エアバッグ修理〜3 シート下コネクタ編

※「下みちの旅 北海道」に割り込みで、ぴーぱーの最近の様子を紹介するシリーズです。

2コンピュータ バラバラ 編のつづき】

ところでYouTubeってスゴイですよね。

ぴーも車の修理方法がわからないときは、いつもYouTubeで調べています。
ブログでも調べますが、写真よりも動画の方が圧倒的にわかりやすいです。
この点においては動画の勝ちです。認めます。

なのでエアバッグ修理に関しても、視てない動画はもう無いかもと思うほどYouTubeを視まくりました。
デイビーのエアバッグはまだ直っていませんが(2022.02現在)これ以上、新しい情報や修理方法は見つからないかもと半分諦めモード。
修理は八方ふさがりか?、、、と思ったのですが、
ふと気付いて、

英語でYouTubeを検索してみました。

キーワードは、“airbag” “repair” “DIY”等です。
そしたらナント、これまで視た事がないエアバッグ修理の動画があるわあるわ。

現在の世界人口は約80億人らしいので、大雑把に言って日本の80倍です。
つまり世界には、80倍の “車修理ダイスキ人間” がいるわけで、その人たちの知識、経験、成功、失敗が、YouTubeにはあふれている訳です。コレを視ない手はありません。

もちろんどの動画も英語ですが、日本語字幕をONにすれば問題ありません。
多少こなれていない日本語ですが意味はわかります。
字幕が出ない動画もありますが、映像だけでも充分参考になります。

と言う事で、エアバッグ修理の英語動画を視ていたら、

シート下のエアバッグコネクタが接触不良になりやすい。

と言う内容の動画を見つけました。(↓)

投稿者のオジサンが言うには、

「運転席と助手席の下にはサイドエアバッグのコネクタがあって、
シート下に物を置いてシートを前後させると、コネクタに物があたって接触不良を起こして、警告ランプが点くんだ。
でもそんな時は、コネクタをグリグリすればカンタンに直るぜ!」

だそうです。

こう言う情報は、ぴーが視た限りでは日本の動画では見当たりませんでした。
他にも、エアバッグ故障では定番のハンドルのクロックスプリング断線を、断線カ所をハンダ付けして直している人もわんさかいます。まさかクロックスプリングをDIYで直せるとは思いませんでした。目からウロコもんです。

ではさっそく作業開始!

※まずバッテリーコネクターをプラスマイナス両方外して一晩放置。コレ重要!

翌日。
運転席と助手席の下にエアバッグ関係のコネクタがあるそうです。

助手席下をのぞいてみると、エアバッグの黄色いコネクターが二つ見つかりました。

デイビーの場合もご多分に漏れず、助手席下にブースターケーブルと三角表示板を入れているので、これらがコネクターに当たっていたかもしれません。

手を刺し込んでコネクタを抜こうとしたのですが抜けません。

しょうが無いのでシートを外す事にします。

シート後ろのプラスチックカバーを外す。(ツメではまっているだけです)

現れた二本のボルトを外す。

カンタンです。

前側はこの二本。

外すと、、、

シートが持ち上がり、

作業がしやすくなりました。

なんだかサビてる。なんで?

コネクタは、一つはサイドエアバッグインフレーターへ、もう一つは助手席に人が座ったかどうかを検知するセンサーにつながっているハズ。どっちがどっちなのかはわかりません。
ちなみにそのセンサーは、シート座面の下に液体が入った袋があって、人が座ると重みで液体の圧が高まるのを検知しているらしいです。圧力センサーですね。

コネクタを金属ステーから外して、、、

抜く。

二つとも抜く。

エアバッグのコネクタは、抜け防止のために二重ロック機構が付いてると聞いていたのですが、普通にツメを押して外すだけでした。

他にもエアバッグコネクタには、差し込み不良を検知してコンピュータに伝える「半かん合検出機構」、作業中の暴爆を防ぐ「ターミナルショート機構」など、信頼性、安全性向上のための機構が付いているらしいです。

どれがそれらの機構かな?と思ってコネクターをのぞいてみると、、、

「ショート機構」はすぐ解りました。
コネクターを抜いた状態では、二つの端子に金具が触れてつないでショートさせていました。これにより端子間に電位差が発生しないようにして、作業中に誤って片方の端子に静電気を帯びた工具で触れてもインフレーターが暴爆しないようにしているそうです。
「半かん合検出機構」は、ちょっと解りませんでしたが、このコネクタにはケーブルが二本しかつながっていないので、その機構は付いてないのかもしれません。
他にも差し込みが甘いと、バネの力でコネクタがわざと抜けるようにしてあるのもあるそうです。
エアバッグのコネクタはいろいろ考えられているのですね。

作業を進めます。

ブロアーでホコリ飛ばす。

ホコリは特に付いてはいませんでしたが念のため。せっかく分解したのですから、、、。

接点復活剤を、、、

綿棒に付けて端子を磨きます。
メス端子の方(穴があいている方)は、オス端子に復活剤を少し付けた状態で、コネクタを数回抜き差しして掃除します。穴に直接ブシュッとスプレーする荒技には出ない方がいいと思います・笑。

戻して終わり。

あ、ついでにシートを固定していたボルトを磨いたり、シート下にも掃除機かけました。
シート下には掃除機が届かないゴミがずっとたまっていたので、これでスッキリしました。

この作業を助手席と運転席の両方に行いました。
で、その結果は、、、

直りませんでした。再発しました。

オジサンのウソつき!
まあきれいに掃除して気持ちが良くなったのでヨシとします。

英語のYouTubeは、確かに情報量が豊富で役に立ちます。
でもこうやって人は、YouTubeのせいで(いえ、お陰で)、DIYの泥沼に益々ハマって行くのですね・笑。

ブースターケーブルと三角表示板も、元通り助手席下に戻しました・笑。

【つづく】