山県館(川浦温泉)

2017年5月訪問
今回ご紹介するのは、川浦温泉 山県館です。
じゃらんnetで山梨県の温泉を探していて、偶然発見しました。”都心から90分で手に入る秘湯旅情。43.6℃の源泉を加温加水など一切手を加えず100%かけ流し!” という凄そうな温泉です。
地図で確認すると、以前立寄り湯したことのある三富温泉のもう少し奥です。中央自動車道の勝沼ICから決して近い距離ではありませんが、行ってみることにしました。
勝沼方面から向かうと、ちょっとわかりにくい入口です。
駐車場に入ると係の方が待機していて、駐車場所を指定されました。駐車場はそれほど広くないようです。

荷物を持ってもらい、入口へ向かいます。

純和風の館内。

中に入るとロビー横の喫茶スペースに座るよう促され、

宿帳を記入しながらぶどうジュースを頂きます。

フロントはチェックアウトの時だけ立ち寄りました。

お土産コーナーもありました。

お部屋
ジュースを飲み終わるとお部屋に案内してくれました。
ぴーぱーの部屋は清流亭3Fの寿山。玄関が2Fなので、1つ上の階です。

今回じゃらんから予約したのは
プラン名:【プレミアムフライデー】都心から90分の秘湯気分!名湯で寛ぐ週末!
部屋タイプ:和室8畳
金曜日泊:1人 / 11,500円


なんとお部屋をアップグレードしてくれたそうです♬

入ると手前に前室があり、

奥が10畳間です。1番安いプランを選んだだけだったので部屋タイプを把握していなかったけれど、予約したのは8畳間でした。

角部屋だから明るいです。

広縁には洗面台。

反対端には冷蔵庫。

この冷蔵庫スゴいです。私物を入れるスペースは一切ありません。

飲み物の値段表。

もう1つの窓からは駐車場が見えます。


お茶菓子はぶどうゼリー。部屋の鍵が2本あるのは嬉しいサービス。

金庫、湯沸しポット、冷水ポットもあります。

前室に化粧スペースが設けてありますが、暗くて使えないのが残念。

同じく前室にクローゼットがあります。


化粧スペースの奥にトイレ。


全館図です。
小さくて解りづらいかもしれませんが、やっぱりこの部屋は並びの部屋より広いです。『今日はお客さん少ないのかなぁ?』と思いましたが、後から並びの部屋にお客さんが案内されてきました。

「Wifi全館完備」とのことですが、Wi2フリーが飛んでていて繋がり方が微妙。タイミングによってはかなり遅く、快適な環境とは言えませんでした。
大浴場 せせらぎ之湯
楽しみにしていたお風呂に行ってみましょう。
お風呂の説明は公式サイトにも詳しく掲載されてます。

このブログを書くにあたり、もう1度公式サイトをよく読んでみたら “各風呂場での飲酒・撮影は厳禁です” の注意書きを発見!知らなかったので撮っちゃいました、、、。そういうことは、脱衣所に書いておいて欲しいです。仕方ないので、各お風呂とも浴室前までの写真でご紹介します。
大浴場にはフロントへ行くのとは違うエレベーターを利用します。


お風呂は全て1Fにあります。

1Fでエレベーターを降りると、この案内が。

まずはせせらぎ之湯へ行ってみましょう。

せせらぎ之湯の入口近くには喫煙所があるので、ちょっとタバコ臭いのが困りもの、、。

武田信玄公は「隠し湯」をたくさんお持ちです。


入口を入るとお水がありますが、蛇口から出るお水は冷たくありません。冷水が飲みたい場合はジャグのお水をオススメします。

休憩コーナー。

「源泉湯宿を守る会」って最近よく見ますよね。パンフレットをもらってきたので読んでみたら、なんと「秘湯を守る会」を運営している朝日旅行社の企画だそうです。
会員宿を見てみると「秘湯を守る会」の会員宿と重複しているところが多いです。「源泉湯宿を守る会」にはスタンプ帳はないようです。


分析書。

詳細な分析書の他に、


このような解りやすい説明書きも掲示されてます。

じゃらんによると、鎌倉時代から伝わり武田四天王山県昌景公の子孫が第15代目当主を務める歴史ロマンと5つ星の名湯の宿です。とのこと。

脱衣所。

脱衣所は、男女入替を想定してアメニティは両方置いてあります。

せせらぎ之湯は、やや小さめのお風呂です。この時間帯は岩風呂が混浴なので、女性用の大浴場を広い方にしてるのかもしれません。
内湯と小さめの露天が付いてます。源泉はそれぞれ違って内湯が一号泉、露天が二号泉だそうです。でも、それほど違いは感じません。ちなみにシャワーも温泉です。ほんのり硫黄臭がしました。
大浴場 薬師之湯
続きまして、薬師之湯をご紹介。薬師之湯だけ反対方向に進みます。


