大成館(熱海網代温泉)
2018年3月訪問
松風苑に続いて、網代温泉2泊目です。
今回ご紹介するのは熱海網代温泉(公式サイトより)大成館です。松風苑は伊豆網代温泉(公式サイトより)でした。この違いはなんでしょう?どちらも自家源泉です。
カーナビに従って到着した大成館。公式サイトを見て想像していたよりかなり小さい旅館だったので、最初は見つけられませんでした。
さらに、入り口が表通りではなく1本裏の通りに面してるから、わかりにくいです。初めて行く方は注意が必要です。
駐車場はちょっと離れてます。
50m離れたこちら。
荷物を持って玄関を入ると、数人のスタッフが出迎えてくれました。名前を告げると、荷物は先に部屋に運んでくれます。
フロントでチェックイン手続き。ぴーぱーは素泊まりプランだったので、先に支払いを済ませるように言われました。
じゃらんから予約の場合、支払いは現金のみ。2食付きにすると結構な値段になると思いますが、クレジットカードは使えません。改めて公式サイトをよく見たら、公式サイトには「クレジットカードのお取り扱いもございます」と書いてありました。
フロント横のラウンジスペース。
16:00〜18:00までハッピーアワーです♪
お土産売り場や、
サイズ違いの浴衣が置いてあるコーナー。
干物の販売もしているそうです。
ずらっと並ぶ日本酒。
大成館限定販売の生酒は1合/1,200円(税別)、4合瓶/4,500円(税別)と部屋に案内がありました。
自販機のアルコールは500ml/520円、350ml/360円とかなり高め。
大人の宿かと思いきや、ゲームコーナーもありました。
お部屋
支払い終了後、お部屋まで案内してもらいました。
お部屋は1Fの113号室。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:【FREE STAY】 時間も食事も気ままな熱海旅 素泊まりステイプラン 【貸切風呂も無料♪】
部屋タイプ:【和Modern/リーズナブル和モダン(1F)】 10畳+広縁+踏込
平日泊:1人 / 9,180円(入湯税別)
プランや部屋タイプは色々ありますが、とにかく1番安く泊まれるのがこれでした。しかも、素泊まりプランだけ1,000円クーポンあり。2食付きプランは500円クーポンのみでした。
素泊まりプランでは、最初からお布団が敷いてあります。このサービス(?)不要の方はお申し付けください、とのことです。
1Fの部屋は立ち上がらないと海は見えません。
でもカーテンを開けると坪庭と縁側が配されていて、雰囲気は悪くありません。
ただ、建物と海の間には幹線道路が通っているので車の音が結構うるさいです。窓を開けるとなおさらかも。これは上の階でも同じだと思います。
広縁の隅に冷蔵庫と食器棚。
差し込み式の冷蔵庫の中にはぎっしり飲み物が詰まってます。
宿泊料金は支払い済みですが、冷蔵庫の利用があった場合はチェックアウト時にまた精算します、と言われました。
反対の隅には化粧コーナー。
まだ肌寒い日もある季節だったので、お布団の上には毛布が置いてありました。
冷水ポットとお茶菓子も置いてありました。部屋の鍵は1人1本もらえます。
クローゼットの中には非常用持出袋が完備。
バスタオルは1人2枚あります。
入口の方に戻って、目隠ししてあるスペースに洗面台。
これは初めて見るパターンです。なかなか気が利いてます♪
化粧品も完備の洗面台。
横のトイレも綺麗です。
和モダンというだけあって、なかなかオシャレなお部屋です。1Fで景色は見えませんが、ぴーぱーは結構満足しましたよ。
また、1Fの部屋は大浴場に近い。部屋を出たらほぼ目の前が大浴場なので、何回もお風呂に入りたい人にはオススメです。ただ施設自体が古いせいか、上の階の物音が響きます。でも車の音も聞こえるから、それほど気にならないかもしれません。
公式サイトを見ると上層階にはさらに工夫された部屋もあるようなので、予算に余裕のある方はそちらを選んでも良いかもしれません。
木造りの湯「雅」/ うたせ湯・露天風呂「趣」
大成館には6つのお風呂があります(公式サイトより)。
と言っても、男女別の大浴場にはそれぞれ露天風呂が付いていて、それらも含めて「6つ」という数え方です。
大浴場の入り口に、日本温泉協会の温泉利用証が掲示されていました。
源泉名はかもめ湯(下9号泉)、PH7.3の塩化物泉。源泉温度が58.9℃と高いので水道水で加水していますが、塩素は入っていません。静岡県なのに珍しいです。
静岡県の温泉でよく見かける「かかりつけ湯」の認定証。
冷たい麦茶も置いてあります。
まずはチェックイン日に女湯だった木造りの湯「雅」と、付属のうたせ湯・露天風呂「趣」からご紹介しましょう。
それほど広くはないけど明るい脱衣所。
洗面台には部屋と同じ化粧品が置いてあります。
「完全放流式」の文字に期待が高まります。
旅館の規模にしては大きめの浴槽。お湯の色が緑色に見えるのは、外の木の色です。
海水並みに塩っぱいお湯ですが、湯温は適温。浴槽に浸かると静かにお湯が溢れていきます。
雰囲気のあるお風呂場です。
各洗い場に、クレンジングと洗顔料が設置されているのは本当に便利♪
洗い場の奥のドアから露天風呂に出られます。
それほど大きくない露天風呂。こちらもオーバーフローしています。
竹筒から落ちるお湯が打たせ湯ですかね? むしろ無い方が静かで良いのでは?
