源泉湯の宿 かいり(大湯温泉)
2020年10月訪問
以前、栃尾又温泉に行く時に通って初めて知った魚沼市の大湯温泉。一度行ってみたいと思っていたんです。今回は、源泉湯の宿 かいりを予約しました。
ナビに従って走っていると、建物が見えました。
慌てて曲がると、道の奥が入口のようです。
駐車場には係の男性が数人待機していて、駐車場所に誘導してくれます。鍵を預けるというわけではありません。
男性が荷物を持ってくれて、入口に向かいました。
玄関で靴を脱ぐとサッと片付けられ、代わりに靴箱の番号札を渡されます。
そのままフロントに行くのかと思いきや、
向かいのソファを勧められて、そこでチェックイン手続き。
宿帳を記入しながらお茶を頂きました。「こんな時なので紙コップで失礼します」とのこと。全然問題ありません。
この時に、夕飯時に最初に用意する飲み物を聞かれました。
その後、荷物を持ってもらい、館内の説明を聞きながらお部屋に向かいます。
歩き出すとすぐに、お土産コーナーとラウンジ。
地域の特産品が並ぶお土産コーナー。
Wifiはラウンジのみ利用できます。快適な速度です。
ラウンジには冷水と、
7:00〜10:00の間、コーヒーのサービスがあります。(時間外は休止中)
お土産売り場の横に、喫煙所。
自販機もありました。
ソフトドリンクのみの販売です。
色浴衣の貸出もあり(800円税込)。
お部屋
玄関およびフロントは4Fで、お部屋は1つ下の3Fでした。
今回JTBで予約したのは、和室10畳(風呂無し・山側)。かいりの中では一番安い基本客室です。
客室は10畳ですが、3畳ほどの広縁があるのでお部屋は広々。
ただ、眺望はそれほど良いものではありません。下には川が流れています。
鏡の前に、髭剃りやシャワーキャップ。
その横にグラスや茶器類。
冷蔵庫は差込式です。
渡された館内案内に「冷蔵庫は朝7:30に閉めさせて頂きます」と書かれていましたが、閉まりませんでした。
飲み物の料金表です。
お茶菓子は笹団子。部屋の鍵は1人1本もらえます。冷水ポットは最初から置いてありました。
クローゼット内にタオルや浴衣が入ってます。
よく見ると、浴衣が4枚あるんです。
しかも2枚は、洒落た柄の浴衣です。「へ〜、浴衣は1人2枚あるんだね〜」と話しながら、まずはお互いに色浴衣を着てみました。
すると、ちょっと短いんです。「あれ?なんか短くない?」と思い、よく見たら小サイズです。子供用です。びっくりしました。
入口の方に戻って、玄関を入るとすぐに洗面台。洗面台には歯ブラシのみ。部屋にドライヤーはありませんでした。
洗面台の横にトイレ。
ウォッシュレット付きです。
明るくキレイな部屋で満足♪
で・す・がー、、、やっぱり部屋でWifiが使えないのは不便です。今回は承知の上で予約しましたが、この先改善されるといいですね。
大浴場 庭の湯
館内を見学しながら大浴場に行ってみましょう。
かいり には、スリッパがありません。裸足か、部屋に置いてある湯足袋を履いて過ごすことになります。
お部屋とお風呂は別棟。まずはエレベーターで4Fに向かいます。
エレベーター内にお風呂の案内が掲示してありました。
公式サイトにも書かれていましたが、お風呂は3本の源泉をブレンドして掛け流しているそうです。期待が高まりますね!
4Fに着いたら、渡り廊下を通って湯殿棟に向かいます。
渡り廊下から見えた景色。
湯殿棟に着くと、まずはお茶屋があります。
カウンターに冷水が置いてあり、無人です。
お茶屋の向かいのエレベーターで浴場に向かいます。
湯殿棟は、1フロア全てお風呂です。深夜1:00〜5:00はクローズし、翌朝男女入れ替わります。
まずは3F、庭の湯からご紹介しましょう。
脱衣所の入口に無料の貴重品ロッカーあり。
広々した脱衣所。
洗面台はそれほど多くありません。
男女それぞれの化粧品が置かれています。
2ヶ所ですが化粧専用コーナーもあり。
分析書がありました。
源泉名は大湯温泉。4源泉の混合泉で、そのうち2本は自然湧出、2本は掘削自噴。泉温49.1℃、PH8.6のアルカリ性単純温泉です。
では入ってみましょう。
内湯は大きめの浴槽が1つ。
洗い場はたくさんあります。
洗い場にはシャンプー、リンス、ボディソープのみ。クレンジングどころか、洗顔料が1つも置いてない旅館は久しぶりです。
あ、内湯の他に寝湯もありました。
サウナは現在休止中。
まずは内湯に入ってみました。
給湯口のすぐ横に座ったら、お湯の勢いにのって塩素臭が漂ってきます!
え、、、。お湯に期待していただけに、ちょっと驚きです、、。
気を取り直して、外に出てみましょう。
ここも塩素臭。
あちらの、お一人様用の浴槽はどうでしょう?
