松の井荘(中塩原温泉 / 塩原温泉)
2018年3月訪問
今回ご紹介するのは、中塩原温泉にある自家源泉掛け流しの宿 松の井荘です。
じゃらんの案内には「高台に建つ静かなお宿」と書いてありました。
着いたのは、畑の中にぽつんと建つ一軒宿。写真右手のスロープを入って行くと、
駐車場がありました。
ちなみにスロープの手前には第2駐車場もありました。
荷物を持って玄関へ向かいます。
中に入ると純和風のロビー。
駐車場の横が厨房か事務所らしく人の話し声が聞こえていましたが、玄関を入っても誰も出てきません。仕方なくフロントの呼び鈴を鳴らすと、すぐ隣から女将さんらしき女性が出てきました。玄関を入ってきたことに、気づかなかったのでしょうか?
名前を告げてチェックイン手続き。男女共に、ロビーで浴衣を選んでから部屋へと案内してもらいます。
部屋へ向かう途中にお土産コーナーがありました。
お部屋
お部屋へは、そのまま女将さんが案内してくれました。
お部屋は1Fの梅。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:2組限定★朝夕お部屋食&貸切露天★なかよしカップルお部屋食プラン♪
部屋タイプ:和室(10畳または12畳)
休前日泊:1人 / 10,800円(入湯税別)
部屋の案内や食事の時間の説明をすると、女将さんはせかせかと部屋を出て行きました。お茶淹れのサービスはありません。
明るい広縁。
「高台に建ってるので眺望◎」と書いてありました。1Fの部屋からは、隣の道路を散歩する近所の人がよく見えます。
広縁の奥の冷蔵庫内には飲み物がギッシリ。
大瓶ですが、ビール800円(税別)はイイお値段、、、。
冷蔵庫と反対の奥には、
シンプルな洗面台と、
奥にトイレ。このドアの雰囲気から察するに、古いトイレかな、、、。
とドアを開けたら、自動で便器の蓋まで開いちゃう最新式 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ ギャップに驚きます。
浴衣はロビーで選んできたので、クローゼット内にはタオルとお風呂カゴ。
久々に押入れチェックしたら、無理やり押し込んだ感じの布団、、、。
十分な広さの部屋には満足しましたが、”旅館に来た” というよりは “知り合いの家に泊めてもらった” ような感じで、旅のワクワク感がありません。
Wifiが使えない(承知で予約しましたが)のもやっぱり不便で落ち着かないと思っていたら、実はロビーではWifi 使えたみたいです。チェックアウトの時、フロントに小さい案内書が立ってるのに気づきました。なんでチェックインの時に気づかなかったんだろう、、残念。
貸切露天風呂
松の井荘には男女別の大浴場と、空いてれば無料で入れる貸切露天風呂があります。部屋まで案内してもらった時に、大浴場はお湯が溜まるまでまだ30分くらいかかると言われました。チェックイン可能時間は過ぎてましたけどね。
貸切露天はもう入れますので混む前に露天に入っては?と言われたので、まずは貸切露天へ行ってみることにしました。
貸切露天は一度外に出て、玄関のすぐ横にあります。入口に札が掛かっているいるので、それを「入浴中」にして入ります。
ドアを開けると広い脱衣所。
たくさん置いてある足拭きマットは取り替えた形跡なし、、。
じゃらんには中塩原温泉と書いてありましたが、正確な源泉名は松の木平戦場(まつのきだいらせんば)源泉だそうです。泉温51℃、PH7.1のナトリウム塩化物 炭酸水素塩温泉です。
これは広い・:*+.\(( °ω° ))/.:+
この広さを無料で貸切にできるのは凄いですね。
お湯は熱めで、やや緑がかってます。
露天にはシャワーや石鹸類はありません。
ちょっと気になったのは、お風呂の縁に泡が溜まってること。もしかしたら掃除したてなのかもしれないけれど、あまりいい気持ちはしません。
色々なことに疑問を持ってしまい、早々に露天を出ました。
大浴場