露天風呂のお湯の方が内湯よりやや熱め。天気が良かったので気持ちよくお湯に浸かれましたが、塀の向こう側は生活道路なので、人の気配や話し声がやや気になります。
さらに、露天風呂の横はおそらく厨房だと思われます。ぴーが翌朝入浴中にタバコの臭いがしてきたそうで「タバコ臭いから出てきた」と言ってました。
蔵造りの湯「潮」/ 磯の香り露天風呂「渚」
続いて蔵造りの湯「潮」と磯の香りの露天風呂「渚」をご紹介。
こちらは暖簾の中に麦茶が置いてあり、分析書も掲示されていました。
これによると、源泉温度は57℃。加水あり、塩素消毒ありです。先ほど見た日本温泉協会の温泉利用証より、こちらの方が正しいのではないかと思います。
こちらも、小ぶりですが清潔感のある脱衣所。
男性用化粧品も置いてあります。
木造りの湯とはかなり違った雰囲気。ぴーぱーは木造りの湯の方が好みかなぁ。
こちらの浴槽に入ると、ここのお湯がやや濁った色だというのがわかります。
石鹸類も木造りの宿とは違う種類です。
磯の香露天風呂「渚」です。
もう1つの露天風呂もそうですが、内湯よりやや熱めのお湯で、浴槽が浅い造りです。
給湯口は真っ白。ここの露天風呂は名前の通り、かなり磯の香りがします。海側だからかもしれません。
向こうの露天風呂が人の気配だったのに対し、こちらは車の騒音が気になります。場所柄、あまり露天風呂には期待しない方がいいと思います。
貸切展望風呂 雲海
大成館は立ち寄り湯も利用できますが、2つの貸切風呂は宿泊者専用です。(詳しくは公式サイトをどうぞ)
廊下にこのようなランプが設置されていて、赤くなってる時はそのお風呂は入浴中です。他の人の夕食時を狙って見てみると、ランプが消えてました♪
エレベーターで4Fまで上がり、
そこから階段で5Fに上がります。
すると創業者の像がお出迎え。
その奥に休憩スペースと、
足湯があり、
貸切展望風呂の入り口があります。
2つのお風呂は大きさが違うようです。
まずは左側の雲海に入ってみましょう。入り口には大浴場と同じ分析書が掲示されてました。
見晴らしのいい脱衣所。
洗面台にはアメニティも完備。
雲海の浴槽は古代檜でできてるそうです。
入ってみましょう。
5〜6人で入るのは厳しいけど、貸切にしては十分な大きさの浴槽です。
景色も開放的。昼間入った方が気持ちいいかも♪
洗い場も3ヶ所あります。クレンジング、洗顔料も完備です。
貸切展望風呂 望洋
続いて右側の望洋です。
こちらも清潔感のある脱衣所。
洗面台にはアメニティ完備です。
広い方のお風呂に入った後だと、かなり見劣りするのが残念、、、。
このお風呂に入るんだったら1Fの大浴場の方がいいね、ということで、翌朝は大浴場にばかり入っていました。
泊まった感想
思ったよりこじんまりした宿でしたが、逆に大きすぎず、ゆっくり過ごすことができました。素泊まりプランがあって自由に時間が使えるところもポイント高いです。
源泉掛け流しへのこだわりも強いようだし、お風呂のアメニティも充実。部屋の鍵は各部屋2本、バスタオルも1人2枚あってお風呂好きの人も満足できるでしょう。ただ、お湯はかなり塩っぱいのでその辺は好みが分かれるかもしれません。
残念なところといえば幹線道路沿い及び住宅街の立地ですが、お風呂に関していえばそれらを5Fの貸切風呂が補ってくれています。無料で利用できるのも嬉しいですよね。
とにかくお風呂に入ってのんびりしたい♪ という方にはオススメの宿ですよ。
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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