こちらも入るとすぐに、お水があります。

休憩コーナー。

こちらにも「源泉湯宿を守る会」関連のものがたくさん置いてあります。

シンプルな説明書き。

このドアからは、直接露天風呂へ出られます。


アメニティは一緒です。

薬師之湯は内湯がかなり大きくて、お湯がザーザーと溢れています。入った瞬間に驚くほどのオーバーフローです・:*+.\(( °ω° ))/.:+
露天風呂も2つあるし、混浴の岩風呂なんか行かなくても全然OK。ぱーはこのお風呂、かなり気に入りました。
ただ、せせらぎ之湯同様気になるのはジャグジー。公式サイトの薬師之湯の写真を見ると全面ジャグジーのようになっていますが、実際はほんの一部だけです。それがせめてもの救いです。せっかくの良質なお湯に、ジャグジーを付けるのは如何なものかと思います。
薬師之湯の露天は2つとも深めの岩風呂で趣きがあります。源泉はせせらぎ之湯同様、内湯が一号泉で露天が二号泉だそうです。
信玄公岩風呂 渓流雅之湯
最後に信玄公岩風呂です。

岩風呂は混浴です。女性専用時間帯もあります。

右側の階段の下が貸切風呂のようです。有料なのでぴーぱーはパス。

岩風呂はちょっと遠いです。この通路、ぴーぱーの部屋から見えます。

それがこれ⇩

長い通路を通って岩風呂に降りるエレベーターに到着。お風呂は全て1Fと書きましたが、貸切風呂と岩風呂はB1Fになります。
岩風呂は混浴なだけに、禁止事項が事前にちゃんと書いてあります。バスタオル着用も禁止だそうです。

エレベーターでB1Fに降りて、さらに階段が続きます。

遠いなぁ。

着いた。あ、誰もいない!


岩風呂の源泉は一号及び二号。混合泉なのか、浴槽によって違うのか?

女性用専用の脱衣室は少し手前のあちら。中を覗いたけど誰もいません。

混浴時間帯にぴーが入った時も、誰もいなかったそうです。
浴槽は3つに分かれています。もしかしたら浴槽によって源泉が違うのかもしれません。シャワーも1つあります。
公式サイトの写真を見るとわかりますが、各浴槽ともまずまずの大きさです。でもお湯はキレイな透明なので、このお風呂にバスタオルなしで混浴するのはちょっと無理では!?男性だって、入って来られたら逆に迷惑じゃないないかと思います。
そう考えると混浴の場合はたいてい女性専用時間帯があるから女性はのんびり入れますが、男性は常に混浴だから落ち着かなくて可哀想ですよね。
夕食
夕食会場は同じ3Fの御所の間です。
“会場食” に躊躇したけれど結局予約したのは、他の人の口コミで「夕食会場は隣席とのスペースが広くてのんびりできた」と書いてあったから。
確かに余裕がありますね。

ガランとしてるくらい、ゆとりがあります。


本日のお品書き。
他のプランを見ても、そんなに食事の内容が変わるわけではないみたいです。牛肉の溶岩焼きが付くプランか、こちらのスタンダードプラン。

お造りの鮮度はまずまず。ビール1本頼みました。

飲み物メニューはこちら。

お造りに続いて山女魚の塩焼き。

桜海老真薯。


これがメインになるのかな? 牛肉が2枚。

それとすき焼きの具材です。

揚げ物は可愛い量。

ご飯とお吸い物。

デザートは勝手に部屋に持ち帰りました。

値段相応な内容でした。同じ部屋には若いカップルが多かったです。みんな同じ安いプランなのかもしれません。宴会場はいくつかに仕切られていて、隣の部屋からは家族連れの賑やかな声が聞こえてきました。
駐車場係りの男性や最初に部屋まで案内してくれた女性は落ち着いた雰囲気で『さすが老舗』という感じでしたが、夕食時のスタッフは若い女性でなんとなく不慣れな感じ。アルバイト?それとか新人かな?
部屋に帰るとお布団が敷いてありました。

朝食
朝食は夕食とは違う会場です。1Fの笛吹の間。

朝食会場は夕食と違ってみんな一緒の様子。

写真を撮っていたら、早く座るよう促されました。朝食会場のスタッフはベテランな感じです。

席に着くと「お茶置いときますねー」と目の前にドン!と急須を置かれました。
ぱーは目が点(・ω・) えっと〜そしたらご飯はどこに置くのかなぁ?( ・∇・;)

どうするのか興味があったのでそのまま放っておいたら、その後にご飯とお味噌汁持ってきた人が『ギョッ!』としているのがわかりました。
「狭くてごめんなさいね〜」と言いながら急須を手前に動かします。そして無理やりご飯と味噌汁を置いていきました。

そもそも2人席のテーブルの狭さがヒドいと思うんです。
横に、お茶や紙ナプキン等をのせるサイドテーブルを1つ置くべきではないでしょうか?

ムッとして写真がブレてます、、、

あんまりよく覚えていませんが、写真を見ると最初は温泉粥が出されたようです。
見た目は悪くないけれど、とにかく狭くて “朝食を楽しむ” ということはできません。この点は改善を望みます。
泊まった感想
とにかくお湯は良いです・:*+.\(( °ω° ))/.:+ キレイな透明のお湯がザーザーと溢れているのは素晴らしいと思います。
ただ宿泊料金が安いせいか、食事はやや少なめな印象。食事プランのバリエーションも少ないので、それほど食事に力を入れてないのかもしれません。部屋食プランが少ないのも残念です。
そうは言ってもお湯は良い。そのうちまた行っちゃうかもー♪


妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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