タイ レンタカー旅〜11山が燃えている。

タイ レンタカー旅〜11山が燃えている。

昨夜、クッキングヒーターが壊れましたが、
今朝は偶然朝食付きプランで宿泊していたので、難を逃れました。

久しぶりの宿の朝食。美味しかったです。
でもタイに来ていつも思うのですが、屋台、食堂、ホテル、どこの食事も量が若干少ない。
タイ人は身体が小さいから小食なのか?、、、わかりません。

でもあまりのボロ宿は、今後はなるべく避けるようにします。
ぴーよしも若い頃は、もっとボロで安い宿に泊まってそれをプチ冒険のように思うこともありましたが、この歳になってボロ宿泊まっても楽しくない。

出発!

130km走リます。
途中、湖面で暮らす水上生活者の家が見えました。
静寂が漂う不思議な光景。小雨でも降っていたら水墨画の世界かも。

タイのこのエリアの山は、ゴツゴツした奇岩の山容。
長老と行った、群馬の榛名山、妙義山を思い出す。

タイの人は、大仏好きですね。

景色に見とれすぎて、ゾウにぶつからないように。でも本当にゾウを見ることはありませんでした。

多分、“ゾウに注意” と書いてあるんだと思います。

■ヘルファイア・パス

着いたのは第二次大戦中、旧日本軍の泰緬鉄道工事で最難関区間と言われたヘルファイア・パス。
ここでも過酷な労働で、多くの戦争捕虜が犠牲になったそうです。

入口ゲートの遮断機で係員から、
「博物館か?パスを歩くだけか?」と聞かれるので、
「歩くだけ」と答えると、
「料金は無料だから、駐車場に駐めて、Interpretive Centerで説明受けてね」と言われます。
駐車場はヘルファイア博物館前。

Interpretive Centerに入ります。

入るとスタッフが地図を渡してくれます。
そしてすぐ右のこの入口に入ります。
若干の展示があります。

ヘルファイア・パスがいかに過酷だったかの展示。
おそらく写真の捕虜が、最初は元気そうだったのが、、、

最後にはこんな姿にまでなってしまった。と言う展示のようです。

ここでは日本人は加害者の立場なのでいたたまれません。気まずい。長居できません。
じつは今回の旅に出る少し前に、ぴーぱーは広島の原爆記念館の展示も見たのですが、あそこは日本人は被害者の立場。
でもどちらにも共通して言えることは、“悲惨” “むごい” “悲劇”、、、と言うことです。

展示を過ぎて、階段を降りると、、、

こうなって、、、

つづら折りの階段を降りきると、ここからいよいよヘルファイア・パス。

右に曲がります。

道はこんなカンジに続いています。
ここにかつて線路を通したわけです。
ここから先約600mが最難関工事区間だったそうです。

両側にそびえる岩の切り通し。
ここを重機無しで通したらしい。そりゃムチャ過ぎる。

途中にあった鉄の杭やくさびらしき物。おそらく当時の物。

壁に刺さって折れた削岩機。

残された線路。

これも多分枕木。

更に進みます。

パスの左手には熱帯雨林が広がるのですが、ところどころから煙。
そう言えばこの辺りも、さっきから鼻をつく煙の臭いが立ちこめています。

歩き始める時にセンターの人が、「今日はブッシュファイアが発生しているので、450m先までしか行けません」と言っていたのですが、これがそれなのかも。

ここがその450m先の終点。

あっ!スタッフがカッコいい車でやって来て、、、

この先通行止めのロープを張っていきました。
やはり今日は、ここで引き返しになるようです。
山火事さえ無ければ、片道2.7kmのコース歩けたのに残念。

それにしてもスタッフのこの車。カッコ良すぎる。
ぴーよしは、前々からいいなと思っていたんですよね。
これでワールドツアーに出たら面白いだろうなあ。

悪路にも強そうだし、車内もさっぱりと質実剛健なカンジ。

んでもって、荷物満載積めそうだし、
たしかカワサキが軽の660ccエンジン積んで作っていたハズ。↓のは1000ccだな。

でも実際は、公道走っちゃダメらしいし、
ドア無いからヒーター&クーラー効かないし、雨にも濡れるし、のろいし、車泊できないし、海外で交換部品入手出来ないから現実的にはムリそうです。でも誰か挑戦してみては?

引き返すには、真ん中の来た道を戻るか、左階段の林間コースのどちらか選べます。
(右階段は、↑のトロッコが置いてある場所に行けます)

ぴーぱーは左の林間コースを選んだのですが、、、

しばらく進んだら、周囲が黒焦げで、とうとう火が見えたので戻りました。

スタッフに教えるべきか?とも思いましたが、どうやら手の施しようが無いので自然消火を待っているのだと思います。

センター前駐車場に戻ると、こんな物も置いてありました。

やはり加害者としては、若干気まずさを感ずる場所ですが、見ておくべき場所であると思いました。
管理はオーストラリアがしているようですが、展示内容もわかりやすく、しっかり丁寧に管理しているのがわかります。一度行ってみてはいかがでしょうか。

■サイヨークノイ滝

今日のホテルのすぐ近くにあったので、歩いて行きました。
国道323号線沿いに入口がありました。

上が滝、中段がなめ滝、下が池の三段構造。
これで温泉なら天国なのですが、、、笑。
地元の方が泳いでいました。(今2月。気温はオーバー30℃)

横の階段も、水がなめてました。こんなのも見たの初めて。

初めてガソリン入れました。

4日走ってとうとうエンプティ・ランプが点いたので給油しました。
でもここタイのガソリンは、いろいろ種類があって、どれを入れたらいいのかややこしいのです。
幸いこのガソスタには、二種類しか売っていませんでした。

スタンドのオジサンに、
「一番安いのにして、Cheapest one !」と行ったら、「E20だね」と言われました。
E20は、普通の車に入れると調子悪くなるとの口コミもあったのですが、
給油口のフタの裏側に、「ハイオク95またはE20指定」と書いてありました。ほっ。

エコカーのくせにハイオク指定とはナマイキです。
ここまで約700km走って33L給油なので、リッター21km。タンクは40Lタンクですね。
1リッター35.7バーツ=143円/L、日本より若干安い程度。
でもこの車、デイビー(日産サファリ)より3倍も省燃費なので、我が家の感覚で換算すると143÷3=50円/Lとなります。ヤリス様々。

■ヤーイェイ ホームスティ

今日の宿泊先。このホテルの詳細は、ぱーのブログへ↓

クッキングヒーター問題

今日一日、頭の隅に引っかかっていました。
最後に、ホテルの周辺で電気屋を見つけて電熱でも電磁でも何でもいいからありませんか?
と聞いても、なにしろこんな店ばかりなので、、、

ワルイなあ 他をあたってくれよ、、、

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〜♫ です。
なにしろ扇風機売ってる店で、ヒーター探そうってんですからムチャってもんです。

ところが、完全に諦めて最後に乾き物でも買おうと入ったこのコンビニで、、、

大発見!クッキングヒーター見つけました。
しかも299バーツ(約1200円)激安!

帰り道は足取りも軽く♫
これでなんとか旅を続けられそうです。


今日の移動距離156km。

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