のルールがあって、危険品を積んだコンテナ同志は離して積むとかいろいろあるらしくて、

面倒くさいから?

かもしれません。本当のところはわかりません・笑。
他の船会社だったら運んでくれたかもしれません。
とにかく冷蔵庫、サブバッテリー、消火器は現地買い直し。
他は、飛行機の手荷物として可能な限り運びます。激重・泣。

■その他グレーのモノ

液体モノ、ガスモノは、これ以上聞いてもNG食らうだけなので、もう聞かないことにしました。
全てを諦めました。
さらにイギリスは物価が高いので、レトルトカレー、缶詰、米、しょう油、ポン酢、フリーズドライスープ等の食品類を積もうと思ったけれど、これらは検疫的にNGかもしれないのでやめました。
それならばと、今度は洗剤や化粧品、消臭スプレーなど食品じゃない生活必需品を買い込んでリストに載せて提出したら、イギリスの通関時に輸入関税とVAT(付加価値税20%)を課税されるというのでやめました。
ぱーがしこたま買っといたけど(笑)、可能な限り手運びして残りは帰国後に使うものとして置いていきます。

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