やはり塩素臭です。
大浴場 川の湯
続いて、2Fの川の湯をご紹介しましょう。
こちらも広々した脱衣所。
洗面台の数も、庭の湯と同じくらいです。
化粧品に加えて、髭剃りやブラシが山積みされてます。
では入ってみましょう。
多少雰囲気は違いますが、大きめの内湯が1つという点は庭の湯と一緒です。
洗い場もたくさんあります。
男湯にはシェービングフォームが置いてあるんですね。
ほんのり塩素臭がするのも、庭の湯と一緒です。
外に出てみましょう。
こちらは岩風呂です。
浴槽が深めで雰囲気は悪くないですが、やはり塩素臭がします。
屋外サウナは休止中。
サウナの横に、洞窟風呂。
洞窟だから塩素臭がこもりそうですが、それほどでもないのが不思議。ぴーは「ここのお湯が一番良かった」と言ってました。
公式サイトでお湯の良さを謳っていた割に、塩素臭がするお湯でびっくりです(・ω・;)
でも、改めてエレベーター内の説明書きを読み直してみたら、循環濾過併用なんですね!よく見たら、公式サイトにも同じことが書いてありましたよ!!見逃してたー、、、。
豊富な湯量のため、浴槽のお湯が1日に3回以上入れ替えられておりますので、
常に新鮮な温泉をお楽しみいただけます。
と書かれていたので、お湯には期待していました。でも「豊富な湯量」という割には浴槽からのオーバーフローもありません。『おかしいな?』と思ったら、循環濾過併用だったとは、、。
説明書きに書かれている3本の湯量を計算してみると、とても2カ所の浴室で計7個ある浴槽に分配できる量ではありません。それなのに、お湯はジャンジャン供給されています。
ということは、、、大半が循環湯ですかね?(・ω・)
口コミも賛否両論でした。確かに塩素臭はするし、循環湯の割合は多いんだろうと思います。でもお風呂場の雰囲気は悪くないし、掛け流しとか気にしなければ湯量豊富に感じられるお風呂です。
だから、気にしない人はそれでいいんだと思います。楽しみ方は、人それぞれですからね。
夕食
夕食は18:30にお願いしていました。
JTBのプランは「お食事内容 および 会場は宿お任せ」ですが、公式サイトや各種予約サイトを見ると、かいり にはシャレたお食事処があるんです。
会場食が苦手なぴーぱーですが、各テーブルごとに仕切りのある掘りごたつのお食事処の写真を見て安心し、かいり を予約したわけです。
夕食会場は2Fの『里』と言われました。
エレベーターで2Fに下ります。
会場に入ってびっくりΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
なんと!座敷にテーブルじゃないですか!!
うろたえるぴーぱー、、、。
でも「お食事会場」は「お任せ」だから、、、。
心を落ち着けて、席に座ります。本日のお品書きです。
前菜の、旬の三種盛り。
お造り盛り合わせ。
茶碗蒸し。
煮物の、車麩 つくね カニ風味餡掛け。
これ、不思議な食べ物でした。つくねの上にカニをのせるって、、。
鮭西京焼き。
もち豚豆乳鍋。
後からお凌ぎの、天然本鮪握り寿司がきました。
ご飯は卓上で炊く釜飯です。具は、栗以外よくわかりませんでした。
個人的に一番美味しかったのが、味噌汁。
出汁が効いてて、熱々で良かったです♪ 終わりよければ全てよし。
参考までに、飲み物メニューも載せておきます。
デザートは、お願いすれば部屋に持ち帰り可能です。
食事の口コミも賛否両論だった理由が、なんとな〜くわかりました。量は十分ですが、これといって美味しいものがあるわけでもありません。それでも温かい食べ物が多く、少量ですが寿司も出したりと工夫は感じられます。
ただ、食事会場にはやられました!思い込みって怖いですね!?
じゃらんや楽天といった予約サイトのプラン内容を見てみたら、どこも夕食は「お食事処にて」と書かれています。じゃあ、そういった予約サイトから予約した人は1Fの「峡遊亭」で食べられるのかなぁ?と思いましたが、「食事会場が大広間にテーブルでがっかりした」という口コミも見かけました。
当日は、大勢の人が大広間で食事していました。とても、これ以上宿泊者がいるとは思えません。
、、、、、一体、どうなっているんでしょうね?(・ω・)
朝食
朝食は8時にお願いしておきました。
8時に同じ会場に行くと、ほとんどの人はすでに食べ終えていました。
昨夜と同じ席に座ります。
陶板焼きの中は厚揚げ(油揚げ?)でした。
席に着くと、ご飯とお味噌汁を持ってきてくれます。ご飯はお櫃ではなく、お代わりをお願いするシステムです。
今朝も味噌汁が一番美味しかったです。
最後は、ぴーぱーだけになりました。
朝食後、コーヒーを飲みにラウンジにやってきました。
朝は休止中の札が取られています。
コーヒーの他に、紅茶と麦茶のボタンもありました。←出てくるかどうかはわかりませんが
泊まった感想
いやはや、驚くことが多い宿でした。
温泉に関しては、前述通りの感想です。お風呂の雰囲気は悪くないので、お湯を気にしない人は楽しめると思います。
食事会場は注意が必要です。「お食事処にて」と書かれているからと公式サイトの「峡遊亭」を期待して行くと、大広間でテーブル席のパターンかも!?この辺りはどういうシステムになっているのかわかりません。
さて色々書きましたが、今回のJTBのこのプラン、なんと1人9,500円なんです!
このお値段ですから食事内容に関しては文句なんか言えません。お部屋も十分キレイでしたしね♪ただ他の予約サイトを見ると、もう少し値段が高いです。
JTB、なかなかオススメですよ♪
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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