リヤヒーターホース 再交換

「下みちの旅 北海道」の途中、よりによって日本最北端の地・宗谷岬でクーラント漏れが発生したディビーですが、
漏れているリヤヒーターホースのベルトを増し締めしたにも拘わらず、結局帰るまで直りませんでした。
その様子は↓。

でも漏れは断続的で、2、3日止まったかと思うと、再び漏れたりの繰り返し。
漏れる量も、一晩で直径5cmくらいのシミが地面につく程度の少量なので、
稚内のオートバックスで購入したクーラントは、一度つぎ足しただけですみました。

でも帰宅後すぐに交換作業開始!

まずは車体下にもぐって現状確認。
ここはかつて純正ホースが寿命を迎えたので、コンチネンタル製の汎用ホースを取り付けたカ所です。
(その時の様子は(↓)参照)

2本あるホースの1本から漏れています。

落ちそうで落ちない一滴が付いていました。


漏れカ所は、ホースを車体側のパイプに刺してある所です。
ここは元々バネ式に締まるホースバンドが使われていたのですが、
ホース交換の際に間違って、ネジで締め込むタイプのバンドを使ってしまったのです。
(↑の投稿へのコメントで、としおさんからご指摘頂いたカ所です。案の定そこから漏れました・笑)

やはりネジ締めタイプのバンドを使ったのが原因だろうか?

さっそくホースをバイスクランプで挟んで止血します。

ホースを痛めないようにぼろ切れ巻いてから挟みます。

そしてバンドのネジをゆるめる。

ホースが外れたら、車体側パイプにすかさず栓する。

外したホース側。

クッキリ付いたバンドの跡が、少々痛ましい。

コンチネンタル製ホース拡大。

茶色いのは交換時に塗った漏れ止めの液体パッキン。
交換後6千キロしか走っていないのでゴムの劣化は見られません。

漏れの原因がハッキリしないので、念のためホースごと交換することにしました。

古いホースを切り裂いて抜く。

新しいホースを同じ長さに切る。

ホースは手許に残っていた同じホース。

今度こそバネ式バンドをはめて、、、

車体側パイプに付いていた液体パッキンのクズをキレイに取り除く。手が入りにくく掃除しにくかったです。

ホースを刺し込む。

今回は液体パッキンは塗りませんでした。理由は元々塗られていなかったし、また交換するハメになった時に、掃除が面倒だから。

最後に、減ったクーラントを補充して作業終了。

これで様子見です。

これで再発しなければ、やはりバンドが原因だったのでしょうか?
もし再発したら、ネジの締めすぎでパイプが歪んだか、またはホースの品質が原因か?
じつはこのホース、ゴムの厚みがブリジストン製より少々薄いのですが、そのせいでパイプへの密着度が弱いのかも。

でもそもそもホースバンドのネジ式とバネ式の使い分け方が解りません。
バネ式は常に締まり続けるので、経年劣化でゴムがやせても漏れにくいと言うのは解ります。
また柔らかいアルミパイプを、ネジ式で締めすぎるとパイプをつぶす恐れがあるのも頷けます。

でも同じリヤヒーターラインの中で、ネジ式とバネ式の両方が元から混在しているのです。
同じようなアルミパイプにゴムホース刺してる所にネジ式が使われているカ所もあるのです。
いろいろ調べると、バネ式は製造工程でネジ締めしにくいカ所に使うことが多いとの記述も。
日産はどう使い分けているのか、、、。

まあDIYerとしては、バネ式の所にはバネ式を、ネジ式の所にはネジ式を、そのまま素直に使えば間違いないのですが、やはり理由を知りたいのです。理屈っぽいオヤジ的には・笑。