旅館 とよとみ(奥原鶴温泉)

旅館 とよとみ(奥原鶴温泉)

2018年2月訪問

福岡空港からアクセスしやすい温泉を探して見つけたのが、福岡と大分の県境にある原鶴温泉です。

国内線ターミナルから西鉄高速バス「ひた号」に乗って、杷木バス停で下車。宿へはバス停への到着時間を連絡しておいて、迎えに来てもらいました。バス停から車で5分くらいです。「ひた号」は博多天神ターミナルから空港経由で走ってますので、電車で博多に到着した場合は博多のバスターミナルからも乗車できます。

予約したのは、旅館 とよとみ です。

到着した 旅館 とよとみ は、田んぼの中にぽつんと建っていてまさに一軒宿。

翌朝は、玄関前にうっすら雪が積もっていました。

フロントでチェックイン手続き。

「今回7畳半でのご予約でしたが、キャンセルが出たので10畳のお部屋に変えさせて頂きました」との嬉しいお言葉をいただきました♪

ささやかなお土産が並ぶフロント前。

15時ちょっと前でしたが、お部屋に案内してくれました。

 

お部屋

フロントが2Fで、お部屋は階段で1つ上った3Fでした。

今回からじゃらん予約したのは

プラン名:≪11時チェックアウト&貸切風呂無料★≫最大4,320円割引の超得カップルプラン
部屋タイプ:和室7畳半
土曜泊:1人 / 10,800円(入湯税別)

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

とよとみでは全てのプランで夕食は、部屋食 or 個室食。しかも休前日料金がありません。

このカップルプランだけ11時チェックアウトですが、部屋は7畳半しか選べませんでした。

お部屋でお茶を淹れてくれました。お茶菓子は、全国各地で出会う合わせ焼きです。

年季が入ってるけど座り心地の良かったイス。後ろの開き戸の中は扇風機が入ってただけです。

これが九州一の大河、筑後川ですね。ん、土手に何か書いてある?

さすがです。

今は空の冷蔵庫。

翌日は雪が降る寒さだったので、湯足袋があるのは嬉しいサービスです♪

部屋の隅に、女性に嬉しい三面鏡が置いてありました。

玄関の方に戻ると右側に、

洗面台。

宿オリジナルではないと思いますが、化粧水が置いてあります。

反対側にも化粧品。

洗面台の向かい側にはウォッシュレット付きのトイレ。

洗面台の反対奥にはお風呂もあります。

館内案内です。

3Fの案内図です。向かって左側の4部屋が7畳半だと思います。

10畳の部屋は広くて良かったですよ♪ 全室Free Wifi完備です。

 

貸切:檜風呂

とよとみには空いてれば無料で入れる貸切風呂が3つあります。フロントに電話して空き状況を聞き、鍵を借りて入るシステムです。

まずはその1つ、檜風呂に行ってみることにしました。

3つのお風呂は道路を挟んだ向かい側、別棟にあります。(写真は3F廊下の窓から)

寒い日は廊下にあるロング半纏を借りて着て行くこともできます。

横にはサイズ違いの浴衣やシャワーキャップ、カミソリ、綿棒のアメニティも設置されていました。

部屋の雪駄以外にサンダルも借りられます。

いざ、檜風呂へ。

道路を渡った駐車場の片隅で、まずは「手湯」がお出迎え。

「手湯」ってあまり見たことないけど、触ってみると気持ちいいもんですね♪

夜はライトアップされた「手湯」。

公式サイトでは自慢のお風呂の1つとしてカウントされてます。

「手湯」がある駐車場の奥には自販機や休憩コーナーがあります。夏は、ここで一服するのもいいかもしれません。

休憩コーナーの奥に、貸切風呂3つが固まってありました。

1番奥が檜風呂です。

ドアを開けると素朴な脱衣所。

鍵も素朴です。

源泉名は奥原鶴温泉 とよとみの湯、源泉温度は44.8℃、PH7.9の単純温泉です。

全てのお風呂に掲示されてた案内書。入浴が楽しみです♫

公式サイトの写真から想像したよりも、だいぶ小さくて古い檜風呂。

2人で入るのが精一杯の大きさです。

お湯はほんのり硫黄臭で、僅かに塩味がします。おかゆにしたらちょうどいい感じ(^人^)

PH値がそれほど高い訳ではないのに、かなりヌルヌルしたお湯です。ジッとお湯に浸かっていると、身体にびっしり細かい泡が付いてきました。

 

貸切:五右衛門風呂

一度フロントに鍵を返しに行き、今度は隣の五右衛門風呂の鍵を借りました。

3つある貸切風呂は日帰り客も利用できます。檜風呂と五右衛門風呂は50分1,500円(2名利用時)です。宿泊者は無料ですが、やはり「50分目安でお願いします」と言われました。

檜風呂よりさらに年季が入ったように見える五右衛門風呂の脱衣所。

壁の色が濃いせいでしょうか?

広さ(狭さ?)も檜風呂と一緒。

最初『なんでこれが五右衛門風呂なんだろう?』と思いましたが、

浴槽を良く見てみると、片方は釜のように丸くくり抜かれてました。

浴槽が2つに仕切られてるので2人で入るには便利かもしれませんが、浴室が暗くてあまり楽しい雰囲気ではありません、、。

お金払って入るなら、明るい檜風呂の方が良いと思います。

貸切:洞窟風呂

最後に洞窟風呂です。

洞窟風呂は広そうなので人気が高いかな!?と思いましたが、あっさり空いてて入れました。

脱衣所も他の2つに比べたら広め。

他の2つの貸切風呂もそうですが、脱衣所にはティッシュすら置いてありません。ドライヤーのみです。

ここは洗い場が畳敷き。

浴槽は他の2つとは比べものにならない広さです。

洞窟風呂を日帰り利用する場合、50分2,000円(2名利用時)です。

公式サイトには 6〜7名でもゆったり入れる広さ と書いてあります。

洞窟の奥の天井からは、この勢いでお湯が供給されてます!

