越後屋旅館(川渡温泉)
2017年7月訪問
宮城県の”川渡(かわたび)温泉” をご存知でしょうか?有名な鳴子温泉郷の1つで、その中でも東北道の古川ICから一番近い温泉だそうです。
今回ご紹介するのは、その川渡温泉にある越後屋旅館。予約した時は気付きませんでしたが、実はこの宿には6年ほど前にも泊まっていたんです。
前回宿泊した時はチェックイン時間も遅く、朝食のみのプランでした。ぴーぱーメモには “高評価” の記載だったので、ブログにも載せてないし “もう1度行ってみよう” ということになったんです。
公式サイトによると駐車場は少し離れている様子。でも大きい看板が出ていたのですぐにわかりました。広くて停めやすい駐車場です。
荷物を持って旅館へ向かいました。
あっ、この外観見覚えあります!
入口には駐車場の案内が貼ってありました。
越後屋旅館では2種類の源泉が楽しめます。
宿のパンフレットによると川渡温泉には10軒前後の宿がありますが、2本の源泉を引いてるのは越後屋旅館だけだそうです。
越後屋旅館は、公式サイトから予約すると3大特典があるんです。
特典1.宿泊料金は公式HPがベストレート・最低価格
1人/540円引きになります。これは魅力的。
特典2.お一人様1本ドリンクサービス
これにも惹かれましたが、よく読んでみたら缶チューハイかソフトドリンクだそうです。 そしてこのサービスは対象プランがあって、ぴーぱーが今回選んだ格安プランは除外でした。
特典3.他サイトより1時間早い13時チェックイン
じゃらんで見つけた時、チェックイン14時〜だったのもこの宿に決めた理由の1つでした。早めに入ってネット作業をしたかったからです(全室Wifi対応)。それが公式サイトからの予約だと、さらに早い13時チェックイン可能です。
結局予約したのは
【公式HP限定嬉しい2つの特典付】【平日限定】♪格安プライス♪レジャー&ビジネス応援プラン
部屋タイプ:【スタンダードルーム】和室8畳(喫煙可)1人/7,560円(入湯税別)
喫煙部屋しか空きがなかったので消臭対応リクエスト。また “Wifiが繋がりにくい場所もある” と書いてあったので繋がりやすい部屋をリクエスト。
それから、夕食は部屋食ですが “朝食も2名まで部屋食対応/要連絡” と書いてあったので “無料なら朝食も部屋食希望” とリクエストしてみました。”リクエストが多くてスミマセン” の一言を添えて。
そうして張り切って13時に到着しました。13時到着は予約時に連絡済みです。
お客さんは誰もいないかと思いきや、立寄りのお客さんがいました。
ロビーでチェックイン手続き。このロビーも見覚えがあります。
なぜかおもちゃが大半を占める売店。
ここに鳴子温泉郷のガイドマップや、川渡温泉街のさんぽ道案内が置いてありました。
玄関横の喫煙コーナー。
元気のいい地元のおばちゃん的な方がお部屋まで案内してくれました。
部屋は写真奥の階段を登った2Fです。この階段も見覚えあります。
お部屋
お部屋は、前回泊まった向かい(隣?)の部屋でした。
入るとまずは洗面台。シンプルだけど清潔感はあります。
横のドアが気になったので開けてみると、
非常階段でした。
その横にはトイレ。
部屋を見てみましょう。
リフォームしたのかキレイな8畳間です。
スイッチ式の冷蔵庫。冷水ポットがあるのは嬉しいサービス。
玄関前の道路に面しているので、朝はちょっと車がうるさいです。
小物入れが置いてあったりして気遣いを感じます。
お茶を淹れてくれました。
お茶菓子はお煎餅。
夕食を18時半にお願いしたら「朝食は下の大広間になります」と言われました。一瞬『あれ?』と思いましたが、安いプランだし、もしかしたら部屋食は有料なのかもしれないので「はい、わかりました」と答えました。
その後、お風呂に行く時に下で再びそのおばちゃんに会うと「あれ、なんか朝食は部屋食がいいって書いてあったけど、、どうしますか?広間でいいんですか?」と言われました。「広間でいいんですか?」と言われたら「いいですよ」と答えるしかないですよね。
まあ大広間の様子も調査したいし、仕方ないです。
ところで、部屋とは関係ないのですが川渡温泉には共同浴場があるんです。宿の公式サイトにもじゃらん等の予約サイトにも特に書いてありませんが、”共同浴場の無料券がもらえた” という口コミを確かに見かけました。
部屋で落ち着くと、ぴーが「フロントに “共同浴場の券あります” って書いてあったよ」というので、もらっておいてくれるようにお願いしました。
それから1時間ほど経ち、忘れた頃にようやく無料券を持ってきてくれました。フロントで聞いたら「探してみます。見つかったら持っていきます」との返事だったそうです。もしかしたら、どこかにもらいに行ってくれたのかもしれません。
