ホテル函館ひろめ荘(大船上湯温泉)

2025年2月訪問
今回ご紹介するのは、ホテル函館ひろめ荘です。函館市内から車で1時間ほど離れた南茅部地区にある温泉ホテルで、函館駅や空港、また市内近郊の指定した場所への無料送迎が利用できます。
ただ春〜秋は結構高いです。今回、冬季限定の安いプランを見つけたので予約してみました。
予約後に電話で送迎希望の連絡を入れました。「お迎えの時間は宿泊前日の夕方に電話します」と言われて待ってると、かかってきたのは18時近く。夕方というにはちょっと遅い時間だったので『本当に迎えにきてくれるんだろうか?』と少し心配になりました。
とはいえ、函館市内の実家に迎えにきてくれたのは時間ピッタリです。マイクロバスにはすでに2人のお客さんが乗ってます。

ぴーぱーを乗せたらホテルに直行です。函館市内から40分ほどで到着しました。

駐車場には結構な台数の車が駐まってます。

チェックイン開始は15時からだけど、まだ14時半です。

玄関前まで送ってくれたマイクロバス。

もうチェックインできるかな?

中に入ると館内には大漁旗が掲げられています。

大漁旗とは反対側がフロントです。「マイクロバスで送ってもらったらもう着いちゃったんですけど、、」的なことを言ってみたら、笑顔でチェックインさせてくれました。

お部屋
お部屋は3Fでした。

今回じゃらんで予約したのは
プラン名:【冬期間限定】おかえりなさいプラン(夕食6品)
部屋タイプ:和室(10畳)【禁煙】
平日泊:2名一部屋 1人 / 8,800円(入湯税別)
*冬期間(11月1日~3月31日)は暖房費お一人様200円を現地にて別途頂戴いたします。
暖房費込みで1人9,000円です。夏場は1人15,000円超えのプランしかないので、冬に来られて良かったです。

10畳の和室はカーペット敷き。

広々した明るい部屋です。

ゆったりした広縁。

窓からの眺望は駐車場です。

広縁の隅にタオル掛け、消臭スプレー、冷蔵庫。

冷蔵庫は大きめです。

冷蔵庫の上に冷水ポット、グラス、栓抜きが置いてあります。


和室のテーブルの上に緑茶のティーバッグ、梅昆布茶、種なし梅。

床の間に湯沸かしポット、テレビ、金庫。

その横にクローゼット。

タオル大小、浴衣、羽織が入ってます。

入り口の方に戻って、

右手に押し入れ。布団は夕食を食べてる間に敷いてくれます。

左手に洗面所。

ドライヤーは洗面所です。

冷水ポットがあるけれど、水道水も飲用できます。

アメニティは一般的。

トイレはウォッシュレット付き。

3Fのフロアマップです。部屋タイプは洋室もありますが、どこが洋室なのかは不明です。

部屋の鍵が2つもらえるのは嬉しいサービス。

部屋の広さや設備、Wifiは問題ないです。壁が薄いのか、隣の部屋のトイレを流す音とかが結構聞こえるのが気になります。
エアコンの他に天井にも暖房設備が付いてるけれどエアコンだけ稼働していて、もう一つの設備は翌朝まで気付きませんでした。それでも特に寒くはなかったです。
1F保養センター大浴場
ひろめ荘には大浴場が2つあります。