2人で入るには、やや持て余す広さでした。

露天風呂

露天風呂は貸切利用はできませんが、別棟にあるのでまとめて紹介しちゃいます。

道路を渡ると右側にあるのが露天風呂。日帰り利用時間内(500円)は混んでました。宿泊者はいつでも無料で入れます。

「露天風呂」と聞いて、ぱーは寒そうだから初日は入らなかったんですが、様子を見てきたぴーが「露天じゃなかったよ」と言うので翌朝行ってみることに。

まずは手前の女湯からご紹介しましょう。

鍵付きロッカーもある脱衣所。

ここも備品はドライヤーのみです。

ちゃんと掲示されているお湯の案内書。

その隣にはこのような注意書きも。

その他「温泉手形利用者への案内」というのも掲示されてました。

さて浴室です。なるほど、完全な露天風呂ではないんですね。

最初のうちは満足して内湯に浸かってましたが、ふと外を覗くと外にも浴槽があることを発見!

これが露天??

恐る恐る入ってみると、あらいいお湯♬ 浴槽が小さいせいか、お湯が熱めで気持ちいいです♪

この後内湯に戻ると内湯がぬるく感じちゃって、また外に出てこの小さい露天に浸かってました。

続いて男湯です。

脱衣所は女湯とほぼ一緒。

内湯も左右対称です。

ちなみに夜はこんな雰囲気。

ちょっと違うのが露天風呂。でも、大きさはそんなに変わらないみたいです。

豪快にお湯が出てます。

どのお風呂も掛け流し量豊富。44.8℃の源泉を加温しないで利用するわけですから、それなりの量を投入しないと無理ですよね。

「夏は入浴後、暑くて汗が止まらなかった」というクチコミを見ましたが、冬場はちょうどいい湯加減でしたよ。

これらのお風呂は一度外に出ないといけないので、天気が悪い日はちょっと面倒。外のお風呂は全て7:00~21:00と利用可能時間が短いので気を付けてください。

大浴場

次は男女別の大浴場に行ってみましょう。

男女別の大浴場はロビーの奥、客室からは階段を降りてすぐの場所にあります。大浴場の入口横に自販機がありました。サイズは不明ですがビール400円です。

宿泊者の利用時間は5:00〜23:00と外のお風呂より長め。日帰り利用は全てのお風呂で11:00〜19:00です。(詳しくは公式サイトをどうぞ)

土曜日だったせいか、とにかく日帰り利用者が多かったです。日帰り利用の場合、露天風呂、内湯は各500円。常連さんが多いようで、その日の気分でどちらかに入って行く感じでした。

まずは女湯からご紹介しましょう。

大浴場の脱衣所にはティッシュがあります。

湯気が凄い浴室。「大浴場」と言っても、それほど大きくないです。

ザーザーと供給されたお湯が、

どんどん溢れて流れていきます。

洗い場のシャンプー類はこんな感じ。

続いて男湯です。

女湯より若干広く見える脱衣所。

備品は一緒です。

女湯と同じく、窓が大きくて明るい浴室です。

湯の花もほとんどない透明なお湯は、本当に気持ち良かったです♪

夕食

夕食は18時半〜お願いしました。

キリンビールを頼んだら、これ(^人^)

飲み物リストです。

お品書きはありませんでした。最初に先付けとしゃぶしゃぶ用のお肉が並びます。

お刺身は多分説明してくれたと思うんですが、、、なんだか忘れました。

後から何品か運ばれてきました。

お凌ぎのおそば。

牡蠣グラタン。

茶碗蒸し。

ご飯は炊けるまで20分くらいかかるので、好みのタイミングで火を点けましょう。

山菜ご飯です。

お吸い物と一緒に頂きます。

デザートはフルーツ盛り合わせ。

これで部屋食で10,800円なら文句ない内容です・:*+.\(( °ω° ))/.:+ 高級食材はなかったけれど、温かいものが多かったのが良かったですね。

これは1番安いプランですけど、もっとお肉を食べたい人向けのプラン等もありますよ。ご自分にあったものを検討してみてください。

朝食

朝食は広間食。

「時間になったらフロントに来てください。場所をご案内しますので」と言われていたのでフロントに行ってみると、この案内表示が出ていました。

フロントが2Fなので、階段で1Fに下がります。

到着したのはステージ付きの大広間でした。部屋に入ると、ご飯を持ってきてくれます。

長テーブルに互い違いにセットされた朝食。

お味噌汁は卓上で温めるシステムです。

まさに熱々。

肉じゃがもふたを開けると湯気が出ました。どれも美味しかったです♪

泊まった感想

旅館 とよとみは、他の原鶴温泉の宿からは少し離れた一軒宿。ぴーがお風呂で話した地元の男性は「原鶴温泉のお湯より、ここ奥原鶴温泉のお湯の方が良いですよ」と言ってたそうです。

他の宿のお湯に入ったことがないのでぴーぱーには比べられませんが、確かにとよとみのお湯は良いですよ。掛け流し量も豊富だから鮮度も抜群です。

今回は、ぴーぱーの希望条件を満たしてくれる宿がたまたま「とよとみ」だったという理由だけで選びましたが、良い宿見つけたなぁと満足しています♪

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