酸ヶ湯温泉旅館(酸ヶ湯温泉)

酸ヶ湯温泉旅館(酸ヶ湯温泉)

2017年8月訪問

言わずと知れた東北の名湯、酸ヶ湯温泉に行ってきました。

実は酸ヶ湯温泉に行くのは3回目。最初は近畿日本ツーリストのサイトでたまたま空室を発見して即予約、初めての酸ヶ湯温泉の白濁湯に感動しました・:*+.\(( °ω° ))/.:+ その時は、2食付きで旅館部に宿泊。夕食は部屋食でした。

2回目の訪問は3年前。少し大人になったぴーぱーは「宿に直接電話して予約する」という手段を学んでいました。公式サイトを見て料金を調べ、湯治部の8畳部屋を素泊まりで2泊予約。連泊して酸ヶ湯のお湯を堪能しました。

そして今回です。本当は2食付きにして夕食もレポートしたかったんですが、ネット上でも宿に直接聞いても部屋食できる旅館部は満室。仕方なく湯治部泊にして朝食のみ付けることにしました。

初めて泊まった7年前は、旅行会社のみ予約を取り扱っていたように思うのですが、最近はじゃらんや楽天トラベル等の予約サイトからも予約できるんですね。

予約サイトによってプランが違う場合があるので、よく見比べてご自分に合ったプランを探してください。

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総合旅行予約サイトの楽天トラベル

というわけで、やってきました酸ヶ湯温泉です。超有名人気宿の割に、駐車場は広くありません。宿泊客の他に立寄り湯のお客さんも多いので、駐車場はいつも混んでます。

このように建物前が満車の場合は、

道路を挟んだ向かい側にも駐車スペースがあります。

ぴーぱーは上手いタイミングで車が出たので、建物前に駐車できました。立寄り客も多いので入れ替わりも激しいんです。ちょっと待ってると空く可能性もありますよ。

それでは中に入りましょう。

 

入口周辺

宿泊客も立寄り客も、ここで靴を脱いで手続きをします。

脱いだ靴は靴箱へ。

フロント前で地元の野菜とか売ってます。

お土産売り場もあります。

結構賑わってます。

フロント前を通って中へ進むと、右側に千人風呂。

こんなお楽しみも♬

“さすが” と思ったのは、このエリアでWifiが使えること。男女でお風呂入りに来ても、待ち合わせ中にロビーでWifiが使えます。このエリアが一番電波が強いそうですが、湯治部の部屋でも問題なく使えました。

ロビーには自販機もあります。

アルコールも売ってます。

まずまずの値段設定です。

フロントでチェックイン手続きをすると「順番にご案内しますのでお待ちください」と言われ、ロビーの椅子に座って待ちます。酸ヶ湯温泉は、湯治部泊でも係りの人が部屋まで案内してくれるんです。

 

お部屋:湯治部六号館

ほどなく名前を呼ばれ、館内の説明を聞きながら部屋まで案内してもらいました。館内は入り組んでいるので、初めての人は迷うかもしれません。

ぴーぱーの部屋は六号館なのでさらに進みます。

フラッシュたいて撮影しましたが、実際はもう少し暗い廊下です。

着きました、605号室。

なんとなく、前回泊まった部屋のような気がします。

狭い玄関ですが収納は工夫されています。

昔は各部屋にガスがあったのか、ガス台だけ残っています。

これが湯治部8畳部屋。明るいし、広さも十分です。須川高原温泉の自炊部も悪くないですが、あちらは6畳だからちょっと狭いんです。

座椅子はないけどマイ座椅子持参だから問題なし。

布団はそのまま引き出せば寝られるようになってます。温湯温泉の山賊館と一緒です。

布団が外に出てると気付きにくいけど、押入れの中に金庫もあります。貴重品管理もOKです。

お茶菓子も置いてありました。

部屋が明るいのは窓が大きいからかな。

バスタオル、ハンドタオル、丹前は完備。歯ブラシと髭剃りはご持参ください。

向かいはリニューアルした湯治部三号館。

お互い視線が気になりますが、見ないことにしましょう。

湯治部らしく、

洗濯干しロープ完備。

扇風機、大きめ冷蔵庫も完備。

これは長期滞在に便利です。

ご覧の通り、湯治部8畳部屋は明るくて気持ちよく滞在できます。

それに比べて6畳部屋はかなり渋いです。部屋の広さの違いだけじゃなくて、部屋の雰囲気も全然違います。もしかしたら8畳部屋は後から建て増ししたのかもしれません。

チェックアウト前に、既にチェックアウト済みの6畳部屋をちょっとだけ覗かせてもらいました。

6畳部屋には広縁があるようですが、ちょっと雰囲気が暗くないですか?電気が点いてないせいもありますが。

長期滞在風の老人から若者まで6畳部屋にも結構宿泊客がいましたが、もし8畳が空いていたら絶対8畳がオススメです。値段はたいして変わりませんよ。

 

湯治部六号館 共用部分

荷物を整理したので共用部分を見に行きましょう。

廊下の途中に階段がありますよね。階段の手前が8畳部屋。階段の向こうが6畳部屋です。やはり建て増ししたのではないでしょうか?