まずは1F保養センター大浴場に行ってみましょう。

3Fのエレベーター横にソフトドリンクの自販機。

ズボンプレッサーとイスの貸し出しもあります。

1Fに着いてエレベーターを降りると目の前がフロント。

フロント前を曲がると大漁旗が掲げられたロビーです。

売店にはお土産がたくさん並んでます。

売店の前に自販機。

売店の先にレストランがあり、その横の通路を看板に沿って進みます。

だんだん通路が寒くなってきました。

特に朝は、このドアを開けると寒風が流れ込んできます。

保養センターに入りました。まずはここで靴(スリッパ)を脱いでください。正面には100円リターン式の靴箱もあります。

靴を脱いで進むと、

左手に軽食コーナーがあります。メニューや営業時間は公式サイトをどうぞ。


軽食コーナーの向かいには大広間もあります。

さらに進むとトレーニングマシンやマッサージチェアが置かれたスペースがあり、

フロントがあります。もしかしたら、以前はここで日帰り入浴の受付をしていたのかもしれません。

とにかくたくさんある自販機。

ここにアルコールが売ってます。

さらに進むと、

浴室に到着です。

男湯、女湯ともにお風呂は混んでました。

浴室は男女ほぼ一緒だと思います。脱衣所はまずまずの広さで、全て100円リターン式のロッカーです。洗面台はこの字型で2つあり、女湯には化粧水と乳液が置いてあります。男湯にも温泉によくある化粧品があります。ドライヤー完備です。
保養センターの大浴場には、硫黄泉と重曹泉の2つの源泉浴槽があります。掲示してある分析書によると硫黄泉の方の源泉名は、函館市南茅部保養センター。源泉温度68.8℃、PH6.6の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。自然湧出で毎分62Lの湧出量です。重曹泉の源泉名は、函館市ホテルひろめ荘。源泉温度66.4℃、PH7のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。こちらは動力揚湯で湧出量は書いてません。
浴室は広く、窓が多くて明るいです。洗い場はたくさんあり、ボディソープとリンスインシャンプー完備。女湯の方は、夕方は酒粕洗顔料が2個あるだけだったのに、翌朝は白玉クレンジングとかパックもありました。前日は気づかなかっただけかな?
シャワーはたまに壊れてるところがあります。押してないとシャワーのお湯が出ないんです。でも場所を変えてみたら普通に使えます。男湯も同じだったと言うのでぴーよしに教えてあげると、場所を変えたらやはり使えたそうです。試してみてください。
内湯は窓に沿って大きな重曹泉の浴槽があります。重曹泉は透明で、匂いもほとんどありません。41℃設定と表示されてるけれど給湯口近くは熱く、離れるとぬるいです。内湯は他に寝湯タイプの泡風呂、水風呂、サウナもあります。日帰り入浴の人達は、皆さんサウナに入ってます。
硫黄泉の浴槽は露天だけです。露天には2つの浴槽があり、屋根なし43℃の高温浴槽と屋根付きの41℃浴槽です。最初は高温浴槽を避けましたが、どちらも温度はそんなに変わらないです。冬のせいかもしれません。
浴槽は2つともそれほど大きくありません。お湯は北海道ではあまり見たことのないミルキーブルーの硫黄泉で、関東でいうなら奥日光とか那須の鹿の湯源泉のようなお湯です。木々に囲まれてこのお湯に浸かっていると、まるで栃木県にいるような気分になります。浴後の身体にも使ったタオルにも硫黄臭が残ります。
2Fホテル大浴場
続いてホテルの2Fにある大浴場に行ってみましょう。

こちらのお風呂は近くて良いです。

こちらの浴室前にもトレーニングマシンが設置されています。

トレーニングマシンの反対側には、コインランドリーと製氷機。

コインランドリーの使い方は下記の通りです。

2Fの浴室も男女ほぼ一緒だと思います。脱衣所は1Fより狭く、脱衣カゴのみ。貴重品は脱衣所外のロッカーに入れてください。洗面台は2つで、ドライヤーとボディクリームが置いてあります。水ジャグもあります。
浴室も一回り小さいです。洗い場の数も少ないけれど、こちらはリンスインシャンプーじゃなくてシャンプーとコンディショナーが置いてあります。女湯は夜もクレンジングがありました。
内湯はそれほど大きくない浴槽が2つあり、41℃と43〜43.5℃に分かれています。その日の女湯だけかもしれないけれど、低温のはずの41℃浴槽が激アツ!熱いお湯は割と平気なぱーですが、片足を入れて熱さに驚いて出ました!!男湯はそんなことなかったそうです。
露天は大きい浴槽が1つです。細長い浴槽で、奥へ奥へと続いています。夜は星がキレイに見えました。湯温は多少高めだけど、露天なので入れます。2Fの大浴場は重曹泉のみです。
2つの大浴場は利用可能時間が違うので、上手く調整して入るようにした方が良いです。重曹泉も硫黄泉も掛け流し利用は素晴らしいですね。1F保養センターはちょっと遠くて、何回も行くのは大変です。でも硫黄泉は1Fにしかないし、ここに来たからには硫黄泉に入りたいです。ただ函館近辺の温泉は湯の川を筆頭に塩っぱいお湯が多いので、一見特徴のないように見える重曹泉もこの辺りでは貴重かもしれません。
そんなことを考えながら、2つの大浴場を行ったり来たりするぴーぱーでした。
夕食
昨年、ひろめ荘と同じように函館市内から無料送迎してくれるホテル恵風に泊まりました。2つのホテルは管理会社が一緒のようで、送迎バスにも2つのホテルの名前が書かれています。
ホテル恵風では最安プランを選んだのに、レストラン食のはずが思いがけず部屋食になったんです。その時は『他の人は豪華なプランなのに、二人だけ質素な食事じゃ可哀想と思われたのでは?』と推測しました。今回も二食付きでは最安のプランです。
もしかして、また部屋食だったりして・・・・・・・
と淡い期待を抱いていたら、チェックイン時に笑顔で「夕食会場はあちらのレストランです」と言われました。今回はきっちり会場食です。
時間は確か、17:30から30分刻みで設定されていたと思います。ぴーぱーは18:00にお願いしました。会場はレストラン 磯亭です。

