コンテナ船ノロノロ顛末記

コンテナ船ノロノロ顛末記

電車なら1分遅れただけで駅で放送されますが、

船は一ヶ月遅れても放送はありません。

逆に金取られるかもしれません・泣。

今回は、ぴーぱーの愛車デイビーを積んだコンテナ船が、
横浜を出港してイギリスへ着くまでの様子を紹介します。

車両を横浜のC社へ渡したのは2024年11月某日。
その時の記事は↓参照。

その数日後、C社から車の日本通関とコンテナ積みが完了したとのメールが届きました。

コンテナ積みされたデイビー。
前後の牽引フックにベルト掛けて、さらに4輪を木材で前後左右床に固定。(写真はC社提供)

ちなみにこれがコンテナナンバー。
以降、これをコンテナ会社COSCOのホームページに入力すると、今現在コンテナが何処にいるかを追跡できます。また現時点でのイギリス到着予定日も表示されます。

(写真はC社提供)

さらにコチラのHPに、船名を入力すると、船が何処にいるかを地図上でリアルタイムで知ることが出来ます。

しかし遅延の洗礼はそこから始まりました。

まずデイビーを積む船の到着が遅れました。
当初車の引き渡しから10日後くらいで出航予定だったのに、10日を過ぎても船は横浜にやって来ませんでした。

さらに一週間後ようやく横浜に到着しました。

じつに車を預けて20日後です。
車は船に積み込むまで横浜港のコンテナヤードに保管されているのですが、コンテナ保管料と言うのがあって、車を預けた時点で一ヶ月分の保管料を払っているのです。
もし一ヶ月を超えた場合はどうなるのでしょう?
もしかしたら超過料金払わされたかもしれません。そうならなくて良かった。ほっ。

ちなみに船は、上海→名古屋→東京有明→横浜→上海を周回しているようです。
遅れたのは上海での積みおろしに時間が掛かったのか。もしくは上海到着が遅れたか。もしくは、、、過去の全ての遅れが積み重なっているのかも。
でも東京有明、横浜での積みおろしはどちらも一日(横浜は一晩)で完了し、上海へ向けて出航しました。
さすが日本の港では遅延はありませんでした。しかも土日や夜間も稼働しているようです。スゴイ。

ともかく約一週間遅れで横浜を出航しました。
コンテナ船は、まず上海へ向かいます。
しかしこの時点でCOSCO HPでは、なんと

イギリス到着予定が三週間遅れになりました。ナゼ???

ともかく横浜出航。バンザイ!                LeafletⓒMapboxⓒOpenStreetMap

上海までは3日で着く予定です。
2日目までは順調に進んでいたのに、

3日目になって止まりました。

上海の沖で錨を降ろして停泊しています。
おそらく上海の埠頭に前の船がつかえているのでしょう。
一体何時までこのままなのだろうと心配しましたが、
5日目になってようやく動き出し、上海に接岸しました。ほっ。
でもこうやって遅れが積み重なっていくのですね。

上海でコンテナは一旦陸揚げされ、別の超大型コンテナ船に乗せ替えられてイギリスのサザンプトン港へ向かいます。

話はそれますが、上海港はデカいです。グーグルマップで見ると横浜港の岸壁の20〜30倍はデカいです。
子供の時分に教科書で習ったあの大河長江の河口両岸に、百隻以上の大小の船が接岸しています。
さらに上海の沖30km程の島↓に橋がつながっていて、島全体がコンテナ埠頭になっています。
デイビーを載せたコンテナは、長江河口の埠頭に陸揚げされ、その後陸路島まで運ばれて、そこで超大型のコンテナ船に乗せ替えられて出港したようです。超大型コンテナ船は喫水が深いので、沖の島でないと接岸できないのかもしれません。
じつはC社の人が、「日本の港はアジアのハブ港ではなくなった」と嘆いていらっしゃいましたがうなずけます。
でもモンダイは、船やコンテナが停滞しないようならないものでしょうか。デカけりゃ良いってもんじゃありません。

ともかく上海に着いてから9日後に出港しました。
ここからは、各地の港に寄港しまくって進みます。

上海出港の翌日に、NINGBO(寧波)港、その5日後に深圳港、さらに5日後シンガポール。

車を預けてからシンガポールまで一ヶ月半かかりました。

いったいイギリス到着は何時になるのか?  つづく。

Translate »