本棚の向こうが炊事場です。炊事場は6畳部屋、8畳部屋共同です。

広い炊事場。明るくて綺麗です。

各部屋に冷蔵庫がありますが、こだわり(?)なのか天然水の「冷やし槽」もありました。電子レンジもあり。

ガスも無料で使えます。揚げ物してる人もいました。

洗濯機、乾燥機は有料でどちらも60分100円。

炊事場の並びに洗面、トイレ。

こちらも綺麗です。

写真がボケてますが、硫黄泉の宿には珍しくウォッシュレット付きです。

お部屋:湯治部三号館

当日旅館に来るまで、ぴーぱーはリニューアルした湯治部三号館の存在を知りませんでした。

部屋に案内してくれた係りの女性が「こちらがリニューアルした湯治部三号館です」と分岐点で説明してくれた時も『へ〜〜』くらいに思って聞いてました。

でも部屋から向かい側の建物を眺めていると、結構たくさんの人が泊まっていて賑やかな様子。ふと興味が湧いて、チェックアウト直前に調査に行ってみました。

余談ですが、上の写真の階段の手前に食器棚があり無料で借りられるそうです。

さらに奥に進むとこのような看板があり、湯治部三号館の入り口です。

湯治部三号館入口に掲示されていた館内案内図。

この図によると、湯治部の6畳部屋部分を五号館と呼ぶようです。

まずは炊事場があります。ここは昔ながらの雰囲気です。

しかし奥へ進むと廊下が新しくてキレイで驚きます!

廊下の突き当たりにはギャラリーがありました。

なぜこのようなものを作ったのでしょう?

奥にはシンクもあります。

ここで寛ぐ人とかいるのかな、、、?

こちらは2Fの炊事場。

あまり使われた形跡はありません。

どーーしても気になったので、チェックアウト後でドアが開いてた部屋をちょっとだけ覗かせてもらいました。

ここは6畳ですね。畳が小さいのかな?かなり狭く感じます。

こちらは8畳部屋。2人なら8畳は欲しいですね。

そして洗面所とトイレ付き。キレイ!便利!!

まさか酸ヶ湯温泉に洗面、トイレ付きの部屋ができていたとは・・(`・ω・´)

詳しくは公式サイトの “ご利用料金” を見てもらうとわかりますが、大雑把に言うと三号館はぴーぱーが泊まった六号館の1人2,000円増しと思ってもらえば良いでしょう。高いといえば、高い。でも、部屋に洗面、トイレがある快適さには惹かれますよね。

酸ヶ湯温泉の料金設定は、湯治部と旅館部ではちょっと違います。また、食事を付けるかどうかでも変わってきます。詳しくは公式サイトを見て、自分に合ったプランを探してみてくださいね。

お風呂 及び 館内

館内を見学しながらお風呂に行きましょう。

酸ヶ湯温泉には混浴の “千人風呂” の他に、男女別の “玉の湯”があります。残念ながらどこも撮影禁止でしたが、できる範囲だけ紹介しようと思います。

廊下には至るところ、昔の写真が飾られてます。

湯治部棟からロビーへ向かう途中に “玉の湯(男湯)” があります。

ぴー情報によると、このお風呂はかなり狭いそうです。

分析書だけ撮影してきました。

源泉名は酸ヶ湯温泉ですが(鹿の湯、冷の湯(大)(小)混合泉)だそうです。泉温:57.6℃、PH1.5。加水の有無は書いてありません。

そしてこの先撮影禁止。

“玉の湯(男湯)” の横には、ぶな林の入口があります。

昼間は喫茶、夜はカラオケスナックになる ぶな林。

夜の料金はこんな感じです。

廊下を進んでみます。

朝だから閉まってました、、、

そして “玉の湯(男湯)” を通り過ぎると手もみ処。

温泉療養相談室なんてものもあります。

そしてロビーへ。ここでは週末の夜、ロビーコンサートが行われています。

時間になると館内放送が入ります。一応行ってみると結構な人だかり。

津軽三味線のコンサートでした。同じ青森県の不老不死温泉でも津軽三味線のコンサートやってましたね。

ロビーの横に、酸ヶ湯温泉の代名詞 “千人風呂” 。

勝手に “熱の湯” が熱い浴槽だと思っていましたが “四分六分の湯” の方が湯温は高いんですね。

ぴー曰く、千人風呂は “浴場内撮影禁止” と書いてあったので、脱衣所の写真だけ撮ったそうです。

さすが千人風呂、ロッカーの数が多いです。

混浴ですが、朝晩共に8:00~9:00は女性専用時間帯です。女性用の脱衣所は別にあり、そちらも結構広いです。

ここでも分析書を撮影してきました。

ボケてますが “熱の湯” です。源泉名は酸ヶ湯温泉(熱湯)。泉温:50℃、PH1.7。泉質はちょっと読めないんですが、まあ硫黄泉です。←テキトー

こちらは “四分六分の湯” の分析書。源泉名は酸ヶ湯温泉(四分六分の湯)です。 “熱の湯” とは違う源泉なんですね。泉温:49.6℃、PH2.02。泉質は酸性・含鉄・硫黄(硫化水素型)。

ここまでは “熱の湯” と一緒ですが “四分六分の湯” にはさらに低張性酸性高温泉と書いてあります。それがなんなのか?はよくわかりません。

ここにも玉の湯の分析書がありました。泉質は微妙に違いますが、こちらも低張性酸性高温泉と書いてあります。それって何!?

