ステアリング ゴムブーツ交換1
「パナールロッド ブーツ修理2」のつづき
ゴムブーツ破れの修理は続きます。
今回は前輪のステアリングリンケージ関係のブーツを全交換します。
この4本です。
ブーツの状態を、代表写真で紹介すると、、、
ブーツ周囲も割れています。他のブーツも似たり寄ったりです。
作業開始!
まずジャッキアップして、前輪を外します。その方が作業がしやすくなります。
(最初、外さないで作業したのですが、ムリでした)
ロッド本体を外す前に、パナールロッドに何かのケーブルが固定されているのを外します。
ではナット掃除。
精密ドライバーでも掃除。
556浸透。ここまでは毎度お馴染み作業です。
ゆるみ止めの割ピンが付いているボルトは、ラジペンで曲げて伸ばしてピンを抜く。
そうしたら、ナットを次々ゆるめます。
ここまでは全部順調にゆるみました。
ところが抜き取るのが大変でした。
何しろ各ロッドのテーパーシャフト(円錐形の軸)が、どれも穴に貼り付いて抜けないのです。
まずここは、ギヤプラーで引っ張ったら何とか抜けました。でもプラーのボルトが少し曲がりました。
ここは火あぶりしてから、、、
プラーかけてハンマーで横から殴って取る。
極めつけはココ。パナールロッド。
後ろへボルトを抜こうとしたら、、、
ボルトの頭がデフに当たってつかえて抜けません。
キレかけましたが(笑)、少し頭を冷やして、、、ジャッキで持ち上げてみました。
サスペンションの上と下の位置関係が動いて抜けました。ホッ。
で、パナールロッド取れる。
あとは、ステアリングダンパーの2つのボルトだけなのですが、これがどうしても抜けません。
ピッタリ固着しているようです。
プラーでダメ。そもそも形状的にプラーがしっかりかからないのです。
当て木してひっぱたいてもダメ。
しょうがないので他のロッドとつながった状態で車から外し、、、しばし考える。
まずは万力に固定して、、、
火あぶり、、、ダメ。
家の土台とブロック塀の間に挟んでジャッキで押す、、、ビクともしない。
車体をジャッキで持ち上げて、その下に入れて車重で押す。2t弱くらいで押してると思うのですが、、、効かない。
あっ、この手はどうだろう。電磁調理器で加熱、、、ゼンゼン熱くならない。
結局、プラーが外れないように、別のレンチで押さえて、引っ張りながらハンマーで殴ったら、、、
取れた!!
これが取れたブツ。
後ろのパナールロッドも一緒に記念撮影。全5本。
まるで体育の鉄棒です。
試しに重さを量ってみると、、、全部で22kg。
ブーツの方はこんなカンジ。
じつはここまでの作業に3日かかりました。疲れた、、、。
次回はいよいよブーツを交換します。
【つづく】
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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