お手数おかけしました。
大浴場
共同浴場については別記事で書くとして、館内を見学しながらお風呂に行きましょう。
1Fにおりてロビーを横切り、奥に進みます。
温泉番付が貼ってあるところでは、大抵その温泉が横綱です。
アルコールはいいお値段。
お風呂の近くには冷水の入ったジャグが置いてありました。
まずは越後の湯です。
チェックイン時は男湯でした。午後7時に男女入れ替えになるそうです。
源泉名は新町有川渡支所前源泉。公式サイトにはシンプルに炭酸水素塩泉と書いてありますが、この分析書には他にも細かいことが書いてあります。
ここで注意書き発見!撮影禁止ですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ 小規模旅館だけどなかなか厳しいですね。
仕方ないので文章のみでご紹介。湯触りは確かにとろりとしてますが “化粧水” というよりはやや “油っぽい” ようなとろみです。
泉温は52.6℃と高く、加水はしてないようですが入れないほどの熱さではありません。
もう1つのお風呂、不動の湯も撮影禁止の貼紙がしてありました。写真は公式サイトをどうぞ。
貸切風呂
越後屋旅館には、空いてれば自由に入れる貸切風呂があります。
公式サイトによると “宿泊者限定” だそうですが、立寄りのおばちゃんも入ってました。 ゆるい感じです。
貸切風呂は、不動の湯と同じ源泉だそうです。
空いてれば自由に使えるお風呂は便利ですよね。
源泉は単純硫黄泉。泉温40.1℃なので加温してるそうです。
ややぬるめのサラッとした硫黄泉で入りやすいです。すぐ隣が不動の湯なので、露天でおしゃべりする声がよく聞こえてきました。
夕食
18時半になると、夕食が運ばれてきました。テーブルを片付けてお膳で食べるスタイルです。
飲み物メニューも色々あります。
何しろ2食付きで7,560円のプランですから料理は少なめ。
後から天ぷらと、
お魚がきました。
天ぷらは見事に野菜だけだったけど、サクサクで美味しい♪お魚も名前は忘れましたが、しっとりした白身のお魚で美味しかったです。
ご飯は白飯とくるみご飯から選べます。せっかくなので1つずつ頂きました。
デザートはずんだ餅。
量は少なめだけど、ちゃんと作ってる味がしてどれも美味しかったです。
食事が終わると、配膳してくれた女性がお布団を敷いてくれました。そしてまた「朝食は大広間でいいんですよね」と確認されました。それと「もしチェックアウトまでお布団そのままが良ければ、布団あげなしのカードをドアに下げて置いてください」と言われたのでそのようにしました。
朝食
朝食は8時にお願いしました。お風呂の近くの大広間に向かいます。
畳に椅子とテーブルの朝食会場。他の人は早めの朝食だったようで、早々にいなくなりました。
椅子とテーブルは嬉しいですが、テーブルの大きさに余裕がありません。配膳してくれる人は1度畳の上にお盆を置いて、お皿をテーブルに移します。”なんだかな〜” という感じ。
そういえば山県館でもテーブルに余裕がなくてお茶の置き場に困ったなぁ。
最初はこれだけ並んでました。
後からお魚などが出て来ます。
早い時間だと人がいるのかもしれませんが、もうぴーぱー含めて2組しか残ってなかったのでご飯のお代わりはセルフでした。でも気兼ねがなくて良いです。
朝食も手作り感があって美味しかったです。公式サイトを見ると “大女将と女将が作る宮城・鳴子の郷土料理をお楽しみください” と書いてあるので、てっきり2人で切り盛りしてるのかと思っていました。でも、実際は働いてる人はたくさんいるようでした。
食後はセルフですが、ロビーでコーヒーが頂けます。これも嬉しいサービス♬
しかし1つ残念なことがありました。朝食を終えて部屋に戻ると、隣の部屋の朝食の片付けをしてたんです。『あれっ、隣の部屋は朝食も部屋食だったんだ!?』
ようやく何回も「朝食は大広間でいいんですね?」と聞かれた理由がわかりました。でも、それならぴーぱーも希望してたんだから「朝食も部屋食でどうぞ」と言ってくれてもよいのでは?
ちょっと残念な気持ちになりました。
泊まった感想
料理は美味しいし、お湯も悪くありません。安価で温泉を楽しむには良い宿だと思います。
お部屋もキレイにしてるし、プラン内容も色々頑張ってるのがわかります。でも、ちょっと何か足りない気がするのはぴーぱーだけでしょうか!? 宿との相性ですかね!?
ぴーぱー的にはもう2回泊まったし、次は違う宿にしてみたいですね。お世話になりました。
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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