玉川温泉
2020年7月訪問
今回ご紹介するのは、後生掛温泉と並ぶ東北の秘湯 玉川温泉です。
玉川温泉は、後生掛温泉とは焼山を挟んだ反対側に位置します。どちらの温泉からも焼山に登ることができるし、2つの温泉間を縦走することもできるんです。
そんな玉川温泉ですが、駐車場が狭いのが難点。玉川温泉に来るのは2回目ですが、前回は荷物をおろした後、系列の新玉川温泉の駐車場まで車を移動させることになりました。
シャトルバスでの送迎はあるものの、荷物の多い自炊部泊としては、うっかり車に忘れ物でもしたら大変です!
そんなことにならないよう、今回はチェックイン可能時間の15時少し前に到着。
ドキドキしながら駐車場係りの人に名前を告げると、なんとか建物前のスペースに停められることになりました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
バスの奥が駐車スペース。具体的に何台停められるのか不明ですが、部屋数に対してかなり少ないと思います。駐車許可証をもらって、車を停めます。
ちなみに、写真に映っている建物は全て自炊部です。
車を停めたら、チェックイン手続き。
ぴーぱーは自炊部泊ですが、手続きは旅館部のフロントで行います。
鍵を受け取り、部屋に向かいます。自炊部は駐車場のすぐ横なので便利です。
お部屋
中に入ったら靴を脱いで、
下足箱へ入れます。
ぴーぱーの部屋は2Fでした。
今回じゃらんから予約したのは6畳部屋。玉川温泉は、自炊部泊でも各種予約サイトからネット予約できますし、公式サイトから予約しても値段は一緒です。
前回宿泊した時は4畳半の部屋でしたが、今回は2人一部屋の場合は6畳しか選択できませんでした。それなのに、前回より安いんです・:*+.\(( °ω° ))/.:+
前回は週末だったこともあり1人7,650円もしたのに、今回は1人4,880円!後生掛温泉は、4畳半部屋でも5,020円でしたよ!!
壁の棚は何気に便利♪ さらに、以前はなかった冷蔵庫が各部屋に設置されてます。
しかも、長期滞在にも便利な2ドアです。
眺望は駐車場ビュー。前回は1Fの部屋だったので落ちつかなかったけど、今回は2Fで嬉しいな♪
やっぱり6畳あると広いですね〜。扇風機があるのも助かります(^人^)
テーブルの上には茶器と保温ポット。
お布団敷きはセルフ。
敷布団は厚みがあって良かったです♬ 掛け布団も上質だし、枕カバーもパリッとしてました。
タオル、歯ブラシはありませんが浴衣はあります。十分です。
感心したのは、コレ。
最初に部屋に入った時は、こうなってます。
でもこのように伸ばせば、ドアを開け放っておいても廊下を通る人の視線が気になりません。「楽屋のれん」のようなものですね。
外履きは入口横の下足入れにしまいましたが、部屋にもちょっとした靴入れがあります。収納が多いのは良いことですね。
以前宿泊したのは6年ほど前。4畳半だったし、1Fだったし、高かったし、、、。実は部屋の印象はあまり良いものではありませんでした。
ところが今回は、居心地の良い部屋でびっくりです・:*+.\(( °ω° ))/.:+リニューアルしたんですかね!?
Wifiも飛んでるんですよ!宿泊客は結構多かったけど、問題ない速度でした。
大浴場
チェックイン時に、写真のような「バスポート」というのを渡されます。でも、お風呂に行くのにこれを持っていったことは一度もありませんでした。
館内を見学しながら、大浴場に行ってみましょう。
自炊部の平面図です。トイレも炊事場も、各階2カ所あるのは便利♪
まずはトイレをチェック。
こちらは男子トイレです。
なんとウォッシュレット付きです。
続いて女子トイレ。
こちらもウォッシュレット付き。
続いて炊事場です。
ここの炊事場には多少の鍋類が置いてありました。食器用洗剤もあります。
電子レンジ、グリル。
ガスも無料です。
分別ゴミ箱。
炊事場の一角に洗面台があります。
その隣にコールドロッカー。
各部屋に冷蔵庫が設置される前は、これが冷蔵庫代わりだったようです。
2Fの廊下を大浴場に向かって端まで進むと、コミュティルーム。
7:00〜21:00の間は、奥の壁にプロジェクターでテレビが映されています。かなりの大音量なので、近くの部屋の人はうるさいかも、、。
部屋に置いてあった案内を見ると、各所に様々な施設があるようです。興味のある方は行ってみてください。
コミュニティルームの横にはエレベーターがあり、1F大浴場との行き来にエレベーターを使うこともできます。
廊下中ほどの階段で1Fに降りて大浴場に進むと、整体室や湯治相談室なんていうのもありました。
突き当りが大浴場です。
連泊の場合は、ここから浴衣やシーツを持っていくようです。
大浴場の入口前に冷水機あり。
その並びに自販機コーナー。
と言っても、アルコールの自販機は故障中。フロントか売店で買えるそうです。
分析書が掲示されていました。
源泉名は玉川温泉(大噴)。源泉温度97.3℃、PH1.13の塩化物泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、酸性泉です。加水して酸性を弱めた浴槽と、掛け流し浴槽があります。
浴室は撮影禁止でした。
脱衣所は広いです。洗面台は3カ所、ドライヤー、ティッシュ、綿棒が置いてあります。
浴室に入ると最初にかけ湯があり、仕切りのある洗い場が並んでいます。シャワーあり、ボディソープとリンスインシャンプーが置いてあります。
浴室は木造り。源泉100%の浴槽や源泉50%の浴槽など、種類の違う浴槽がいくつか並んでます。それぞれの浴槽は十分な大きさです。
奥の方に進んでいくと打たせ湯や寝湯などの変わり種があり、後生掛温泉と同じ箱蒸し湯もありました。サウナもあります。
特筆すべきは、そのお湯。何しろPH1.13ですから、かなりの強酸性です。源泉100%のお湯に入ると、皮膚の弱い部分がピリピリします。ぴーぱーは共に、首がピリピリしました。あまり長時間浸かってると、皮膚が溶けるのでは!?
