燃料メーター直した!〜2道具と修理方法

1針取り」のつづき

修理を始める前に、必要な道具と修理方法を整理します。

■ハンダごて

ぴーのハンダごては30Wです。普通のハンダごてです。
これで充分ですが、こて先が丸くなってきたので、ヤスリで削って細く整える。

銅がキラキラ美しい。

さらに先端の片側を平らに削って細くする。

このように削ると、細かいカ所も作業しやすくなる。細いこて先を買わなくて済みます。

少し加熱して、ハンダを表面に馴染ませる。

少し低めの温度で馴染ませるのがコツ。
チンチンに熱くなってからやると、ハンダが弾かれてしまいます。

■テスター

これも無いと始まりません。

ぴーは、デジタルとアナログ二つ持っています。
左のデジタルは仕事の現場で使ってきたヤツです。(と言っても、現場のコンセントに電気が来てるかどうかの確認にしか使った事ありません・笑)
小さいですが、決してオモチャではありません。性能はしっかりした本物です。世界旅にはコレを持っていく予定。

右のアナログは、子どもの時分テスターが欲しかったのですが高くて買えなくて、オヤジになってからその反動で大人買いしたヤツです・笑。
子どもの当時はテスターと言えばアナログだったので、アナログにずっと憧れていたのです。でもアナログテスターは安いので大人買いと言っても一万円しませんでした。

アナログは、コンデンサが生きてるかどうか充放電の様子を針の動きを見ればわかるので便利です。また接触不良箇所が付いたり離れたりするのも針の動きでわかります。それ以外は、デジタルの方が圧倒的に数値を読みやすいので、九割はデジタルの登板です。時代の流れですね。

二つとも信頼のサンワ製。優秀なテスターです。

■ルーペ

基板の細かい所を見るために必要です。
肉眼ではムリです。村岡カーリペアでは80倍の顕微鏡を使っているそうです。
そんな高価な物は持っていないので、手許にあった15倍のルーペを使いました。倍率的には非力ですが、あるとないでは大チガイ。

フィルムカメラの時代に、フィルムの画像チェック用に使っていました。20年の時を経て再び登板するとは、、、。

持つ向きが上下逆ですが、正しく持つと基板上の部品にぶつかってピントが合わない。
逆にすると基板から多少離してもピンが合う。

こんなカンジに見えます。

ただし眼が疲れます。

■修理方法

村岡カーユニットリペアの修理ブログで勉強させていただいて、ぴーなりに修理方法をまとめてみました。
今回は下の4つの作業を行います。

①電解コンデンサのチェック、交換。
②それ以外の電子部品チェック
③プリントパターンの腐食、断線チェック
④全カ所再ハンダ付け

プロには、これ以外にもブログには書かなかった作業があるかもしれません。(たぶんあるでしょう)
もし仮にこれだけだったとしても、所詮シロートではプロの作業クオリティにかなうハズもありませんので、同じ作業をしたとしても直る保証はありません。
なにしろプロとは、持っている知識、経験、道具、技術が違いすぎます。

それでも自分でやると、多少の知識や技術も身につくし、車への理解も深まり、次に同じカ所が故障したときに、「この修理はムリ」と思わなくなるので、車世界旅に向けて決してムダにはならないと思います。

そして何より金が掛からない

のがいいですね・笑。

次回はいよいよ①〜④の修理をやっていきます。
つづく