そろそろお湯も溜まった頃だろうと、今度は大浴場に向かいました。大浴場は1Fの一番奥です。
廊下に自販機がありました。
やはりビールはイイお値段です。
まずは男湯からご紹介しましょう。
内湯は掃除仕立てな感じでキレイ♪
浴槽は、旅館の規模の割に大きめ。お湯もたっぷり入っていて気持ち良いです。
シャンプー類はあまり見たことない種類ですが、チープ感はなかったです。
続いて女湯です。浴室は男湯と同じだったので、脱衣所だけご紹介。
残り少ないのが気になりますが、一応化粧品類もおいてありました。
最初に露天に入ってちょっとガッカリしましたが、内湯はお湯の良さを感じます。源泉温度が高いのでお湯は熱めですが、入れないほどではありません。
その後は、内湯にばかり浸かっていたぴーぱーでした。
夕食
夕食は時間の選択肢はなく18時からでした。いつも18時半にお願いするぴーぱーとしては早めですが、仕方ありません。
選んだのは「2組限定」の朝夕部屋食プランでしたが、なぜ「2組限定」なのか行ってみてわかりました。部屋食にできる部屋は厨房から近い部屋なんですね。鉛温泉の藤三旅館の時も同様に、厨房のすぐ近くの部屋でした。
運ばれてきたのはこんな感じ。
プランはいくつかありますが、料理の違いはないようです。
お品書きも料理の説明も特にありませんでしたが、公式サイトを見ると左が岩魚のお造りで、右が牛しゃぶでしょう。右上は海老の姿焼きと珍味盛り合わせ。
岩魚のお造りは同じ塩原温泉の渓雲閣でも出されたので、この辺りの名物なのかもしれません。牛しゃぶのお肉が厚紙みたいに硬かったのは残念です。
左上の葉っぱの中はサーモン。
料理は全て一気出しかと思ったら、後から揚げたての天ぷらと
温かいたぬきそばがきました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
お米は地元産だそうで、ふっくらしてて美味しい♪
ボリューム満点の夕食はコスパ最高!牛肉だけもう少し上質なものに変えてもらえれば文句ありません・:*+.\(( °ω° ))/.:+
朝食
朝食は8時でした。
事前に電話連絡がきて、それから準備にやってきます。「お布団はどうしますか?」と聞かれたので「じゃあ、そのままでお願いします」と答えたら、こうして丸められましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
丸めた布団の横に、朝食がセットされます。
朝食も満足の内容。とにかくお米が美味しいからご飯が進んじゃいます♫
部屋を出ると目の前が食堂です。朝食後、お風呂に行こうと思ったらドアが開いてたのでちょっと覗いてみると、中はこのような畳にテーブル形式でした。
今回はオフシーズンだったので2組限定の部屋食プランがありましたが、通常はないようです。部屋食で泊まりたい方は、冬〜春が狙い目かもしれません。
ただ部屋食にできる1Fの部屋は、目の前が食堂で奥がお風呂。人通りが多くてうるさいです。廊下の話し声がよく聞こえてきます。静かに過ごしたい人は2Fの部屋の方がいいかもしれません。
泊まった感想
この値段で部屋食ができ、料理もボリューム満点。コスパはかなり高い宿だと思います。そのせいなのか、地味な宿の割には(失礼)子連れが多い事に驚きました。食事時とか賑やかです。
『なんかちょっと雑だなぁ』と思うところもあるけれど、色浴衣を選ばせたりお風呂カゴを用意したり、頑張ってる面も感じます。
あっ!!これって奥塩原の渓雲閣も同じでした。あの宿も “接客はそれほどサービス精神を感じないけど、色浴衣やアメニティ面は気を遣ってるな” と思ったのを覚えてます。
もしかしてこれ、塩原温泉の流行りですか?(・∀・)
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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