店内に入って部屋番号を告げると「お席に案内します」と言われました。
朝食会場もここで、右側の白布が掛かっているスペースは朝食バイキングのセットじゃないかと思います。

ぴーぱーは左奥の部屋に案内されました。

後から来たおひとり様男性は、さらに奥の座敷に案内されてます。

ぴーぱーはテーブル席です。

最初にここまでセットされてます。

「お飲み物のご注文はありますか?」と聞かれたので「特にありません」と答えたら、「では冷たいお水をお持ちしますね」と言ってくれました。ちなみに後から来たおひとり様男性も、お水もらってます。

席に着くと、刺身と炊き合わせが運ばれてきました。

お刺身は3種盛り。

お鍋に火を付けてもらいます。

熱々の天ぷらも運ばれてきました。

全部並べるとこんな感じです。

ご飯はすでに炊き上がってます。

ひろめ荘のプランは食事の品数で変わります。ぴーぱーはこれで全部だけど、向かいのテーブル席には焼き物も運ばれてきました。ちょっと哀しい瞬間です。
色々なクチコミを見ると、3種類の定食から1つ選ぶプランというのもあるみたい(じゃらんにはなかった)。おひとり様男性はそれだったようで、何かの定食を頼んでます。
ぴーぱーのテーブルには、このようなお品書きが置いてありました。「おかえりなさいプラン」は「湯治プラン」かもしれません。

日帰り入浴客も利用できるレストランなので、足りなければ一品料理も注文できます。

とはいえ適度にお腹は満たされて、デザートを頂きました。飲み物はコーヒーかお茶を選べます。デザートは部屋に持ち帰りも可能です。

この「おかえりなさいプラン」は、スタンダードの朝食付きプランの+800円。つまり夕食は800円です。他のテーブルとの差がちょっと淋しいけれど、値段を考えたら十分な内容だと思います。
朝食
朝食は7:00〜9:00までバイキングです。

昨夜白布が掛かっていたところに料理が並んでます。

席は自由席です。

さて何を食べようかな♪

まずは卵焼き、ソーセージ、焼き鮭。

煮魚、肉じゃが、煮物。

たらこ、松前漬け、イカの塩辛の珍味系もあります。

続いてお刺身です!内容と提供の有無は漁次第だそうで、今朝はサーモン。

そしてタコ。隣には温泉たまごもあります。

個別盛りのポテトサラダ、漬物、各種野菜とパイナップル。

パンもあります。

味噌汁と、ホッケのつみれ汁。

ご飯、カレー、おかゆ。

デザートはヨーグルトです。

ドリンクコーナーには牛乳とオレンジジュース。 ”スパークリングワインがあった” というクチコミを見たけれど、この日はありません。

ホットコーヒーです。

洋食でまとめるとこんな感じ。パンはロールパンと胚芽パン?みたいなの、2種類あります。

和食だとこんな感じ。

和洋折衷。

カレーは多分業務用。

コーヒーとデザートでごちそうさまでした。

朝食会場のコーヒーは部屋に持ち帰れないけど、売店の隅にコーヒーマシンがあり、宿泊者は7:30〜10:00まで自由に頂くことができます。

素泊まりと朝食付きの値段差は1,000円。お刺身もあるし、1,000円なら妥当な内容だと思います。お刺身は季節によって変わるようです。函館名物のイカ刺しが出ることもあるみたいですよ。
泊まった感想
帰りはホテルを10:00発の送迎バス一択です。行きは3組だったのに帰りは4組に増えて、行きに一緒だった人のうち一人は朝はいませんでした。連泊する人もいるんですね。
帰りは函館空港まで送ってもらう人、湯の川温泉の別のホテルに送ってもらう人など色々です。ぴーぱーは、また実家まで送ってもらいました。
豪華な食事を望む人はいつでもいいけれど、安く行きたいなら冬が狙い目です。素泊まりや、朝食のみプランもあります。無料送迎があるのも魅力的です。
お湯は白濁硫黄泉ですごく良いです。重曹泉も掛け流しだし、函館の塩っぱいお湯に飽きた方にはオススメの温泉ホテルです。

妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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