エアバッグ修理〜1 バラバラ編

※「下みちの旅 北海道」に割り込みで、ぴーぱーの最近の様子を紹介するシリーズです。

デイビーのエアバッグ警告灯が点滅する話しは以前に紹介しましたが(↓)、

昨年秋の北海道車泊旅でも、本州から函館に着いて気温が低くなったら、やはり点滅し始めました。
気温が低くなると、いつも再発するのです。(↓)

じつはその後、北海道旅の間、ずっと点滅しっぱなしだったのです。
どうせリセットしても寒いからまたすぐ点くし、
点滅コードによれば「さっきは調子悪かったけど、今は問題アリマセン」という意味だったからほっといたのです。
もう赤ランプが点滅してても、

ゼンゼン気にならなくなりました。

でもそれではさすがにマズいので、帰宅後ようやく重い腰を上げて直す事にしました。もちろんDIYで。

でも故障原因がわからないので、今回はエアバッグ関連の部品を可能な限り全部チェック&メンテしていこうと思います。
果たして今度こそ直るのか???

では、最初はエアバッグコンピュータです。

コンピュータの電子基板に何らかの不具合があるのでは?と思ったからです。

修理方法は、メーターパネルを修理したときと同じで、

①電解コンデンサのチェック、交換。
②それ以外の電子部品チェック
③プリントパターンの腐食、断線チェック
④全カ所再ハンダ付け

メーターパネルの時は、この方法で基板のハンダ浮きが見つかって、それを再ハンダ付けしたら見事に直りました。
なので、それに味をしめて今回も同じ方法でやってみます。

まずバッテリー端子を外して一晩放置。エアバッグ回路内に残っている電力を自然放電させて、作業中の暴発を防ぐためです。

一般的にはマイナス端子だけ外すようですが、手許の「MAX KLLERY NISSAN PATROL Repair Manual」には、プラス・マイナス両方外すように書いてあるのでその通りにしました。ここは安全第一 ←エアバッグの不具合を放置していた人が今さら言うセリフではないですけどネ!

明けて、翌日。
エアバッグコンピュータは、このへんにあるらしい。

センターコンソールの奥の奥。

となると、アレやコレやを外さなければならないのは想像に難くありません。
内装パネルの重なり方を見て、最初にどれを外すのか検討を付けて、、、

最初は副変速機レバーのノブをクルクル回して、

取る。

次にセレクターレバーのノブのネジ外して、、、

でも取れない。ナンで? と思ったら、、、ネジ二つで留められていました・笑。

抜けた!

パネル横のタッピングビス外し、、、

灰皿下の、

ネジ取って、、、

その奥に隠れているツメを、、、

手前に引っ張ると、、、

このツメを探すのに5分かかります。

ようやく一枚目が持ち上がる。

でもこれ以上持ち上がらない。
よく見たら、裏側に刺さっているコネクターを外さないと、、、

コレと。
これら。アンテナ、ヘッドライトウォッシャー、SNOWモードスイッチの3つ。

ようやく一枚目が外れました。
ここまで30分。一息入れます。
寒い日に内装パネル外しをやると、プラスチックが硬くて割ってしまったり、割れた拍子にケガしたりするので要注意です。
できれば暖かな季節にやった方がいいです。
特に古い車のプラスチックはもともと硬化気味なので休みながら慎重に冷静に。

さてここから先は、このペースで紹介すると非常に長くなるので、写真多め、文字少なめでお送りします。

外すと。
外れて。
コネクタ抜く。
ネジ抜いて。
ガバッと外して、
裏側のコネクタ抜くと、
外れる。
ネジ4本外す。
コネクタ抜く。
外れる。
燃料タンクオープナーとボンネットオープナーのレバーのボルト4本外し、レバーを外す。
このネジ外すと、
外れる。(ピンでも何カ所か刺さっています)
この2本ゆるめる。外す必要はありません。
ネジ2本外す。柄の短いプラスのスタッビドライバーでないと外れません。
次にグローブボックス外す。周囲のネジ7本外す。(下に2本。残り5本はボックスを開けると周囲にあります)
取れる。つながっているコードは、後付けのETCのコード。
するとコレが取れる。コレで内装パネルは外し終わり。
さらに助手席側から見るセンターコンソールのナット3個取る。
ケーブルの太い束を固定しているコレをペンチで挟みながら押して抜く。
するとこの金具が取れてスペースが空く。
その奥にあるヒーターダクトを外す。(ツメではまっているので、ツメを外して引っ張れば外れます)
外れたヒーターダクト。

いや〜長かったです。最終的にこうなりました。バラバラです。
ここまで半日。疲れました。
同型サファリに乗っている人にしか参考になりませんが、お付き合いありがとうございます。

元に戻せるのか???

ちなみにぴーは、分解過程を写真に撮っておいて、組立時はそれを見ながら組み立てます。
そうしないとネジが一本余ったりします・笑。

ようやくエアバッグコンピュータが見えました。

とうとう見つけたぞ!

ここでグローブボックス上の助手席エアバッグのコネクターを念のため抜いておきます。
作業中に暴発されたらイタそうですから。

エアバッグ関係のコネクターは黄色なのですぐわかります。これは各車・各メーカー同じです。

それから念のためヘルメットも被りました。

仕事の現場や登山で、たまに使っていたヘルメット。ドカヘルですが、コレだけでも安心感が違います。

準備が整ったので、コンピュータを外しにかかります。
本体は、4本のボルトで固定されていました。

ラチェットレンチでボルト外し中。ココのボルトは車によってはトルクスボルトが使われているようですが、日産サファリは普通の六角ボルトでした。

外れると、本体後ろにコネクターが三つ刺さっていました。

おっかなびっくり抜きました。

誤挿入防止に、コネクタに右・左・C(センター)と書きましたが、コネクタ形状が3つとも違うので誤挿入できないようになっています。

やっと取れた!

コンピュータがバラバラになるかと期待しましたか? それは次回です・笑。

つづく