飲泉コーナーもありましたが、本当に飲んでいいの!? ←もちろん希釈してます
「凄いお湯」であることはわかりますが、何に良いのか良くわかりません、、。このお湯は、一体何に効くのでしょう!?(・ω・;)
詳しい温泉の案内やお風呂の入り方は、公式サイトをどうぞ。
大浴場のさらに奥には、足湯や岩盤浴があります。
まずは足湯です。
足湯は、湯畑を眺めながら浸かることができます。
広大な湯畑。
100℃近いお湯がジャンジャン流れています。
こうして大浴場にお湯が運ばれていくんですね。
一番奥に屋内岩盤浴がありました。
ぴーぱーは利用しませんでしたが、現在、屋内岩盤浴は予約制になっているようです。
利用希望の方は、計画的に予約したほうが良さそうです。
屋内岩盤浴利用の注意書きです。
屋内岩盤浴の近くに喫煙所がありました。
屋外岩盤浴
玉川温泉のお楽しみの1つに、屋外岩盤浴があります。屋内は予約制ですが、屋外岩盤浴は晴れていればいつでも楽しめます♪
前回宿泊した時は、ゴザ持参で張り切って岩盤浴をしてきましたが、今回は早朝に様子だけ見に行くことにしました。
朝の駐車場。
駐車場の反対側に旅館部。
自炊部と繋がっている大浴場。
旅館部と大浴場は、渡り廊下で繋がっています。
静まりかえった朝の道を歩いていきます。
自然研究路の入口です。
自然研究路の散策と屋外岩盤浴は無料で利用できます。駐車場は、少し手前の県営玉川園地駐車場(1回100円)を利用してください。
歩き始めるとすぐに、この景色。
朝からゴザを持って進んで行く人がチラホラ。
この辺りが「大噴」です。
「大噴」周辺ではゴザを敷いて寝転がってる人がいます。地熱を感じるのでしょう。
しかし本格的な岩盤浴エリアはまだ先。
この奥に、岩盤浴テントがあるんです。
テントに着きました。
テントは3つくらいありました。大きさはどれも一緒です。
皆さんゴザ敷いて寝転んでました。
テント以外の場所でも岩盤浴することは可能です。
前回ぴーぱーは、確かこの辺りでゴザ敷いて寝転んだはず。ただテントが無いところは直射日光を受けるので、帽子か日傘が必須です。
岩盤浴をしながら、周辺の蒸気の穴に卵や野菜を入れておいて蒸すことができます。天然の蒸し器です。
岩盤浴をする方は、ぜひ卵持参でどうぞ。
泊まった感想
2回とも自炊部泊ですが、前回より部屋の居心地が良くなっていることに驚きました。
宿泊料金は以前より安くなった(多分)のに、各部屋に2ドア冷蔵庫が完備されました。さらにWifiも飛んでます。これは長期滞在可能です・:*+.\(( °ω° ))/.:+
お湯に関しては、前回同様ナゾが深まるばかり、、。ぴーぱー的には、あまり浸かりすぎるのは身体に良くないのでは!? とさえ思います。ぴーは「食虫植物に捕まった虫みたいな気分」とさえ言ってました。身体が溶けるそうです。
それでも玉川温泉信者は多いんですよ。前回炊事場でお会いした女性は「1年に1回は来ないと死んじゃうわー」とおっしゃってました。
まあ、一度は入ってみてもいいと思います。興味がわいた方、玉川温泉いかがですか!?
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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