入った感想ですが、さすが千人風呂!広い!!でもやはり、大勢の人が入っているだけにお湯の汚れが気になります。 泉質なのか、汚れなのか、ちょっとトロミを感じます。

“四分六分の湯” はやや熱く、長湯はできません。”熱の湯” は適温で、自噴してる箇所もあるようです。たまにポコポコ下からお湯が沸いてきます。

初めて入った時は感動した酸ヶ湯温泉ですが、長年の間に色々な温泉に浸かってくると少し感動が薄れてくるのが残念です。もちろん良いお湯ですけどね。

さらに奥に進むと “玉の湯(女湯)” があります。

玉の湯は左に進んでください。

分岐点には旅館部の詰所(だと思う)があります。

この奥は食事会場。

玉の湯の方に進んでいくと、途中に待合室がありました。

宿泊者専用だそうです。

玉の湯はまだまだ進みます。

この辺りは旅館部です。

同じ廊下を逆から見たところ。おそらくこの辺りが部屋食可能な “イ棟” だと思います。

旅館部ですが、部屋に洗面、トイレは付いてません。

この廊下の突き当たりを曲がると、

いよいよ玉の湯に到着。

洗面台がたくさんありますね。

ここも撮影禁止でした。

“玉の湯(女湯)” は結構大きいです。そして玉の湯は男女共に新しくてキレイです。立寄り客も来るので常に人がいますが、洗い場待ちや浴槽が混み合うということはなかったです。

大きい千人風呂もいいですが “玉の湯(女湯)” もなかなか良いですよ。夕食どきを狙えば比較的空いてます。

今回初めて “全ての浴槽の源泉が違う” という事実を知りましたが、違いはほとんどわかりません。どのお湯も酸っぱくて、目に入ると痛いです。

そういえば、玉の湯のお湯を洗面器に汲んで顔を洗ってる人見ましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ 目は大丈夫なのでしょうか!?

朝食

湯治部に自炊で泊まる場合、1泊のみの宿泊だと料金表+1人1,000円(税別)の割増料金がかかります。でも+1人1,500円(税別)で朝食付きにすると、それは適用されません。

なので1泊のみの場合、実質1人500円(税別)で朝食付きにできるわけです。

旅館部に宿泊した時も、夕食は部屋食でしたが朝食はレストランでバイキングでした。その時の印象が良かったので、今回も朝食付きにしよう♬と思いました。

朝食バイキングは6:30~8:30。気を付けなければいけないのは、千人風呂の女性専用時間帯が8:00~9:00だということです。酸ヶ湯温泉に宿泊した朝は、女性は時間配分に気を付けないといけません。

朝食会場入り口です。夜は夕食会場にもなっているようです。

広い店内。

さて何を食べようかな♪

ソーセージやスクランブルエッグの他に芋煮的なものがありました。

豆腐と筋子。

漬物各種。

生野菜。

奥の方にはお粥もあります。

パンと、

コーヒー、紅茶。

ジュースは青森らしくりんごジュース。

ぴーはよくあるメニューで一応美味しそうなプレート作ってきました。

ぱーは食べたいものがありません、、、

ぴーぱー共に、以前の印象が “さすが酸ヶ湯温泉の朝ごはんはすごいなー” だったので、今回はちょっと拍子抜け。

ぴーぱーが贅沢になったのか、酸ヶ湯温泉が朝食の質を落としたのかはわかりません。でも “これなら次回は朝食なしでいいや” というのが2人の共通の感想でした。

泊まった感想

濁り湯好き、いえ温泉好きなら1度は行きたい酸ヶ湯温泉。お湯はもちろん素晴らしいのですが、人が多すぎるのが難点です。

館内は常に人でいっぱい。夕食会場もチラッと覗いてみましたが、すごくガヤガヤしてました。

もう少し人が少ないと最高なんだけどなぁ、、、、

でもトイレ付きの部屋を作ったりして、より良い環境を作る努力をしているのは素晴らしいと思います。そうしてずっと、お客さんが絶えない酸ヶ湯温泉であり続けるのでしょうね。でも朝食バイキングはもう少し改善してほしいです。

次回宿泊する時は、旅館部部屋食で夕食レポをするか、湯治部三号館の感想をお届けできたらと思います。



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