ボルト一本に4千円も出せるかい!

デイビーのスペアタイヤ取付けボルト3本の内1本が折れてしまった件(↓)のその後です。

ホムセンで65円で買ってきた普通ボルトでとりあえず締めて、
「すぐに純正ボルトに取り替えよう」と思ってはいたものの、気がつけば随分と経ってしまいました。

もちろんこのままでは強度不足なので危険です。
もしも走行中にスペアタイヤが脱落でもしたら大変です。
早く直さなければと思ってはいたのですが、踏み出せないでいたその理由は、

純正ボルトは一本4千円もするからです。

なぜそんなに高いかというと、カギ付きだからです。

よりによってカギ付きの高いボルトが折れたのです。

でも強度不足はマズい。事故起こしたら整備不良で責任問われるかも。
他のホムセン行ったら、強度区分10.9のM10ボルトが150円で売ってるのを見つけたので、
10.9でもまだ若干強度不足だけど、それ付けてまあいいことにしようか、、、
でもスペアタイヤ外すのに、タイヤレンチの他にM10ボルト用の14mmソケットが必要なのは、パンクという緊急時にいかがなものか?もしもソケット持っていなくてタイヤが外せなかったらシャレになりません。

いろいろ悩んだ結果、

カギ無しの純正ボルトを買うことにしました。

つまり他の2本と同じボルトを買って、3本とも同じにするのです。
このボルトなら、強度的には問題無いし、タイヤレンチさえあれば外せるし、値段もMonotaroで送料込みで約千円。まあ許せる金額です。
と言うことで発注しました。

ところが数日後、

欠品でキャンセルされました。

日産から次回納期未定の連絡があったそうです。
でも諦めきれないぴーよしは、ダメ元でAmazonで注文してみました。こちらは送料込みで1,900円。
少し高くなったのが不満ですが、果たして届くのか?

結果、一週間後に届きました。

AmazonもMonotaroも、日産から取り寄せてるのだと思いますが、何故Amazonだけ届くのか?
このサファリY61は、発売から18年くらい経ちますが、輸出向けにはいまだ絶賛国内生産中の超ロングセラー車なので、“次回納期未定” なんてあり得ないと思うのですが。

では作業開始!

と言ってもボルトを交換するだけですが。

これがスペアタイヤ。問題のインチキボルトはココに付いている。

拡大するとこう。

でもここまでガンバッてくれてありがとう!

14mmソケットでゆるめて、、、

つまりこのソケットレンチを常に車載しておかないと、いざというとき外せないのでモンダイなのです。
でも防犯上の観点から言えば、スペアタイヤを盗もうとしても、予想外の工具が必要なので多少安全かも。特にアフリカにいそうなレベルの低いドロボウさん相手には有効かも。
ならいっそ六角穴のヘックスボルトや星形穴のトルクスボルトにしてしまおうか、、、それはさすがにやり過ぎです・笑。

外れた。

規定トルクの二倍以上の40N/mで締めていたのですが、ボルトに異常は見られませんでした。

新しいボルトにかじり止めのグリース塗って、、、

84N/mで締める。

何故84なのかと言うと、トルクレンチの目盛りの切れ目がいいから・笑。

いい加減な理由です。結局ここの適正トルクは不明のままです。

と言うことで、めでたく純正ボルト3本で固定できました。これで強度的には安心。

でも防犯的には全く無防備になってしまったので、
手持ちのワイヤーと南京錠でロックすることにしました。

ワイヤーをブラケットとホイールに通して、、、

南京錠は、信頼のアルファ。しかもステンレスのストロングタイプ。Made in Japan。

ところが横から見るとはみ出している。
格好悪いし、何かにひっかっかったら危険です。

そこで試行錯誤の末、はみ出さないようにワイヤーの通し方を変える。

これで安全。

タイヤカバー付けてもワイヤーが出っ張ったりしません。

最後に、南京錠のキーをダッシュボードに入れる。
コレが無いと、パンクした時にスペアタイヤを外せないので、チョー大切です。

結局、14mmソケットレンチを常備しておく必要は無くなりましたが、代わりにキーを常備することになってしまいました。
そう考えると、オリジナルのカギ付きボルトは、車のキーで解錠できるので、新たな常備品を増やすこと無くスペアタイヤを外せるので、理にかなった仕組みですね。

お小遣いがある方は、四千円のカギ付きボルトを購入することを、強くオススメします・笑。